でこぼこガールズトーク第三回 「ヘルプマークをもらったよ!」ってお話
白「はい、じゃあやっていきます」
水「はーい」
白「じゃあ今回は『ヘルプマークについて』というわけなんですが」
――LITALICO仕事ナビより
水「ヘルプマークって言ってもね……私が持ってないから分からないんだよね」
白「あっそうか、調べたら配布してなかったのよね」
水「あっ、よく考えたら見たことない」
白「そうなんすよね。
えーっと、Wikipediaから引っ張ってくると、導入自治体はこんな感じ。表にまとめてみました」
※令和元年8月20日現在
水「おかしいなぁ、なんで福岡がないんや」
白「それは県に文句言ってくれ(苦笑)」
白「まぁうち(兵庫県)はこの通り配布してるので、もらってきましたよ」
白「こんな感じで、使用方法も書いてくれてる」
水「はい」
白「で、このシールはマークのところに貼って、自分の配慮してほしいことを書くんだけども、私はこう使ってるの」
白「で、この『裏のポケットに入ってる紙』がこれ」
水「へー。これは自分で打ったの?」
白「うん。Wordで作った。
ちゃんとね、フォントにも配慮したんですよ。読みやすいフォントに」
水「あと、下に線が引かれてるのも」
白「そうそう」
白「で、もらう時なんだけれども、市役所の窓口に行って『ヘルプマークください』って言ったらもらえた」
水「えっ、そんなノリでもらえるもんなの……!?障害者手帳とか見せなくていいの?」
白「うん、私もそう思ってたんだけどね、すんなりもらえた」
水「マジ?へぇー」
白「ただうちの自治体だけかもしれないね、他は分かんない」
※“自治体によっては交付申請書の提出が必要な場合もあります”
――LITALICO仕事ナビより
白「で、付けてみて普通に街を歩いてるわけだけど、まぁ別に思ったほど声かけられたりとかはないね。今のとこ」
水「あっマジか、まぁあからさまに『今声かけたほうがいいのかな』っていうのが分かりにくいからなのかな?」
白「あー、そうね。まぁ実際付けてから困ったこと起きてないし、声かけてもらわなくてもいいんだけど(笑)」
白「でね、ヘルプマークをもらってから変わったことといえば、心境なんすよね」
水「はい」
白「ヘルプマークをもらって付けて、『自分は配慮が必要です』っておおっぴらにすることで、もらう前よりもっと、「普通じゃない」自分を許せるようになったのね」
水「ほうほう」
白「まぁ前提として、発達障害ですよって告知から9年で、色々考える時間があったっていうのもあるかも」
水「9年で色々踏ん切りをつけたわけね」
白「そうね。
それとあと2つ、下地として大きなポイントになったのは、まぁどっちもそうせざるを得なかったんだけど、中高生時代で心が限界を迎えた時『あっ、もう普通の人間目指すの無理☆』ってなったこと、あとはこの記事に書いた、noteをきっかけとしたカミングアウトかな」
水「おーでもこの共作がきっかけになったのはなんか嬉しいね」
白「そうだぞ、ありがとう。
この3つの出来事がなかったら、いつまでも「普通になりたい自分」と「普通になれない自分」との間で中途半端でグズグズしてた気もするから結果オーライかもな、とは思ってるけどね(笑)」
水「ふんふん」
白「まぁなんと言いますか、常に胸を張るのは無理でも、なんとか折り合いをつけつつ生きていきたいな、という思いを語って締めにしたいと思います」
水「はい」
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