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サラダボウル屋は兼業農家と若者を救う?小ロット&JAに出荷できない規格外野菜をテイクアウト専門サラダにする小商い

六本木で作業場所を求めてカフェ難民になっていたらNY式サラダボウル屋さん「GREEN BROTHERS」というお店を発見しました。

トーキョーではサラダボウル屋さんなんてあるんですね。田舎モンには勉強になります。

お昼ご飯を食べた直後だったので、テラス席でコーヒーを飲みながらお店を訪問するお客さんを観察していました。

きれいなお姉さん、マッチョなお兄さん、外国人サラリーマン、健康志向が高そうな都会人がもぐもぐとスプーンでサラダボウルを食べています。

客単価は平気で1,000円越え。少しサラダをカスタムしてドリンクを付けたら1,500円ですね。さすがトーキョー。さすがロッポンギ。

サラダボウル屋さんだけあって店舗オペレーションが非常にシンプルで感心しました。お客さんの要望に合わせて(事前にカットした)野菜を選び、ボウルに全部入れて、まぜまぜと和えるだけ。以上。

注文してから1−2分でサーブ完了。早い!

どうしても外食だと米や麺がメインで高炭水化物メシになりがちです。

こちらのお店は、大豆など植物性タンパク質や低脂肪高タンパクな鶏胸肉、鮮度命の葉物野菜もたっぷりと入っていて健康的なメニュー構成。

野菜をたっぷり食べてお腹を満たせるのは外食の多いサラリーマンにはかなり嬉しい!

「サラダボウル屋さんが西粟倉村にもあったら通うのに…!」

と思うとともに、

「兼業農家が多い地方こそ、やりようがあるんじゃないの?」

と考えてみたのでした。

ぼくの暮らす西粟倉村は兼業農家がたくさんいます。地方であれば、大体のオッチャンオバチャンは畑をやってますもんね。

毎年お米や野菜をつくってJAなどに卸している農家さんもいるし、自分が食べる分だけ育てている人もいます。ちなみにぼくもご近所さんに畑を(タダで)お借りして、遊びで野菜を育てているので後者。

「ハダさん、余っとるで野菜が欲しかったらいつでも言うて」というお言葉に甘えて産地直送・徒歩5分のお野菜をたくさんいただいています。

仮に地方でサラダボウル屋さんをやるとしたら、兼業農家さん → サラダボウル屋さん → お客さんの関係性がこんなハッピーな感じになるんじゃないかなと妄想が広がるのでした。


▷兼業農家のオッチャンオバチャン

・JAに出荷できない規格外野菜が発生する(売り先なし)

・自分たちで消費し切れない野菜がある(廃棄野菜多い)

・年中、安定的な生産量はつくれない(小ロット)

▷サラダボウル屋さん

・鮮度の高い生野菜が必要(産地が近い方が良い)

・細かく刻むので野菜のサイズは関係なし(その分安く仕入れたい)

・テイクアウト専門にして場所代と人工代は削る(田舎は安い)

▷地方の若者(自分を含め)

・外食だと野菜でお腹は膨らまない、高炭水化物メシになりがち(太る)

・健康のために野菜は食べたいが自炊率が低い(葉物は痛みやすい)

作業的にお腹を満たすためだけにカツカレーを食べてしまう日もあるので、サラダをもりもり食べて健康的なランチタイムを過ごすことができたら最高だなと思ったのでした。会社へ配達もしてくれたら毎日頼んじゃうな。


「△△さん、サラダボウル用にパクチー育て始めたらしいよ」

需要が生まれれば自然と供給も始まるはずなので、サラダボウル屋さんの小商い以上に兼業農家さんの農業意欲がモチベートできたら面白いですね。

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