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婦人科に行こう


子宮筋腫を切除することになった。
子宮筋腫とは、子宮の筋肉がコブ状になってできる良性の腫瘍だ。30代以上の女性の20〜30%に見られる症状だという。
30代後半あたりから、健康診断のたびに「筋腫はあるけどそこまで大きくないから様子を見ましょう」と言われ続けていた。しかし、ここ最近で筋腫がメキメキ育ち、下腹部が不自然に固く張るようになってしまった。
子宮筋腫は、女性ホルモンによって大きさが変化する(よって、閉経して女性ホルモンが減ると筋腫も小さくなる)。女性用風俗のキャストとローション風呂に入ったり、既婚者専用マッチングアプリで出会った人とデートしたりして、女ホルをドバドバ分泌させまくったのが原因と思われるが、超絶楽しかったので悔いはない。

近所の婦人科で診てもらったところ、筋腫がでかすぎて超音波検査機の画面からはみ出ていた。へその下まで筋腫が育っているらしい。
「これは放っておけない!」
と先生が声をあげた。まんこに異物を挿れられた状態で、男性に「放っておけない」と言われたのは初めてである。恋しちゃうかと思った。
そんなわけで、筋腫を切除するための手術を受けることになったのだ。

婦人科との付き合いは長い。しょっちゅうまんコンディションを崩すため、お世話になりっぱなしである。
昔、医者にクラミジアと診断され、「検査しなくてもわかるんですか?」と聞いたら「だって臭いもん」って言われたけど、検査の結果はクラミジア陰性だったというエピソードは、いろんな場所で何度も書いたり話したりしている。
また、1日2回の飲み薬(5日分)を膣剤と間違えてまんこに全部挿れてしまい、医者にドチャクソ怒られた。先生が私のカルテに何か(ドイツ語?)を書き殴って最後に「!」をつけていたので、他の先生が見てすぐわかるように「馬鹿」とメモしたのだろう。

タンポンを挿れたまま数日過ごしてしまい、慌てて婦人科に行ったこともある。
「指で探してもタンポンの紐が見つからないので奥に詰まっていると思うから取って欲しい」とお願いしたところ、膣内を覗いた先生に「ないよ?」と言われた。
「そんなはずない」「だってないもん」のやりとりを診察台の上で何度か続けたが、結局性器内を他人に見せつけただけで診察料を払って帰った。母さん、僕のあのタンポン、どうしたんでせうね?
酔ったり寝ぼけたりしている間に自分で抜いたのだろうが、もし使用済みタンポンだけが異世界転生していたらと思うと心配である。

まだ詳細は未定だが、手術は来月になるだろう。婦人科に関するしょうもないエピソードがこれ以上増えないことを祈るばかりだ。

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