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そらいろ。

先日から、コロナ禍に入って2度目の『断捨離ブーム』が家族のなかで私だけにやってきてる。
私だけにしか来ないみたい…笑笑。





きっかけは、更年期とか持病のストレス⁈、それに加えて仕事が忙しすぎるのご機嫌悪のお疲れ次女の事、軽い認知症の母の事など、いろんなことあって心身の疲れやイライラしたりモヤモヤした毎日を断捨離する事で少しはスッキリするかも?と思った。
単身赴任中の夫が帰って来る度、布団の出し入れが大変だったクローゼットの整理をして、ついでに屋根裏収納の断捨離もやってスッキリしよう!と思ったから。

クローゼットの整理断捨離は比較的簡単に終わり、布団の出し入れもとても楽になった。
…が、問題は屋根裏収納。
ここは第一次断捨離ブーム時も手付かずの場所だった。
この家に越して来た時(娘達が小学校高学年の頃)からのいろいろな思い出の品が、ほぼそのままになっている。

最も断捨離したい、長女が長期留学してた時に使っていたおっきなスーツケース、私が昔バブリーな時代に買った大切だけどもう使うこともないであろうバッグなど、その上に『ドカン!』と最大の難点である最大の邪魔物⁈…である、次女の美大時代の油絵の数々の作品やらキャンバスの木枠やら大量のスケッチブックや道具類が乗っかっている。
そしてこのサイズが3メートル程あったり大きくて重くて、私ひとりでは容易に移動することが出来ないのだ。
しかも屋根裏ということもあり常に中腰姿勢でないといられない…想像以上に大変な事になってしまった。
思うように断捨離は捗らないし、今更ながらこんな風に詰め込んだまま放置の次女に、また新たなイライラが湧いてきた。
ブツブツと愚痴を言いながら加湿器の段ボールを移動した時、ころっ…と現れた!
しかも一本だけ。


『そらいろ』えのぐ。


次女のなまえが【ひらがな】で書かれてる。


「なんで?あなた一本だけ…どこから出てきたん?」


『そらいろ』に話しかけながら手に取った。
なんかとても可愛く思えた。


 そうだった!…次女はとにかく絵を描くのが大好きで2、3歳の頃からずっといつも描いていた。
お出掛けする時も必ず『らくがき帳』と『色鉛筆』持って出掛け、どんな時でも時間さえあれば絵を描いてたなぁ。
そしていつも楽しそうに描いてた。


そんな描くことがだいすきな次女。
美大時代を経て「作品の生みの苦しみ」を知り、そして今は希望の会社に就職でき希望の仕事に就いてはいるものの、その大変さとプロの厳しさと必死に向き合って頑張ってる。連日ヘボヘボになりながら…。
夜遅く帰宅して食事した後の食器はシンクに置きっぱなし、テーブルのゴミもそのまま、ベッドの布団は起きたぐしゃぐしゃのまま、部屋の隅には脱皮したかのように靴下が何日も置きっぱなし、朝の出勤前の僅かな会話にも素っ気ない返事しか帰ってこない。返事さえ返ってこない時の方が多いかも。

次女よ!大変なのはわかってるつもりだけど、貴方のご機嫌の悪さを私はそのまま勝手に受け取り、貴方が出勤した後もその余韻を引きずって勝手に心配したりイライラモヤモヤしてたけど、反省したよ。
『そらいろ』くんのおかげ。


それにしても『みずいろ』より『そらいろ』ってなまえ…いいねぇ。


今日も快晴。



がんばれ!次女!

がんばれ!わたしも! あはは。。。



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