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2/17-2/21 わたしは誰に向けて語ろうとしているのだろう

2月17日(土)晴れ。日陰は寒い。

休日の割には早めに起床。お米を炊き、インスタントのお味噌汁で朝食にする。
今日は病院をハシゴする日。1軒目は内科で膀胱炎が治っているかを確認してもらう。炎症反応は消えたらしい。が、違和感が少し残っていると伝えると「漢方飲む?」と聞かれた。これ以上薬を増やしたくないので、様子見することにする。
2軒目は歯医者でメンテナンス。虫歯はなかったのでホッとする。歯医者って虫歯にならないと行かない病院のはずだったのに、子どものフッ素メンテナンスのついでにわたしも通うようになってしまった。歯医者に定期通院する人生になるなんて、思ってもみなかった。不思議。

午後は子どもの習い事を待ってる間に本を買う。6666円。

ちくま文庫の2月の新刊が読みたいものばかりだった
そして伊藤さんちのあーこちゃん!もう13歳!なんてこった!


終了後、子どもの希望で郊外にある大きな書店へ行く。
子どもに本を買い、夕焼けに包まれる海沿いをドライブしながら帰宅。


2月18日(日)晴れ。ぬるい1日。

キングオージャーの時間に起床。物語が佳境に入り、眼が離せない展開になっている。子ども向けの番組だけど、奥が深く考えさせられるし何より面白い。戦隊シリーズ、恐るべし。
(ちなみに俳優さんの推しなどはないです。純粋に物語が好き)

終日ダラダラと過ごしたかったけれど、昼過ぎに買い出しのため外に出る。1週間分の献立を考えながらの買い物が超絶めんどくさい。料理をすることがあまり好きじゃない、というのもあり、ワンパターンが繰り返される。わたし以外の誰かが考えて作ってくれた料理が食べたい。

『風の歌を聴け』を読了したので『1973年のピンボール』(村上春樹/講談社文庫)を読み始める。冒頭、どうしても気持ちが乗らずダルいと思いつつ読み進めていたけれど、中盤から一気に物語へ引き寄せられる。

家に帰って服を脱ぐ度に、体中の骨が皮膚を突き破って飛び出してくるような気がしたものだ。僕の中に存在する得体の知れぬ力が間違った方向に進みつづけ、それが僕をどこか別の世界に連れ込んでいくようにも思えた。
 電話が鳴る、そしてこう思う。誰かが誰かに向けて何かを語ろうとしているのだ、と。

『1973年のピンボール』63ページ

人にできることはとても限られたことなのよ、と彼女は言う。

『1973年のピンボール』121ページ


2月19日(月)大雨のちくもり。

雨のせいなのか、頭痛が抜けず体も気持ちもだるいので在宅に切り替える。今週やるべき仕事を終わらせようとしたけれど、予定外のミーティングが入ったり、急な問い合わせやTELが続いたり、で遅々として進まずイライラしてしまう。
最近、イライラすることが増えた。元々おおらかなタイプではないけれど、「イラ」のタイミングが以前より早くなった。一番の被害者は夫と子どもなので、彼らに申し訳なく思う。けれど、自分でも感情がコントロールできなくてどうにもできない。更年期、恐るべし。


2月20日(火)くもり雨。暑い。

鹿児島へ日帰り出張の日。書籍の納品なので天気が気になって仕方がない。
鹿児島は曇りだったので、少しホッとする。頼むから雨は降らないで。

お昼は会社の先輩たちと黒豚トンカツ。10年以上前、毎週鹿児島に来ていた頃にも何度か食べたことがあるお店に20分ぐらい並ぶ。昔はもっとこじんまりとしていたのに、おしゃれで立派なお店になっていた。東京にもお店があるらしい。すごいな!

納品は、想定内のトラブルはあったけれど、とりあえず無事に完了したのでホッとする。終わった後に雨が降り出したので、こちらもホッとする。

帰福は20時過ぎるかも、と思っていたけれど、作業進捗が良かったので、18時過ぎには博多に着いていた。
今月の納品作業が終わったので、パーっとビールを飲みたい気分だったけれど、疲れ切っていたのでポン酢炭酸(ノンアル)にする。飲まないとサミシイけれど、飲まないと体はラクなんだよな。ジレンマ。


2月21日(水)雨。

結構土砂降りの雨が降る。こんな日は在宅にしたいけれど、残務や作業が残っているので仕方なく出社。うまく仕事の波に乗れず、ダラっとしてしまう。
上司とランチを食べ、打ち合わせをし、15時過ぎに会社を出る。今夜は夫が打ち合わせが入っているので、早く帰って晩ごはんにしなければならない。
食後、夫は打ち合わせへ。子どもはYouTubeをみている。わたしはその横で持ち帰った仕事を進めていく。


2月22日(木)雨。ねこの日。

今日も雨。毎日雨。ダムの貯水率が低いらしいので雨が降らないと困るんだけど、雨が続くと気持ちが憂鬱になってしまう。
今日は佐賀へ出張。滞りなく仕事を終わったので、15時過ぎには博多に戻ってくる。
明日から休みなので、もう少し仕事は終わらせたいのだけど、どうしてもどうしても辛過ぎて。
フレックスを使いマッサージに行ってしまった。どうやら1年ぶりだったマッサージはとても気持ちが良く、途中ヨダレを垂らして寝てしまっていた。

今夜はカレー。凝ったカレーではなく、ごく普通のカレー。
食後、子どもが夫と桃鉄をしているところをボンヤリと眺める。ゲームは全くできないけれど、見ているのはそれなりに楽しい。

『かっこいいピンクをさがしに』を読む。
子どもが幼かった頃、ピンクを好んで身につけている時期があった事を思い出す。ピンクの花柄のズボン、ピンクの甚兵衛、ピンクのサンダル、ピンクのバッグ。ラン活の頃はランドセルもピンクがいいと言っていた。
(が、当時見ていたアニメの影響で結局黒になった)

ピンクを身につけなくなったのは、小学生になってから。お気に入りのピンクのズボンを履いた子を見たクラスメイトが「おかしい」と言ってきたそうだ。
くだらない、と心底思う。くだらない。
くだらないことで、好きな気持ちに蓋をしないでほしい。折々、そんなことを子どもに話すけれど、どう思っているかはわからない。
この本も進めてみたけれど、「ふーん、ピンクね」と言ったきり、手に取ることはなかった。

ピンク=女子なんて、つい最近できたイメージじゃないの。ピンク、いいじゃないの。今でもピンクが好きだったら、身につけてもいいんだよ。
そんなことを思いつつ、この本を本棚に並べる。
いつの日か子どもに読んでほしい。



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