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トーハクの『中尊寺金色堂』展は、行って損なし! ……でも混んでるので注意

今日は仕事へ出かける前に、ちょっとだけ東京国立博物館(トーハク)に寄ってみました。そうしたら、週末ということで混んでいました。おそらく特別展の『本阿弥光悦の大宇宙』と『中尊寺金色堂』展は日本人が中心なのですが、加えて常設展(総合文化展)へは多くの外国人が来ているので……すごいことになっていますね。

でも、特別展『中尊寺金色堂』は、もう「行かなきゃ損!」というくらいの展覧会だと思います。中尊寺の関係者以外が、こんなに間近で金色堂の仏像が見られることは、もう生きている間はありません……っていうくらいの話だと思います。ということで、詳細は何週間か前に下記サイトでレビューしたので、もしご興味があれば……。

そして、『中尊寺金色堂』展へ行った後は、現在、本館2階の特別室で、関連展示がありますので、忘れずに行くとよいかと…。また、特別展へ行ったのなら、絶対に見たほうが良い……というわけでもありませんが、現在、本館2階の国宝の部屋では、《金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅 第一幀・第四幀》が展示されています。

2室が国宝の部屋《金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅》展示
3−2室に《中尊寺経》展示

特別展へ行った人であれば、あれ? それってぇ……と、思い浮かぶかもしれません。特別展にも同じようなものが展示されているんです。

《金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅》は、名前のとおり「今光明最勝王経」という経典の文字を、かなり細かい字で記したものです。で、細かく記しただけでなく、その細かい文字で五重塔のようなというか、九重か十重の塔が描かれている、すごいものです。その「宝塔」が、「金色の字」で描かれているから《金光明最勝王経=金字宝塔=曼荼羅》なんですね……名前を区切ると、少しイメージしやすいです。

撮影禁止のため、写真を載せられませんが、どんなものかは上記したサイトの写真を見てもらえればと思います。

ちなみにトーハク本館で展示されているのも、所蔵は大長寿院という中尊寺の支院です。特別展で展示されているものも、本館2階の国宝室に展示されているものも国宝です。

とはいえ、国宝室よりも特別展での方が間近で見られます。特別展では、近視のわたしでも、じーっと見れば経典を記した細かい文字が読めましたが……国宝室での展示は、遠くからしか見られないので、細部まで見るのには単眼鏡などが必須です。近眼裸眼のわたしには、文字がボヤケて読めませんでした。

そのほか、先日noteしたのですが、特別展に展示されている「中尊寺経」の別バージョンが、本館2階の国宝室の隣の部屋で展開されているので……こちらは見たほうが良いと思います。

特別展『中尊寺金色堂』の会期は、4月14日までと比較的に長いです……あと2カ月ありますからね。週末に行くと、会場に入るまでに20〜30分は、本館の外で並んで待つことになると思います。入場制限をしているので、もしかすると会場内はゆとりがあるかもしれませんが……どうなんでしょうか。

最近のトーハクは、金曜と土曜は19時まで見られるので『中尊寺金色堂』展と本館をチャチャっと見るだけであれば、17時から19時の間で行くと良いかもしれません。なかなか都合をつけるのが大変な時間帯ですけれど……だからこそ、すいているかなと。

ということで、また……

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