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【詩、歌詞】春の調べ 忘れな草


「サヨナラ」と 告(つ)げたキミ

涙を流し 微笑んで

身分違いの恋に 終止符を

キミから打ってくれました


儚き花は 微笑んで

別れを告げてくれました

身分違いの恋でした


ボクの涙を吸い 育った忘れな草は

キミ恋しと咲くのです

互いに身を寄せ合った あの丘で

キミを待っているのです


さやか吹くか 春の調べ

「忘れないで」と揺れました


桜が見える あの丘は

忘れな草が咲き乱れ

キミを待っているのです


さやか吹くか 春の調べ

「忘れないで」と揺れました


桜の花は 煌めいて

ひらひら 舞い踊り

くるり と すり抜けて

奪い去ることは できません

輝く桜の花を

独り占めすることは できません

身分違いの恋でした


春の調べ流るるを

矛盾だらけの心

ボクの気持ちを知ってか知らずか

花冷えの涙雨


「サヨナラ」と告げたキミに

忘れな草を手渡した

そんなボクは 卑怯でしょうか…


口づけ交わした あの丘で

キミを待っているのです

矛盾だらけの心

ボクの気持ちを知っているのは

小さき花の 忘れな草

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ミクロマコさんの 『小さき花よと微笑んで』の作品の対になるような詩を書いてみました


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