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チームケアを行うときのリハビリ職と介護職の関係性を図解する。

僕は2年間、特別養護老人ホームで勤めました。

その中で最も学んだことが「チームケア」のあり方です。

リハビリ職が介護職へ教えて“あげる”と思っている人はいないだろうか?そう思っている人がいれば、もう一度、学校に行った方が良いと思うし、理学療法士にむいていないと(少なくとも介護保険分野において)思うので止めておいた方が良い。

そもそも、理学療法士はじめ、リハビリ職は介護の専門職ではない。介護の専門職には介護福祉士というプロがいる。

しかし、このような図をイメージしている人は多いのではないでしょうか。

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リハビリ職が介護職員に対して、専門的な考えかたや方法をお伝えする。そして、それを学んだ介護職員が患者さん・利用者さんにアプローチする。

確かにこういった構図になる場面もある。しかし、普段からこのような関わり方をしていては成果は出にくいのではないかと思います。

僕が思う図のイメージはこちらです。

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普通に介護業務をしたり、
介護職員の仕事の効率を向上させたり、
いらない業務を省いたり、
今やっているケアの見直しをしたり、
多職種との折衝をしたり...


リハビリ業務以外にもいろんなことがあります。

しかし、それをただ伝えているだけではきっと改善しないし、物事は進捗することはありません。

この図のように、常に相互にコミュニケーションを取りながら進めることでやっと良い方向へ動き出します。

以前、褥瘡に関することで、学会発表をしました。その時もこの内容をお伝えさせてもらいました。コミュニケーションをとることで、良いのか悪いのかの判断ができ、素早く軌道修正をすることができます。

現場に入り込んで、同じ方向に進んでいく。
一方で俯瞰して全体をみる視点もとても大切なように思います。

進捗を評価するときは俯瞰しなければできません。

正解がどうかはわかりませんが、僕なりの今の答えはこのような考え方です。きっと、数年経てば、考え方は変わっているでしょう。

日々、アップデートしていく必要がありますね。

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