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ちょいと豪華なイタリアンランチへ

私の夫は、実は調理師免許を持っています。
中学校を卒業した夫は、高校へは進学せずに調理師専門学校に進みました。

専門学校を卒業し、調理師免許を手にした夫は、卒業後数年ほどは割烹かっぽう料理屋や、寿司店で働いていたそうです。

駄菓子菓子。
「料理屋は朝が早く、夜が遅い」という理由で、あっさりと料理人稼業をやめてしまいました。

その後、27歳で今の職場に入社し…
以後25年間、調理師としての仕事はしていません。
まったくのペーパー調理師で、料理のセンスもイマイチなので、自宅で何か料理をする、ということもありません。

駄菓子菓子。
夫は、料理に対しての興味は持っています。
料理番組を見たり、有名料理人のYouTubeをしばしば見ています。

そんな中、夫と私が大好きなYouTubeチャンネルがあります。
大阪府下に、4軒のイタリアンレストランを構えるオーナーシェフである山根大助シェフの「ポンテベッキオ山根大助の全力イタリアン」というチャンネルです。

山根大助シェフは、関西ローカル番組にもちょくちょく出演されていて、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの動画は、軽快な関西弁で語られる解説・コメントが、とても面白いです。

で。
今年の夏場は酷暑だったこともあり、夫も私も食欲がありませんでした。
10月末ごろになって、ようやく涼しくなり…
夫は「美味しいものが食べたい」と言い出しました。

そしてとうとう、
「ポンテベッキオに行こうよ」
と言いました。

ポンテベッキオといえば…
それこそ、山根大助シェフのレストランです。
ちょいと高級です。

ポンテベッキオには、今から9年前に行ったことがあります。
3回目の結婚記念日でした。

「たまには、ぜいたくしようや」

と言う夫は、ささっと電話で予約を入れてしまいました。
大阪市梅田にある「MODO DI PONTE VECCHIO(モード ディ ポンテベッキオ)」です。
11月10日、お昼12時・2名。

で。
行きました。

オーダーしたのは、「Completoコース」です。
前菜、パスタ料理、メインディッシュにデザートとカフェ、というランチコースでした。
さらに、ポンテベッキオのスペシャリテを追加。

さて、いよいよ料理が運ばれてきました。
なお、前菜を写真に撮るのを忘れてしまいました。
ちなみに前菜は、「ソフトサラミのバーニャカウダと色々な季節野菜」というお料理でした。

前菜の次に、スペシャリテが運ばれてきました。

この日、私も夫も最も楽しみにしていたのが、こちらの「温かいポテトのティンバッロとキャビア」です。

温かいピューレ状のじゃがいも、軽くフライにしたスライスのジャガイモの上に、やや酸味のあるクリームソース。
さらにその上に…こんもりとキャビア…
そして、シブレット。

…コレです。
もう何度も、動画で見てきました。

感動モノでした。
キャビアというものを、人生で初めていただきました。

温かいじゃがいも、クリーム、そしてキャビア。
何とも言えない、絶妙な味のバランスでした。

じゃがいもの甘みと、キャビアの塩気。
そして酸味のあるクリーム、シャキシャキとしたシブレットの食感。

かなりお値段の張る一皿でしたが、美味しかったです。

パスタ料理は2種類から選ぶことができます。
クリームパスタが好きな私は、迷うことなく「ポルチーニのクリームパスタ アッラ キタッラ」を選択しました。

やや太めのパスタにクリームソースがよくからみます。
ポルチーニの香りも素晴らしい。

さらに感動したのが、別で添えられていたパルメザンチーズです。
まずはパスタをそのまま食べてから、パルメザンチーズをたっぷりかけていただきました。

また違った味わいで、これも美味でした。
パルメザンチーズは、私の大好物です。

メインディッシュは、肉料理か魚料理を選ぶことができます。
今回選んだのは、「リンゴと一緒に炊いたえびすもち豚の柔らか煮込み シュークルート添え」です。

豚肉とリンゴは、とてもよく合う食材です。
シュークルートは、酸味のあるキャベツの煮込み。

豚肉…
めっちゃ柔らかい。
脂身の部分も、リンゴの酸味のおかげか、あっさりといただくことができました。

デザートは、7種類ほどから選ぶことができました。
フルーツ系、チョコ系など、色々ありましたが、今回は「洋梨のグラニテ~」を。

グラニテとあるから、シャーベットのことかな、と思ったら…
予想をはるかに超えるデザートでした。

一番下にピスタチオのジェラート、その上に洋梨のグラニテ。
さらに、洋梨まるごとコンポート。

ピスタチオの濃厚な甘み、グラニテのシャリシャリ感、洋梨のほどよい甘さと酸味。
これほど美味しいデザートは、これまで食べたことがないかも。

私以上に、夫が感動したようで…

「これはキャビアと張る!同じくらい美味しい!」

…と。

夫いわく、

「おいしいレストランはデザートに手を抜かない、と前に三國シェフが動画で言うてた。本当に、その通りやわ」

確かに、そうかもしれません。

美味しかったです。
ごちそうさまでした♪
(夫のおごりでした)

MODO DI PONTE VECCHIO(モード ディ ポンテベッキオ)は、ビルの30階にあります。
この日はあいにくの雨でしたが、晴れていればもっと色々見渡せるかな。


公式HP。

次はもうちょいカジュアルな「テアトロ ポンテベッキオ」にも行ってみたいと思っています。


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