人間は球体なのかも

ここ2週間で2人に告白された。
人肌恋しい季節だからかな・・・

ひとりは、学生時代同じサークルの先輩で27歳。仮に小阪さんとしておこう。小阪さんは、とても穏やかで、僕のことをいつも大事にしてくれる人。たとえば、って書こうと思ったけど、ぱっと思いつかない。なのにこういう印象を僕が彼女に対して持っているということは、何気ない彼女の言葉選びやまなざしからそう感じているということなのかもしれない。たしかに、彼女は僕がうまく話せなくても待ってくれるし、いつも真剣に僕を見てくれる。

もうひとりは、会社の人。彼女については前に書いたことがあるので、興味をもってくれる人はこちらを参照してほしいです。

彼女を仮に高橋さんとしておこう。
高橋さんは小阪さんとは正反対で、全然穏やかじゃない。かなり凸凹がある人で、とがっている。
たとえば、僕が会社でお客様に対して説明をしなくちゃいけなかったとき。僕は要領がよくないから、今考えても恥ずかしいんだけど、全然その、手が回らなくて話の枠組みとか、どういう順序で話せばいいのかってことを全然考えられていなかった。でもそれを考えておかないとお客様に納得していただくのは難しそうって状況で。それでアワアワてんぱっていたら、高橋さんが骨組みを作ってくださって、紙に書いて渡してくれた。「はい。このとおりやってみてください。大丈夫ですから」って。高橋さんが言うんだったら大丈夫だろうって思えるほどには、高橋さんは仕事ができて、頼りになって、その紙を僕に渡すときも堂々としていた。だから僕は安心してお客様に向き合えて、結果とてもうまくいった。終わってから「高橋さんのおかげでめっちゃうまくできました。ありがとうございました」って言いに行ったら、


「いざ失敗したら私のせいにしたらいいから、安心して堂々とできたんじゃないですか?(笑)」


今考えても、ふつうこんなこと言う???
でもこのエピソードがいちばん彼女らしいなって思う。


そんなふたりから告白された。
告白の詳細は長くなるから省こうと思うけど、このことを通して、考えたことがある。


人間って球体なんじゃないか?


これは以前友達に言われたことで、そのときは実感値を持てたわけではなかった。でも今回のことでかなりはっきりそう考えるようになってきた。

それまで僕は人間について、パズルのピースのようなものをイメージしていた。はまる人もいればはまらない人もいて。

でも今回正反対に見えるふたりから告白されたことによって、


「僕というピースに対して、まったく異なるかたちの2つのピースからはまると思われたのはどういう…?」

と思い始めた。
我ながら考えすぎだとは思うけど。。

そのとき立ち現れてきたのが、以前友達が言っていた人間球体説。その説は、人間は球体であって、関係性(距離や角度)によって見える大きさも形も色も変わるという説。そして常に光の当たり方(環境)とか時間の経過によって色や形は変化し続けるというもの。

僕が楕円形だとしたら、小阪さんから見たら、光が当たって白っぽい平べったい楕円だったかもしれないけど、高橋さんからしたら光があたらない黒い丸だったかもしれない。。

人間ってそういうかんじなんじゃないかって思ったっていう話でした。


妹に言ったら「ほー」とだけ言われた。


#雑記 #恋愛 #人間関係   #エッセイ


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