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辛夷が咲くところを見た

さくらしめじの「春しめじのお花し📚二冊目」を観て、本っ当に色んなことを思ったし考えました。
全部こちら側の勝手な解釈や想いで、もしかしたら全然違うかもしれないし、伝えたかったこと感じてほしかったことはそうじゃないって思われるかもしれないし、それってお花しを作った雅功くんにも演じた2人にも失礼にあたるのかなとか思ったりもして、伝えたいこと沢山あるけど、あのお花しが大切すぎるから、誤解を招くような言い方はしたくなくて、やっぱり発信するのはとても勇気がいるな、難しいなって思いました。

でも雅功くんがお花しの最後、「みんなで綺麗な花を咲かせていきましょう」と言ってくれて、
いや、今までもずっと「みんなで一緒に」「みんなと僕らで」って言ってくれていたのを思うと、((一緒に))じゃないとダメなんだって思うから、解釈が違くても感じてほしかったことを感じ取れてなくても、伝えたいことは恐れず伝えようって思いました。

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会場に入ってすぐ「ラストコンサート」の文字。衝撃的すぎて目に入った瞬間心臓がズキンと波打ちました。まさかの解散ライブからのスタート。
最初から彪我くんはもう音楽とは違う未来を見ようとしていて、最初から2人の気持ちのすれ違いが悲しかった。雅功くんが「やっぱり俺ともう1回(音楽)やろう」って切り出したところから2人が言い合うところ、朝楽しそうに2人でうたう姿を見たあとにあの光景を見るのは結構キツくて、どっちの気持ちもわからなくないから見てる私もどうしようもない気持ちになって涙が溢れました。

本当は音楽をやりたい気持ちがあるのにきっと色んなことを考えて違う未来に向かおうとしてるところに、ずっと一緒にやってきた人からあんなに真っ直ぐ他の誰でもない、「彪我と音楽がしたい」「彪我とがいい」「彪我だから意味がある」って言われたら、演技でもその気持ちを振り払うのって苦しくてたまらないなって思うし、
どれだけ恥を捨てて真っ直ぐ「あなたと音楽がしたい」とぶつかってもずっと一緒にやってきた人からあんなに冷たく「もう疲れた」「別の人と走ってよ」って突き放されたら、演技でも怖くて悲しくてもうやめよう、って私なら逃げたくなってしまう。

それでも彪我くんと音楽をやる未来を諦めずに説得する方法を音楽で考えて立ち向かう雅功くん。
あんなに振り払っても心の底にある雅功くんと一緒に音楽をやりたい気持ちを切り捨てないでいてくれた彪我くん。
だから他の誰でもない˗ˏˋ 彪我くんと雅功くん ˎˊ˗が、他の何でもない˗ˏˋ 音楽ˎˊ˗をまた一緒にやることにたどり着いた結末が、苦しいシーンがあったからこそ尚更愛おしくてたまらなくなりました。

やっぱり2人の言い合いや幸せな結末に目がいきがちだけど、二人暮らしの何気ない日常の中で小さな「らしさ」を見つけるたびにほっこりした気持ちになったりクスっと笑えたり、これは演出なのかな?素なのかな?って考えるのも楽しかったです!言い回しとか展開が雅功くんっぽいなって感じるたびに、これは雅功くんが誰よりも何よりも彪我くんとさくらしめじを愛していて信じていて大切に思ってるから描けた、雅功くんにしか描けない物語だなって思いました。
そしてそんな雅功くんを愛していて信じていて大切に思ってるから彪我くんも身を削って演じていたのがすごく伝わりました。

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今まで結構「きのこりあんとさくらしめじ」、「みんながいるから僕らがいる」ってところを強く伝えてくれていた印象が強かったけど、今回はそのきのこりあんに辿り着く前のお花しというか、まず第一に大切な2人の「友愛」をメインに描いてくれていたのが新鮮で、なんか嬉しかったです。

お花しが終わったあと、雅功くんにみんなが想像以上に解散に敏感だったことに驚いたって言われて、たしかに敏感だけど、さくらしめじに対するこの感情は不安とかとはなんか少し違うんだよな..って引っかかるものがあって色々考えてみました。(ちょっと重ための話になってしまいます..すみません!)

