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逆風のZOZOが株価急上昇? いや、そもそも本当に逆風は吹いてたのか?

ZOZOといえば、運営する通販サイト『ゾゾタウン』から大手アパレルの撤退が続出する事態が勃発。カリスマ経営者の前澤友作社長が頭を抱えていたことは記憶に新しいが、じつはここへきて「ZOZO離れ」のリアルな詳細が明らかになり、業界関係者の間で話題になっている。

表面的には「○○の○○離れ」に見えても、最終的なことは決算書を見ないかぎりわからないという話。

昨年度の新規出店:213ショップ
昨年度の退店:79ショップ

退店よりも新規出店のほうが2倍以上多いんですが? この数字の通りなら、そもそも「ZOZO離れ」自体起きていなかったのでは?

また、一部の大手アパレルが退店した原因である有料会員サービス『ZOZOARIGATOメンバーシップ』はすでに終了が決定している模様。さらに今秋からは新たにショップ側に配慮した支援サービスを開始する予定だというから、好調の兆しこそあれ、一時騒がれていた「ZOZO離れ」の逆風は一体どこから吹いてきていたのか。

上っ面の情報に騙されないよう、決算書を読む訓練はしておくに越したことはないな。とあらためて思った令和元年7月1日の話。

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