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ヤクルトのドラフト戦略とその意図を参加した仮想ドラフトを元に考察

※PCで執筆した関係上
スマホで読むと改行位置がおかしくて
若干読みづらくなっています。

PCだと読みやすくなっていると思うので、
そちら推奨です。

こちらの仮想ドラフトに、
ヤクルト陣営の1人として参加させていただきました。

そちらの思考開示 兼 筆者のドラフト考察記事となっています。

まずこちらの動画をお楽しみいただいてからの方が
より楽しめるのではないかなと思います!


仮想ドラフトの方針はヤクルト陣営の方々と相談の上
大方を事前に決めました。

今回はその方針や序列付けの思考開示noteでもありますが、
僕のドラフトシュミレーション記事とも兼ねたい都合上
僕の主観もふんだんに盛り込まれています。

このnote=ヤクルト陣営の総意と解釈されると
陣営の他の方々にご迷惑となってしまうかもしれませんので
細部は僕の主観が入っていることを事前にご理解ください。

なお、本記事は1.1万字近くの長編になってしまいましたので
目次だけで大体の概要を掴めるようにしてあります。

その中から気になったところだけチェックとかでも良いかなと。


【仮想ドラフト結果】

1位 佐々木 鱗太郎(花巻東高)
×1位 真鍋 彗(広陵高)
2位 西舘 昂汰(専修大)
3位 尾崎 完太(法政大)
4位 天野 京介(愛産大工高)
5位 山田 脩也(仙台育英高)
6位 星野 ひので(前橋工高)
7位 古田島 成龍(日本通運)

【上位戦略】

※ヤクルトの戦力分析記事に書いたことは
1記事のボリュームを抑えるために省略

そもそもなぜこういう戦略を推しているのか?
についてはこちらをご参照ください。

【基本方針】
・1-2位で将来の中軸を担う候補となる野手を指名したい
・豊作カテゴリの大学生投手から良い投手を狙いたい

1位候補にリストアップした野手

・佐々木 鱗太郎(花巻東高)
・真鍋 彗(広陵高)
・度会 隆輝(ENEOS)
・上田 希由翔(明治大)

計4名

(個人的に明瀬 諒介(鹿児島中央)もここに入るかなと思いましたが
陣営の方々と相談した結果 今回は入りませんでした)

1位候補にリストアップした投手

・常廣 羽也斗(青山学院大)
・細野 晴希(東洋大)
・武内 夏暉(国学院大)
・西舘 勇陽(中央大)
・下村 海翔(青山学院大)
・岩井 俊介(名城大)
・西舘 昂汰(専修大)
・草加 勝(亜細亜大)
・上田 大河(大阪商業大)

以上9名

この中から野手1,投手1で指名したい

これが基本方針でした。

なぜ野手から行ったのか?

2位がウェーバー3巡目ということもあり、
2巡目にも1位クラスの投手を指名できるだろう

野手を欲している球団は1位で先に指名しそうなので
2巡目に良い選手が残っていない可能性の方が高い

→初回入札、ハズレも1位は野手に行こうという方針でした。

ただ

これは選手の絶対評価が浅い素人がゆえの発想とも考えられる

とも思っています。

・1位候補の野手の絶対評価が球団からするとそんなに高くない
・1位候補投手の中で、野手よりも優先したい評価の高い選手がいる

これらのことがある場合、
実際は投手に行っても納得だなとは考えてます。

なぜ佐々木鱗太郎入札なのか?

①欲しいカテゴリの1番評価が高い選手に競合覚悟で特攻の傾向

今回佐々木に入札した一番の理由がこちら。

佐々木と被る点で言うなら
2017年に清宮幸太郎(7球団競合)へ入札しているのが
参考例として大きい。

その他、

18年根尾 昂(4球団競合)
19年奥川 恭伸(3球団競合)
20年早川 隆久(4球団競合)
21年隅田 知一郎(4球団競合)

それ以前で言うなら
斎藤祐樹、高橋周平、藤浪晋太郎、大瀬良大地など

とりあえずクジ引いて競合クラスの選手に行こう!
というスタンスを見せている。

今年で言うと野手が欲しい&佐々木がずば抜けているだろう
と想定したので、佐々木に行きました。

②Ysスカウトが佐々木を野手No.1と報道

①の考えを補強する要素がこちらです。

ソース
ドラフト会議情報局2023:ヤクルト、佐々木麟太郎(花巻東)を1位候補に (liblo.jp)

ただこれはあくまで1スカウトとしての評価
「球団として」ではないかもしれないのが何とも言えないところ。

ただこれが"報道"されているのは、
予想する上でも大きく参考材料になると言えるでしょう。


以前作った画像。今見返すとチカチカして見づらい

なぜハズレ1位で真鍋なのか?

