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【毎日短歌】天津の拳


義和団よ「扶清滅洋」民のため夷狄を砕け天津の拳



日本を含め列強は、中国を世界最後の大植民地として蹂躙した。

そんな租界の地にあって女子供までを巻き込んで団結した義和団の栄光は輝きに満ちている。


が、しかし。
結局は歴史の敗北者に過ぎない。

なぜ民衆が自力で外敵を払いのけなければならなかったのか。
なぜ国家の存亡の危機にあって内戦が行われていたのか。


革命の本質は草の根だ。
民が民のために立ち上がる。

中華は実に2000年以上もの間、草の根のものが反乱を起こしその生活のために王朝を塗り替えてきた。

それなのになぜ、中華人民共和国は一党独裁なのか。

文化大革命という自国の文化的破壊と人民虐殺行為は革命とは遠く離れた人類史に残る愚行であり、毛沢東は暴力団のチンピラに過ぎない。

毛沢東を敬愛する習近平はもはや言うまでもない。


周恩来、鄧小平を取り戻せ。

今のインフラ技術があれば、かつて北宋がなし得なかった文治政治も夢ではない。

いまや世界のスタンダードとなった民主主義を中華がどうして為し得ないというのだろうか。


中華という歴史的なコンテクストは共産主義の犬に甘んじるほど貧弱なものではない。

義和団のあの輝きを取り戻せ。
中華は草の根の民のものだ。

くだらない中華思想と帝国主義を脱ぎ捨てた草の根の中華を、民の民による民のための中華を、僕は見てみたい。

その試みのコンテクストが、中華2000年の歴史じゃないか。

(※学術的な論考に耐えられるような記事ではないです。ただの独り言です)

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