心の安全基地を見つけよう!

妙さん宅で夕ご飯・仕事

日曜日は妙さんのお宅で晩御飯を頂きました。美味しいパスタを頂きました。久しぶりに会って、すごくお話をしたい友達も来ていたのに、またまた睡魔が・・・
「眠たかったら、寝たらええよ」
と、妙さんが言って下さって、みんなが話しているお部屋で爆睡。お話したかったなあ…妙さんの家に行くと、なんか落ち着くというか、リラックスするというか、よく眠くなるのです。

祝日の月曜日は仕事でした。心を込めて働いて!来ました。なんか職員さんに信頼されているのが、とても嬉しいのです。仲間の一員に入れて頂いているという気がして、それが嬉しいのです。利用者さんにも喜んでいただきました。私はやっぱり、この仕事が好きだなあ…

仕事の帰りに、チラリとですが、祇園祭の山鉾巡行を見ました。祇園祭が終われば、いよいよ本格的な夏到来です、暑い日々がやってきます。そして、8月には、私はまた一つ齢を重ねます。そんな夏がやってきます。


心の安全基地を見つけられない

さてさて、私が抱える病気の統合失調症をはじめとして、心の病を抱えた人は、なかなか安心して自分の身を置く場所を見つけるのが難しいのではないでしょうか?家庭、学校、会社そして社会。そこに自分の居場所がないと感じる人が多いのではないでしょうか?

かつての私もそうでした。発病してからは、夫が側にいながら、息子たちが側にいながら、家庭が自分の居場所だとは思えませんでした。お寺という特殊な環境であったせいもあるかもしれません。とにかく家族と一緒に居ても、孤立感、孤独感を感じてました。家庭で心が安らぐことができずそこが安心・安全な場所ではありませんでした。
 ある人にとっては、学校に居ても友達といても安心できないのかもしれないし、ある人にとっては、会社に居ても不安感にさいなまれているかもしれません。ある人にとっては、自分を取り巻く社会が安心・安全な場所ではないかもしれないません。

次男の友達のハーフの女の子は、
「日本で生まれて、日本で育ったのにいつも外国人扱いをされる。海外にいる時の方が社会に溶け込める」
と言っていました。日本の社会が彼女にとっては、安全基地ではないのです。

安心・安全な場所。心の安全基地を見つけることは、私たちが思っている以上に重要です。


重要な数人と、親しい関係を作る

『精神科医が見つけた三つの幸福』の中で、樺沢紫苑先生は、次のように書いておられます。
「オキシトシン的幸福を手に入れるためには、共感し、信頼し、寄り添える安定した人間関係を作ればいい」。
「そんな関係を作るためには時間やエネルギーといったリソースが必要で、そのリソースは有限である」
と樺沢先生はおっしゃっています。

「10名以上の人と『非常に親しい関係』を作ることは困難であることがわかっている。大切なのは、あなたにとって『重要な数人』とだけ、『親しい関係』を作ること」
ともおっしゃっています。
「全部で5~6名の親しい人がいればいいのだ」
とも、樺沢紫苑先生は書いておられるます。5~6名でなくても、たった一人でも、ありのままの自分を受け入れてくれて、認めてくれる人がいれば、私たちは、救われるのではないでしょうか?孤独感にさいなまれることはないのではないでしょうか?

ありがたいことに私にはたくさんの心の安全基地が、今はあります。
・学生時代の友達
・妙さん
・妙さんの月曜日のZoomの仲間
・Clubhouseのゼロ秒思考のルームの仲間
・Clubhouseのアクティブリスニングのルームの仲間
・ClubhouseのSasaさんのルームの仲間
・クリニックのスタッフさん
・LAUNDRY CAFE
・弟の奥さん
・次男
まだまだある気がします。本当にたくさんの人と温かい人間関係を築けています。

「ありのままのあなたでいい」
「あなたは素敵だ」
と、私に言ってくれる人たちがいます。悩み事を聞いてくれて、寄り添ってくれる人たちがいます。そんな人たちはみな、私にとっては、心の安全基地です。


心の安全基地を見つけるために

心の安全基地を見つけるためには、アドラーが言うように、まず自分自身をありのままに受容することが大切です。「自己受容」が他者との関係性のスタートに欠かせないのです。

そして次に無条件の「他者信頼」が大切です。他者を信頼し、仲間だと思えれば、他者に貢献できます。「他者信頼」をして「他者貢献」へのステップに進めれば、その他者貢献により、「貢献感」(幸福感)が得られて、自分には価値があると思える。それによって「自己受容」がさらに強化されて、より強い、確かな「他者信頼」ができるようになり、「他者貢献」がさらに進んでいく。アドラーは幸福までの道筋をそんな円環構造で説明しています。
自分を飾らず、いい格好をせず、ありのままの自分をまず受け入れる。「I’m OK 」と言う。そんなありのままの自分を「You‘are OK」と認めてくれて、受け入れてくれる人と親しく付き合う。それが、心の安全基地を見つけて、つくるということではないでしょうか?

そうやって、心の安全基地を見つけることができれば、統合失調症をはじめとする心の病の症状は、かなり軽減されると思うのです。

ありのままの自分をまず受け入れましょう。
I'm OK.と自分自身に言いましょう。
そして、親しい他者を信頼しましょう。
You’ are OK.とその人に言いましょう。
そして、親しい他者のために自分ができることをしましょう。貢献しましょう。でもその貢献が、「自己犠牲」にならないように気をつけましょう。
「やれることを、やれる範囲で」それが大切です。

そんな風にやっていれば、心の安全基地はきっと見つけられるはずです。

その心の安全基地は、きっとあなたを包み癒してくれるはずです。

自分自身が安心でいられる心の安全基地を見つけましょう!

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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