①ヤクルトの真鍋への評価が非常に高いと判断したから

です。

(あと筆者は明治神宮大会で真鍋のホームランを
2本とも現地で見ているので愛着があるから、というのも
1位指名を推薦した理由の1つでもあります笑)

度会や上田希が消えていたのもありますが、
消えていなくても真鍋を優先する予定でした。

というのは、

②ヤクルトは高校生打者を育ててナンボだから

を理由にしています。

結局ここは、
「真鍋,度会,上田希 スカウト評の実態がどうなのか」
も関係してくるわけなんですけどね。

真鍋の内部評価が低かったり
度会,上田希の評価が高かったりすれば、
そちらを優先することになるでしょう。

ヤクルトの真鍋評の例

小川GM「ホームランバッターとしての素質が感じられる。
ボールを遠くに飛ばす体の力が備わっている。
さらに伸びる可能性を持っている」

ドラフト会議情報局2023:真鍋慧(広陵)、阪神・ヤクルト・オリックスの声 (liblo.jp)

8/12日刊スポーツ5面

ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク
「いい打者だと再確認した。マークをされている中で打つのは難しい。バッティングで生きていて、将来的にチームの主軸を打つような選手。村上2世になれるか今後も見極めたい」

ドラフト会議情報局2023:真鍋慧(広陵)、DeNA・ヤクルト・ロッテの声 (liblo.jp)

7/27日刊スポーツ5面

ヤクルト・真鍋への期待

まずはDH,一塁手として二軍の試合に出続けて
打者として大きく育ってほしい。

投手経験もあり肩は問題ないので
サードも練習をしながら、
西村瑠伊斗らと適性を見極めて
最終的にポジションは固めていく。

戸田の試合を見ている限り
西村の守備はまだまだ怪しいです。

特に送球が素人目でも内野手って感じがしない...。

サード挑戦は今しかできないので
やっておく価値は間違いなくあると思いますが、
結局ライトに戻るなんてのも想定はしておくべきでしょう。

度会,上田希を指名した場合

佐々木を外した時点で、
真鍋,度会,上田希の評価を考えてハズレを決めたいです。

今回の仮想ドラフトでは入札時点で消えていましたが…。

もし度会や上田希の評価が高く指名するとしたら、

二軍で二,三塁を練習させながら打撃も大きく育てたい

と考えます。

度会も上田希も他球団なら即一軍で一定の活躍を見せる可能性がある
と思っているので、

本人のことを考えると
他球団に行った方が幸せなのかもな、というのもありますが…。

下でゆっくりの方が良い可能性もありますしね。

特にヤクルトは澤井北村
一軍で使う余地がありながらも 長く二軍で漬けたので

上田度会であっても二軍できっちり調整する未来は見えます。

その場合であれば、特に度会の場合
二塁(三塁)を一緒にやっておいてほしいです。

高校生まではセカンドをやっていましたが、
社会人では実戦優先で外野手に転向?

めちゃめちゃ詳しいわけではないので
あまり大きなことは言えませんが。

二軍で改めて、上のレベルでも通用する
内野守備を仕込むのは おおいにアリだと思います。

(上田は大学ではサード中心,セカンド経験は少しだけ)
(村上よりは上手そうだなと思いながら明治の試合見てます)

以前作っていた上田の紹介画像

仮想の裏話①

細野再入札案もあった

佐々木を外した時点で細野(東洋大)が残っていたので、
そこに行きたい気持ちもありました。

流石に細野級の選手が残っているなら
ヤクルト球団も特攻するだろう
という考えがあったからです。

ただ、

度会上田が入札で消えたので真鍋優先

としました。

細野に行って外していた場合、大きくブレていたので
真鍋を優先しておいてよかったです。
(ドラフトのバランス戦略的には)

