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情報の洪水

情報の洪水

現代は情報の洪水の中で泳ぎ回っている。  

扱い切れないほどの情報が、頼みもしないのに手元に届く時代だ。  

無視してしまうのも一つの手であるが、結構興味深い内容が多く、暇人の私は目を止めて、その情報を吸収する努力を始めてしまう。

アルゴリズムが、最近の私の知識探求の傾向を分析して、関連があると思われる情報を、目前に並べてくれるのだ。

時間的余裕のある人々の特権で、 深く広く多種多様な情報を頭にたたみ込む。  

もっとも、 多くの情報は頭に入り、即、消えてゆくものが大半である。

それでも、幾分、私の考え方に何らかの影響を与えてくれる情報も多い。

一生の中で、 これほど勉強に集中した事がないほど、 無料で多くの知識を取り入れる事が可能な素晴らしい時代でもある。

人間の脳は頭蓋骨に収まっているが、 知識量の吸収能力は、「無限に近い」と、錯覚してしまうほど、 スポンジのように、私は今知識を吸収している。

人工知能が急速に進歩している時代、一人の人間がどんなに足掻いて努力をしても、記憶力、知識力、またそのその再生能力において、人工知能には敵わない。

でも、人間は人工知能と比較する必要は無い。 人間は、自分の過去と現在の自分を比較するだけで十分だ。  

過去の自分より、現在の自分の知識量が増えて、物の見方が拡大していれば、「それで良し」としたい。

生まれ、育ち、環境、職業、年齢も違う他者との比較も愚かだ。

今の時代こそ、生涯教育を地で行く時代、死の寸前まで、情報の洪水を上手く泳ぎ回れる人間に成長したい。 

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