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改めて小林カツ代さん

久しぶりに小林カツ代さんの本を読みました。
レシピ本も好きですが、こういうエッセイ本の文章も好きです。

豪華に見えて洗い物も少なくなる「ひと盛り料理のススメ」、
レシピだっていろいろな「本当のことはひとつじゃない」など、
”なるほど”と思えることがたくさん書いてあります。

彼女の文章が魅力的なのは、彼女自身もいろんな失敗をしてきて、いろんな疑問をもって、食べるということを真剣に考えてきた人だからだと思います。この本の中には、新婚当時に初めてワカメの味噌汁を作ろうとしたら、ワカメが爆発したエピソードもあって、「へえ、こんな頃もあったんだあ」などと少し安心したりして。

ずいぶん前に、彼女のレシピ本で「ほうれん草を洗うときは根っこから水につけてね。頭からいきなり水をかけると誰だってビックリするでしょ」といった内容があったんですが、試しに根っこを水につけてみると、たちまち葉っぱがシャキーンとして元気いっぱいになったのを思い出しました。

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