2位指名・西舘昂汰

前述の1位リストアップ投手の中で、
残っていた一番上の投手である
西舘昂汰(専修大)を指名しました。

180cm後半の高身長で馬力がありつつ
一定の制球力も兼ね備える投手。

まずは先発から→リリーフに適性が寄っていればそちらでもOK


ヤクルトの西舘評

小川GM「馬力のある投手。
尻上がりにコントロールも安定してきた。上位もありえる」

【大学野球】スカウト11球団25人集結 専大・西舘昂汰が自己最速タイ152キロで3安打完封 S小川GM「上位もありえる」 : スポーツ報知 (hochi.news)

小川GM
「真っすぐの投げ分けが出来ていてすばらしい球を投げている」

ドラフト候補の専大・西舘昂汰が先発 NPB11球団28人スカウト前に4回5安打2失点 - アマ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)


これをきっかけに作った紹介画像

もし上位リストアップ野手を上位指名できなかったら

1位大学生投手→2位武田陸玖(山形中央),横山聖哉(上田西)

を検討していました。

筆者の今年最推し選手で
あわよくば二刀流プランで育成してほしい武田陸玖

打者評価が高いとの評判が多いですが、
僕は投手としても魅力的だと思うんですよね~。

陣営の方々も武田がお気に入りだったようで、
もともとの上位方針に組み込んでも良かったのですが

ヤクルト球団が指名の実現可能性が低いと思っていたので
予備プランの枠に入りました。

横山は身体が大きくて飛距離もある,
投手兼任で肩も強いショートということで、

とりあえずショートとして大きく育てつつ
将来的に一軍戦力との兼ね合いでコンバートも検討

という未来を想定しての予備プラン組み込みです。

橿渕スカウトグループデスク
「走攻守そろっていて、スローイングも素晴らしい」
ドラフト会議情報局2023:横山聖哉(上田西)志望届提出へ、ヤクルトが高評価 (liblo.jp)

8/7日刊スポーツ4面

【中位戦略】

大卒/社卒投手を4位までに2人は指名しておきたい

↓↓

上記登場済み選手や上位候補高校生投手がもし残っていたら優先的に指名

↓↓

松本凌人(名城大)がいれば3位で優先指名

↓↓

宮崎一樹(山梨学院大)が残っていれば4位想定

↓↓

大学生投手/高校生投手選択


中位予定の序列

・大学生投手の序列付け一覧

上位で消えていそう群
(前述)

>松本(名城大) 尾崎(法政大) 木村(九立大) 村田(明治大)

・高校生投手の序列付け一覧

上位で消えていそう群
木村(霞ヶ浦) 坂井(滝川二) 武田(山形中央) 東松(享栄)

中位以下の支配下群
日當(東海大菅生) 早坂(幕張総合) 天野(愛知産大工)

早坂はヤクルトが熱心に追っていそうなのが
方同上からも確認できる。

日當も一応コメントをつけているのを確認。

高身長馬力群
Ex.辻口(日本ウェルネス) 大内(ウェルネス宮城) 清水(樹徳)
※いずれもスカウトコメントの報道を確認

スカウトコメントが出た中からの指名実現が多いと見ているので、序列付けはそこを大きく参考にしている

仮想の裏話②

正直、中位以降のすり合わせが甘かった!


上位で消えるだろう群も、まぁ誰かしら残るっしょ!という甘い想定。


を僕自身はしていて、 あまり細かくはすり合わせを提案していなかった…。

と思ったら、上位で消えるだろう群どころか
松本も宮崎も日當も早坂もドンドン消えていき、

細かくすり合わせがされていない中位でテンパりまくり。

この序列付け、大学生投手は
(最終的に多分こんな感じの序列付けやったやろ…苦笑)

と思ってつけているだけで、明確なものが無かった…。

そんな中、なんとか事前の大筋プランにまとまったのは
良かったというか、一安心です。

3位指名・尾崎完太(法政大)

左投手を優先!というよりは、
事前のドラフト戦略でも書いている通り、
とにかく馬力のある投手を!という意味での指名。
(と、個人的には思っている。)

