「すしこ」という郷土食に出会いました

なんとも鮮やかな赤紫色…!
パックを開けてまずその色に驚きました。青森県は津軽地方、それもかなり西側のほうに伝わる「すしこ」という料理です。もち米と一緒にキャベツやキュウリ、ミョウガなどの野菜を漬けて乳酸発酵させるのだそう。つがる市あたりを中心とした地域のもののよう。

いやー、知らなかったな。
料理研究家の重信初江先生が教えてくださいました。これね、実にうまかったんですよ。肝心の色は赤ジソによるものなんですが、さほどシソ香はせず、乳酸特有の酸味や塩気もきつくない。穏やかに全体がまとまってるんだけど、しっかりこれ自体が「おかず」になるんです。もち米でご飯を食べるという不思議。けれど全然……アリだ!

青森県農林水産部のサイトに、以下のような説明がありました。

米どころ津軽地方の西北地域を中心に伝わる、全国的にも珍しい「ごはんの漬物」です。蒸したもち米に、浅漬けした赤紫蘇、きゅうりやキャベツを入れ、乳酸発酵させて作られます。赤紫蘇の色が鮮やかで、さっぱりとした味わいです。昔は、一斗樽に漬け込み、体力の必要な稲刈りや農作業の時期に毎日食べられ、体力回復に努めたと言われています。

いろんなものがありますねえ。
ちなみに冒頭のすしこは「花田れつ」さん、というかたのお手製とのこと。検索してみたら漬物ソムリエをやってらっしゃるよう。れつさんの漬物、他にも食べてみたい。ちなみに翌日に再度食べてみたら全体がもっとしっかりまとまって粘度が高まってました。おいしくて全部食べちゃったんですが、しばらく置いて酸味の高まりをみればよかった…とプチ後悔。


いやはや、勉強になりました。日本各地の郷土料理、これからも調べていきます。「うちのほうにはこんなのがあるよ」というの、ぜひぜひ教えてください。

#食 #郷土料理 #ローカルフード #コラム

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白央篤司

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