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ゲームを磨く時間を確保するために…

はじめに

どーも、はるねこです。

今回は、前回の記事とも似かよる部分があるのですが

「ブラッシュアップ」に、ついてお話ししてみようかと思います。

ブラッシュアップとは

ゲームがある程度できた段階で、ゲームを遊んでみる。

そして
「もっと、ここ、こうした方がいいなぁ」とか
「ここ、わかりづらいなぁ」とか

そういった点を洗い出して、ゲームをよりよくしていく
というのが、ブラッシュアップだと、自分は思っています。

なかなか時間が取れない

もちろん、やらないよりはやった方がいいブラッシュアップ。

なのですが、プロジェクトのスケジュールとして
「ブラッシュアップ期間」といったものが設けられている事は
あまり多くないように感じます。

だいたいよくあるのが「デバッグ期間」の際に、一緒にブラッシュアップ作業もしてしまおう、というもの。

ただやっぱり
バグは直さなくちゃいけないわ
ブラッシュアップもしなくちゃいけないわ
となってくると、全てに対応するのが難しくなってきます。
(残りの作業時間との兼ね合いですが)

そして、作業としてはバグ修正が優先されがちで
ブラッシュアップというは、余裕があればやろうという温度感の場合が多い気がします。

全部が全部100%ではない

上記で「ゲームがある程度できた段階」という表現をしましたが
このニュアンス的に「100%」のものができた段階ではない
というのは、おわかり頂けるかと思うのですが

じゃあ、ゲームが発売する際には
全ての要素が100%出し切ったものになっているか
というと、残念ながらそうでもないのかなと思ったりします。
(プロジェクトによるでしょうけど)

「ある程度できた段階」というのは、ゲームのクオリティ的に、70%であったり80%であったりぐらいのものになってる事が多いと思います。

なので、その時点で発売したとしても
まぁ、ゲームにはなってる、という状態ですね。
多分、物足りない出来になってるでしょうけど。

そこからが勝負

問題は、この70%、80%くらいのクオリティから
どれだけ100%に近づけられるのか、という事。

この辺は予算やスケジュールとの戦いです。
いつまででも作ってていいのであれば、高クオリティのゲームが出来ると思いますが、そんな、予算やスケジュールが潤沢なプロジェクトは稀なんじゃないでしょうか。

限られた時間の中で、どこまでクオリティを上げられるのか。
クリエイターは、常々そことの戦いですね。

大掛かりな事はできない事が多い

ブラッシュアップは
今ある要素を更に磨き上げる行為の事であって
今までになかった、新しい仕組み、要素が追加される事は基本ないと思います。

また、ブラッシュアップは開発終盤に行われる事が常々なので
終盤に大掛かりな事はできない、というのが悲しい所。
(まぁ、費用対効果が大きいものであれば、追加されるかもですが。)

ブラッシュアップの時間が取れないとどうなる?

先程言った70%、80%のクオリティで
リリースされてしまう事になるのでしょう。

悲しいのですが、一応ゲームにはなっているので
予算、スケジュール的にGOが出されてしまう事もあるでしょう。

ご理解頂きたいのは
開発側も「こんなもんでええやろ」と思ってリリースしているわけではなく
泣く泣く、そういう結果になってしまっている事もある、という事です。

ブラッシュアップの時間を確保するために
(スケジューリング)

スケジュールにあらかじめ、ブラッシュアップの時間を確保しておけると一番いいですね。

また、以前の記事でも書きましたが、マイルストーンごとに意見出しをする時間、その対応をする時間を設けるとか。

ブラッシュアップの時間を確保するために
(実装で意識している事)

プログラマー的な観点からいうと、自分の場合は

・所々仮でいいので、完成形がイメージできるものを素早く作る
・トライアンドエラーがしやすい作りにしておく

といった所を意識し実装を進めて
早い段階で、完成形のイメージができるようにしています。

やっぱスピードは大事だと思っていて
早く完成形に辿り着ければ、その分ブラッシュアップの時間を確保しやすくなります。

ただ、スピードを追い求めるあまり、ぐっちゃぐっちゃなコードを量産しないようには気をつけましょう(後でリファクタリングするならいいかな)

完成形に素早く辿り着けるように
プランナーの実現したい事を把握して、必要最低限の実装を行う。
場合によっては仕様の相談をする、といった事も必要かもしれません。

その辺に関しては、別記事を参照ください。


また、こちらの記事が、自分の思想とも合致してたのでご紹介

こちらのスライドの32ページ目

・スピード重視で作る
・柔軟に作り過ぎない
・クソ真面目に作らない

これはホントにその通りだなと思ってます。
特に「柔軟に作りすぎない」は、特に心掛けてますね( ˘꒳​˘)

終わりに

今回は、ブラッシュアップって大事だよね。
というお話をしてみました。

わかっちゃいるけど、なかなか時間が取れない。
というのも重々承知なのですが
そういった時間を取れるように工夫していくしかないですね。

悔いの残らないように頑張りましょう!

それでは、今回はこのへんで。

もしサポート頂けたら いつか個人開発をする時に使わせて頂きます!