3位は少々高掴みだったかもしれないと思ったし、
結果論 3位高校生投手→4位尾崎の方が
事前想定通りいけたな
、という気持ちもあります。
(中日ハムが尾崎をどう考えていたかは分かりませんが)

かなりノーコン寄りの左投手ですが、
六大学で三振を取る能力は現役TOPクラス。

即戦力だとは思っていませんが、
ストレートとチェンジアップをきちんと磨いていけば

先発も勝ちパターンも狙える素材型


だと思います。

最近、たまたま作っていた画像
この日の尾崎はシンプルに微妙だった。
理論値評価なら高いけど、相当時間かかりそう…

一応3秋から断続的に尾崎はチェックしています。

というか結局、

見たことある選手でないと推しづらい…。

(今回の尾崎指名は僕のゴリ押しというわけでもなく
陣営内でも尾崎を買っておられる方がいたので しれっと決まりました笑)

仮想ドラフトで地方リーグの選手や社会人が過小評価されてしまうのはそういう点にもあるんじゃないか

と思います。

特に今年は知名度の高い社会人選手が度会くらいしかいませんし。

ヤクルトの尾崎評

橿渕スカウトグループデスク「昨年より球速も出ていたし、成長を感じる。以前はコンビネーションで打ち取る投手という印象だったが、直球の強さも出ていている」

プロ注目の法大・尾崎完太、慶大・清原を150キロ斬り「お父さんがすごいので意識」7回0封 - アマ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

直前で消えた松本 凌人(名城大)

一軍クラスのリリーフが欲しいというのは、
事前記事の戦力分析でも述べている通り。

ヤクルトがリリーフで即戦力にするならこの松本。

と個人的に思っています。

(2-4位枠で現実的に指名可能な投手の中なら)
と枕詞をつけるべきでしょうか。

今回の仮想ドラフトの場合、
直前で西武に指名されましたが泣

大勢,船迫(巨人)剛腕系サイドスローが続けて成功した今、
松本もイケるやろ!とノリノリで思ってます。

高津-林昌勇と、
ヤクルトの伝統でもサイドスローが抑えをしていますし、
しかも今の監督はその背番号22。

松本はシンカーもまだまだイマイチらしいので、
だからこそ高津監督からシンカーを伝授されてほしい!

サイドスロー転向で戦力にした例は
近年でも小澤大下など多くありますし、
(一応蔵本も一時期サイド転向で上手くいきかけた)

もとからサイドとして指名する松本の魔改造
高確率で可能だと思うんです。

ただ流石にリリーフ向きすぎるかな・・・というところで
2位指名に踏み切る勇気はなく。今回はご縁がありませんでした。

と言いつつリリーフで成功率が高いと思うなら
2位で行っても良い人材
だとも思い直しつつもあります。

松本自体は3年生までに比べると評価こそ落ちましたが、
独自性の高さから早めに消えることも十分考えられますし。
(Ex.22年1位翁田大勢が代表的)

流石に全国大会くらいでしか松本を見たことない僕が
そこまで自信を持って2位指名はできませんけど汗

本番ではご縁があると嬉しいですね。
ヤクルトが中位リストに入れているか分かりませんが。

4位指名・天野京介(愛産大工高)

高校生の序列付けで残っていた一番上の投手。

スカウトコメントの報道こそありませんが、
天野はきっちりチェックしていて指名候補には入れている自信があります。

①近年のヤクルトは東海地区枠が強い

画像の通りなので解説は省略

②ヤクルト幹部は東松にご執心→天野も見てるはず

伊東編成部長「楽天の松井裕樹のようなタイプだけど、個人的には先発をやらせたい。高校生左腕の中では、上の位置づけにいる」
ドラフト会議情報局2023:東松快征(享栄)、ヤクルト「個人的には先発で…」 (liblo.jp)

7/17スポーツニッポン7面

小川GM「腕の振りがいい。直球もいいし、変化球にも切れがある。将来性があり、非常に楽しみ」と話せば、巨人・水野スカウト部長も「素晴らしい。直球と変化球のコンビネーションで組み立てられるいい投手」

152キロ左腕、享栄・東松 足つりながら大阪桐蔭を5回零封 大集結スカウト陣にアピール成功― スポニチ Sponichi Annex 野球

橿渕スカウトグループデスク
「大学生を含めても、左投手で球が強いのは希少性が高い」

「1回が全て」ドラフト候補の享栄・東松快征の夏終わる「今度こそと思っていたのに」【高校野球愛知大会】:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp)

