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【エッセイ】潮風と港と私と

私は 港町 産まれの
港っ子だ

駅のホームからは
漁船やヨットが行き来するのが見える

学生の時 このホームから片道2時間かけて学校に通っていた

帰りの電車を降りると
港と潮の匂いが
「お帰り」と出迎えてくれた

この匂い この空気感
そして飛び交う方言
「ただいま」
ホッとしたように
呟いていたっけなぁ

私が産まれ育った港町
街並みは 変わって行くけど
匂いや空気感は
変わることはないだろう

潮風と港と私と

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