見出し画像

文学フリマ東京36で優勝していくことにするわね(ニチャア)

お久しぶりです。白色黒蛇です。

先日は文学フリマ東京36で、過去最高の戦果を挙げることが出来たので、そのお礼と「どうしてうまくいったのか?」について考えていこうと思います。

「文学フリマっていいよね~」
「文学フリマ東京でこんなことが楽しかったよね~」

みたいな内容は多分他の方がやるので、あたしが別に書かなくても良いかな? と思いました。(ちなみにこの部分も少し伏線です)


新刊「白色黒蛇 ~最狂決闘者への道~」について



多分これほど意味の分かんない本を出したのは白色黒蛇くらいじゃないでしょうか? 2月に行われた遊戯王OCGの大会「YUDT」に出場し、優勝するまでの参戦記なんですが、この本を出店したおかげで文学フリマ東京にお越しくださった数々の「決闘者」たちが弊ブースへ来てくれました。

「ヴァリアンツを使ってて~」
「ティアラメンツやばいっすよね~」

こんな会話をしてたのはうちだけです。もちろん大会に出てるようなガチな方からカジュアル勢から千差万別でしょうが、遊戯王という共通言語、人気コンテンツを元に書いた本作ですが、これはかなり勝算がありました。

質問します。
貴方は「遊戯王」って聞いて、「聞いたことも見たこともない」と仰りますか?

まぁ全員知ってるとは言わずとも、名前くらい聞いたことがあるでしょう。それくらいの有名コンテンツの看板を借りているのは見たところ「弊ブースだけ」だったんです。

本作は、文学フリマ東京に来る決闘者はそこそこ数いると確信し、そこに向けてこの本を制作しました。

サイバーパンクアンソロ『デットピア』について

前評判からかなり良かったサイバーパンクアンソロ『デットピア』
今年1月から制作をスタートさせて水面下でコツコツ進めてまいりました。途中色々と壁はあったものの、それでも最高の短編4本、最高の装丁、最高の主題歌が相まみえる1冊になったんです。

さて、何でこれが上手くいったか? 

私が思うに『主題歌』『MV』と言うPVの形が良かったなと思いました。

結論から言います。
『主題歌と言う形のPVは高確率で動画の時間分だけ、作った世界の入り口にちゃんと触れてくれる』
からこそ効果的なんだと考えています。

最近だと特に若者は動画を1.5倍速で見ることもあるそうです。それだけでなく、動画だと当然下にシークバーがありますから、面倒だと『適当な場所に動かして軽く見て終了』なんてこともあり得るんです。

けれどそれがただの映像ではなく、楽曲ならどうでしょう?
少なくとも音を出してくれるはずですので、そんな軽々とシークバーを移動させたり倍速再生なんてしないと思います。

その保証された1分(PV)または3分半(MV)の間、私たちが作った『デットピア』と言う世界観に使ってくれたからこそ、その魅力に触れてくれたんだろうなと思っています。

フルアーマーバニーガールについて


これはいつも通りの白色黒蛇でした。安定のサイバーパンクルビ芸は軽く本を開いて貰えてば圧巻でしょう。正直編集面倒でした(笑)

ルビ芸小説は「忍者と極道」「セレベスト織田信長」と言った漫画作品や「デスストランディング」「メタルギアソリッド」と言ったゲームから作風を練りだして作りました。あの手の作品はその文字の並びとインパクトで読みごたえをグンと上げる良さがあります。それを小説に輸入した訳ですから、まぁ読んでて飽きることはないだろうなと。

ある意味いつも通りの白色黒蛇、ですがその形は徹底してこだわった1作になっております。

優れるな、異なれ

これは白色黒蛇の座右の名です。
この言葉を言ったのはオリエンタルラジオの中田敦彦さん。今やYouTube大学で一躍有名になっておられますが、中田さんが番組のプレゼンで仰った一言です。
『武勇伝』でデビューしてから『PERFECT HUMAN』で紅白歌合戦に出場し、今や『YouTube大学』『オリラジアカデミー』で他の芸人さんとも比べて極めて異質、異端な活躍を見せている中田さんらしい言葉ですよね。

文学フリマ東京はある意味
「俺の書く文章は面白い」
と誇る猛者たちが山ほどいます。右隣も左隣もそうです。そう言う方が東京では1400団体集まるんです。

その中で、その1400の中から選んでもらうにはどうすれば良いでしょうか?1/1400位になる? そんなの正直私は面倒です。イヤです。

それ故に、大事になるのが『異端さ』ではないでしょうか?
もう少し分かりやすく言うと『差別化』となりますかね?

『このブースは他のブースと明らかに違う』
そう思って頂くことが出来れば気になってくれる人が増えるでしょうし、
気になってくれれば手に取ってくれる人も増えるんじゃないでしょうか?

今後も文学フリマに出展を検討されている方、また次の文学フリマ東京37への出展を考えている方へ、白色黒蛇からお伺いします。

「貴方のブースは、貴方の本は、他のブースとどう違いますか?」

次回の文学フリマも楽しんでまいりましょう!
お相手は白色黒蛇でした。


この記事が参加している募集

文学フリマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?