これだけ東松を追っているわけですから
東松の指名可能性自体も高いと思っていますが、
それに合わせて天野もチェックしているはずなんですよ。

東松と天野の3年夏の投げ合いは流石に見ているでしょう…

と思っているので、

4位以下で天野が残っていた時に指名可能性はあると予想します。
これらを根拠に、今回の仮想ドラフトでも指名しました。

日當も指名可能性は高めだと思っているのと(理由後述)、
早坂も熱心に見ている寄りだと感じているのもあり、

もし彼らが残っていたら優先していました。
どちらも直前で消えちゃったんですけどね。

4位付近で素材型外野手がいたら…

「外野手は一軍レベルこそ足りているものの
二軍の外野手がガラ空き。そこでゆっくり育てる素材がほしい」

という話がヤクルト陣営内で上がっていたので、

すぐ一軍に出られそう!という選手ではなく
しばらく二軍で漬けるスケールの大きい選手が欲しい

という話になりました。

その筆頭として挙がっていたのが、

Ex.宮崎一樹(山梨学院大)

大学生か社会人かの違いはありますが、
モロ塩見泰隆のようなタイプですよね。

塩見くらいイースタンで無双するかどうかで言うと
そんな気はしませんが・・・。

逆に今年の候補でスケールの大きい外野手は
宮崎くらいしかいない
んですよね。

高校生,社会人も含め、いい選手をスカウティングして
低い順位で指名できると良いのですが。

この考えが、6位の 星野ひので という
外野手の高校生スラッガータイプの指名に繋がります。
詳細は後述。

仮想ドラフト裏話③

横浜・杉山遙希も中位候補にしていたが…

横浜高校は指名しない(できない)ウワサがあるらしい
ヤクルト陣営の中で話題が上がったので、
今回の中位リストには敢えて入れませんでした。

ただ、一応スカウトコメントは何度か出しているんですよね…。

橿渕スカウトグループデスク
「球の速さでなくキレで勝負するタイプ。スライダー、カーブのコントロールが良く、ストライクとボールの出し入れもできている」

ドラフト会議情報局2023:杉山遙希(横浜)に8球団、ヤクルト「キレで勝負…」 (liblo.jp)

7/22サンケイスポーツ5面

情報弱者である素人の僕からすると
貴重な貴重なスカウトコメント
なわけですが、

実際は 所詮スカウトコメント、かもしれません笑

神奈川県大会決勝は僕もチェックしていて、
良い投手だなーと注目していたのですが。

【下位戦略】

・上記で漏れた選手で良い選手がいれば

・高校生遊撃手>捕手外野手 残りで良い選手がいれば

・社会人投手で良い選手が残っていれば

社会人のチェックはほとんどできていないので
今まで以上に序列付けがきちんとできないカテゴリ。

ヤクルトがなんとなく指名しそうだと
報道上確認できる社会人投手は後述します。
(構成の都合で後述)

5位指名・山田脩也(仙台育英高)

高校生遊撃手序列づけ(仮)

横山聖哉(上田西)→百崎蒼生(東海大熊本星翔)

山田脩也(仙台育英)→中澤恒貴(八戸学院光星)

村山源(鹿屋中央)→田上優弥(日大藤沢)

江口翔人(西日本短大付)

ほぼ知名度が高そうな順になってますが汗

今回は比較的高めに位置られていた山田(仙台育英)
残っていたので指名しましたし、

仮想ドラフトは補強ポイントを提示する場であると
個人的には思っている


ので

とりあえず誰かしらは高校生ショートを
指名したいと思っていましたが、

スカウトのお眼鏡に叶う選手が(残って)いなければ
今年はパス(or育成指名できるなら)でも良いのかな

と考えています。

6位指名・星野ひので(前橋工高)

4位指名紹介の後にしれっと書きましたが、
二軍でゆっくり育てるスラッガー系の外野手。

ヤクルトが2010年以降に指名した高校生外野手

又野 知弥(投手兼外野手で三塁挑戦)
川上 竜平(内野手登録)
濱田 太貴
西村 瑠伊斗(投手兼外野手で三塁挑戦)