アーティストが突然解散したり脱退したり活動休止したりって全然あるし、覚悟してなきゃいけないことなんだろうなって今まで思ってるつもりでした。
ずっと2人でうたってほしいとか、さくらしめじでいてほしいとか、そんなのはこちら側のエゴでしかなくて、アーティストが解散や卒業を発表した時、ファン側の裏切られたみたいな気持ちとか、悲しい気持ちばかりがピックアップされがちだけど、あるアーティストが「アーティストが突然辞めるのと同じようにファンの人も突然消えるからとても怖いですよ」と言っているのを聞いたことがあって、本当にその通りだなと思った。
ファンを大切にしてればしてるほど新しく好きになってくれた人のことも、好きと言ってくれてた人が消えていくことも気づくよね。 アーティスト側だって、表に出せないだけで沢山傷ついたり悲しんだりしている。

そんな風にアーティストとファンは同じように動いてて、ファンがアーティストを好きになるのも好きじゃなくなるのも自由。アーティスト側も、一般人が仕事を続けるか辞めるか選べるように、アーティスト活動を続けるも辞めるも何の義務もない、自由。そこに間違いはないし、本当にいつどうなるかわからなくて、アーティスト側もファン側も本当はお互い何も信じちゃいけないのかもしれない。

でも今回のお花しを観てて、ラストコンサートの文字や2人の言い合いであんなに心が揺れて涙は溢れていたのに、もし本当にこうなっちゃったらどうしよう..とか、現実でもあり得るかもしれないんだ..とか、そういう不安は何も思わなかったんです。そんな自分が何より怖かった。
私は最初からさくらしめじは大丈夫って信じきってしまっていて、これからも信じたくて仕方ないんだってことを思い知りました。
こういう気持ちが、アーティストにとっては嬉しいことなのかもしれないけど、いつかは重荷やプレッシャーに変わってしまうかもしれないこともわかってる。だから言葉にするのがとても怖かったです。

雅功くんはもしかしたらそこまで解散ってとこにポイントは置いてなかったのかもしれないけど、私みたいに思う人はきっと他にもいて、逆にフィクションとわかっていながらも、不安に思う人がいるかもしれないリスクみたいなものがある中で、今あえてそんなお花しを本人役で作ってくれたことに強い覚悟や決意を感じました。
そこに私から2人への感情は「信頼」しかありません。

2人はシェアハウスしてないし、幼馴染4人でバンド組んだ過去もないし、そもそも人気フォークデュオ!!あのお花しはフィクションだって、作られた話なんだってちゃんとわかってるけど、お互いに想ってることとか、音楽に対する気持ちには嘘一つない、ノンフィクションなんだって伝わりました。

2人の関係については、雅功くんが日頃から彪我くんの才能を過剰に意識しているのも伝わってたし、彪我くんもあまり口に出さないだけで雅功くんの才能に惹かれているのを私は感じていて、その気持ちってある意味コンプレックスでもあって、嫉妬心で終わることもある。いくら大好きでも妬んだ気持ちだけに変わってしまえば続かないんだよね。
でも2人はそんな黒い気持ちだけじゃなくて、相手のすごいところに惚れ込んでいて、リスペクトし合い、自分の足りないところを補い合っているのかなって、まさに一心同体といいますか。
劇中にも、ソロでうたうシーンがあり、1人でも足りないところは何もなくて完成されている、感動もしたしすごくよかった。なのに2人でうたった瞬間の「これだ!!」というパズルのピースがバチッとハマったみたいな感覚。その感覚はきっと、私達もそうだけど、本人達が1番感じていることなのかもしれないなぁと勝手に思いました。

そんな2人だからここまで二人三脚で歩んでこれて、この先も2人で一緒に歩んでいく背中が私には見えてしまうんだろうな。

そういう部分をお花しに入れてくれたのも、私が勝手に思ってた2人の関係性に間違いなかったんだなって思えて嬉しかったです。


身も心も削って、お花し二冊目を届けてくれてありがとう。本当にありがとう。
雅功くんが何度も書き直したお花し。きっと2人でこうしよう、ああしたい、こうじゃないって話し合ったりしてたっくさんの愛が詰まって完成したんだよね。それはこのお花しだけじゃなく、今まで2人が届けてくれたもの全部そう。

今回のお花しと、2人のリアルな今までのストーリーは別ものだけど、2人の友愛や音楽に対する愛はたしかに本物で、2人が歩んできた時間、想い全てを抱きしめたくなるくらい愛おしく思いました。

私本当にさくらしめじがだいすきです。
2人には欲張ってでも全部夢を叶えてほしいです。
ずっと笑顔でいてほしい。ずっと幸せでいてほしい。
もちろんこれからも一緒に夢を追いかけたいし、寄り添いたい。離れる気なんてさらさら無いけど、もしも。私がいない世界でも絶対に夢を叶え続けてほしいって心から思う。

優しいところが大好きだけど、どうか自分達を1番大切にしてね。好きなことを好きという心は何があっても捨てないで。
大切だと思うことも思う人も絶対に手放さないで。
身も心もいつまでも元気でいてね!

私は、これから先2人が選択すること、叶えたい夢、どんなことでも間違ってないよと背中を押したいし、応援します。近くにいても離れていても!

これからもずっと 彪我くんだけの、雅功くんだけの、さくらしめじだけの花が咲き誇りますように💐

とても長くなりましたが、お花しで、2人から大きな花束のような愛を受け取って、私も2人へラブレターを書きたくなったのでnoteという場をかりましたᝰ✍︎꙳⋆

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