純粋な高校生外野手想定での指名は
濱田が異例中の異例。

(そもそも高校生外野手自体 指名の絶対数が少ないけど)

内野手至上主義的な考えも汲み取れるヤクルト
高校生外野手を指名する可能性は高いとは言えませんが

今回星野ひのでの指名をした根拠として提示できるのがこちら。

ヤクルトの星野視察情報

ヤクルトの4人をはじめ、プロ11球団の視線を集めた。

【群馬】右肘手術から復帰の前橋工・星野ひのでがプロ11球団の前で1安打2盗塁、5年ぶり初戦突破 : スポーツ報知 (hochi.news)


これがあったことから、可能性は無くはないなと。

個人的には育成指名寄りなのかもなーとも思っていますが、

先ほども書いた通り
仮想ドラフトは補強ポイントを提示する場であるのと

陣営内で高校生外野手の指名の希望が強かったこともあり
この順位の指名となりました。

こんなものを以前作って投稿した身ではありますが、
星野の指名は無しではないとも思ってます。

7位指名・古田島成龍(日本通運)

7月の都市対抗でもきちんと結果を残した
即戦力が期待できる寄りの社会人投手です。

西舘,尾崎がやや時間かかる想定、
そもそもヤクルトで大学生が即戦力なんてほぼ無いので
無難に一軍で使えそうな投手は欲しいところ。

大下くらいやってくれたら大大満足です。

(と言っても大下の初年度の成績は
  43.2イニング 防御率3.09 WHIP0.92と
      バリバリの即戦力だったんですが)

ヤクルトの古田島評

中西スカウト
「この時期、初戦でスピードも出ていたし、変化球もよかった。順調そう」

最速152キロでドラフト候補の日通・古田島成龍が初登板、4回1失点に「甘かった」/社会人・大学野球オープン戦 - サンスポ (sanspo.com)

橿渕スカウトグループデスク
「まだ(対外試合で)投げ始めて2試合目ぐらいで、
これから、都市対抗の予選に合わせていくのでしょう」

日本通運のドラフト候補右腕リレーは城西大に4失点で敗戦 7球団が視察も「これから」 - サンスポ (sanspo.com)


ヤクルトが実際に古田島を指名した場合、

「ヤクルト、なんか古田みたいな名前の謎の投手を○位指名する」的なスレッドが立ちそう。


ヤクルトが指名しそうな社会人投手

報道や今までの繋がりなども考えての
連想ゲーム的な浅すぎる推測でしかありませんが。

まぁ、そんなこと言ったら
今までのもほとんどそうなんですけどね!!

平元 銀次郎(日本通運) *左腕

日本通運は何度も視察しているのが報道上明らかになっている
平元もチェックしている1人だろう

川船龍星もドラフト候補として名前が挙がっていましたが
今年は何かしらがあったようで不調らしく...。

竹田 祐(三菱重工West)

明治大から注目しているであろう投手。

今年に入ってやや評価が落としているようで…。

橿渕聡スカウトデスク「3日前に先発してかなり投げていたけれど、
最速は148キロが出ていた。ゲームを作ったし、
勝ちたいと態度に現れていた」

プロ注目・三菱重工West竹田祐は中2日で5回1失点好投も敗戦「祈ったけど通じなかった」 - アマ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

森田 駿哉(Honda鈴鹿) *左腕

この日は3球団のスカウトが視察に訪れた

ホンダ鈴鹿の左腕・森田駿哉、気迫の115球完投に中日スカウトも高評価【社会人野球東海地区最終予選】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

9/16に完封した試合に見に来ていた3球団のうち
1球団がヤクルトらしい。

(Twitter情報のため正確なソースは無し…)

もしこれが正しいなら、
再三言っている東海地区理論からも指名の可能性はあるか。

東海地区の社会人で言うなら、
松本健吾(トヨタ自動車)が全国区でもかなり有名。

昨年11月の全国大会で完封した試合が印象的で、
その頃から12球団リストには入れているだろうが…。

粂 直輝(東芝)

右のサイドスローが欲しいなら
&東芝・吉村貢司郎繋がり

という、足湯くらい浅い理由。

そもそも、2年連続同じ社会人チームから
同じ球団が指名するとかアリなのかな、
なんてのも思いますが。

育成指名できるなら面白そうな候補

仮想ドラフトでは育成指名が無いので
結果としてお見せすることはありませんでしたが

育成指名で面白そうなドラフト候補を
何人か紹介していきたいと思います。

高身長の高校生投手3選

夏の野球太郎では、
橿淵スカウトデスクが高校生を評価していく という
ヤクルトファン歓喜のコーナーがありました。

ヤクルトファンは全員買いましょう。

僕は当然ながら年間契約していますよ!ドヤ
(去年までは直前号しか買ってなかったけどな!)

9/29にはドラフト直前号が発売。
こちらも楽しみです。

はい、話を戻しますと

先述の橿淵さんのコーナーでは、

「今年は高身長高校生の候補が多く、
そういう投手を取る方向性も考えないと」

的なコメントをされていました。

原文を読みたい方はぜひ本誌で。

それをもとにした高身長投手の変遷については
以前たまたまnoteで書いていたので
そちらをチェックしていただきければと。

それを踏まえて、
育成指名(もしかしたら本指名)で指名しそうな、
スカウトコメント付きの高身長高校生をピックアップ。

※この方針をきちんと踏襲しようとするなら、
中位で日當(東海大菅生)に行っておきたかったですが…。

①大内 誠弥(日本ウェルネス宮城) 191cm

ネット裏には西武の渡辺久信GMやヤクルト・小川淳司GMら幹部クラスなど、スカウト陣が集結していた。お目当ては対戦相手だった日本ウェルネス宮城の1メートル91の長身右腕・大内誠弥。

ドラフト会議情報局2023:今野一成(古川学園)151キロ計測、西武が高評価 (liblo.jp)

「角度があるので打者は(球速より)速く感じると思います」
(ヤクルト・斉藤宜之スカウト)

【宮城】191センチの“好素材”に9球団集結 日本ウェルネス大内誠弥が力投 : スポーツ報知 (hochi.news)


②辻口 輝(日本ウェルネス) 193cm

橿渕スカウトグループデスクは「潜在能力は抜群。緩急が使えている。手先が器用で楽しみ」

日本ウェルネスの193センチ右腕、辻口輝が今秋ドラフト候補に急浮上 スカウト陣評価/東東京 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)


③清水 麻成(樹徳) 186cm

橿渕スカウトグループデスクは
「真っすぐの質がいい。球速以上に空振りが取れる。
発展途上で楽しみ」と評した。

【高校野球】樹徳・清水麻成が自己最速タイ143キロ、5球団スカウトの前で散発4安打完封 : スポーツ報知 (hochi.news)


プロ志望なら近藤真亜久(星稜)

打撃が売り、肩も強いらしい右の大型捕手。

将来的なコンバートも検討しつつ、
打撃がプロでも通用するようになったり
捕手として磨きがかかったりしたら嬉しい。

打撃が良い捕手で身体も大きいというカタログスペックは
単純に面白そうだなというのと、

中学時代からバッテリーを組んでいる
星稜のエース武内涼太奥川恭伸に憧れ、
近藤内山壮真に憧れて、揃って星稜に進学

彼らがヤクルトに来たらストーリー性があるなあ(無責任)

というのもちょっとあります苦笑

武内は星稜出身でヤクルト投手の奥川恭伸に、
近藤は同捕手の内山壮真に憧れつつ、
一緒に甲子園で全国優勝したいと星稜にそろって進学した。

【高校野球】星稜が4年ぶり春優勝 149キロ右腕、武内涼太と近藤真亜久捕手の同郷バッテリーが活躍 : スポーツ報知 (hochi.news)

武内は投打にポテンシャルこそ見せているものの
投手としてはノーコンすぎるのが難点?

どちらも9/23時点で志望届は出していないし、
進学なのかなーと思っていますが。

甲子園で1試合だけ見ただけですが、
2人とも潜在能力は秘めていそうでした。

なんにせよ進路は注視してみたいなと思う選手たち。

信濃グランセローズの選手

赤羽,松井聖,岩井など、
近年ヤクルトはBC信濃から野手を育成指名しています。

今年もここのパイプから育成指名があったり…。


以上、結びの言葉も特に思い浮かばないのでここで締めます。

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