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[解説付]Mr. Childrenの名曲ランキング25[邦楽史]

  Mr. Childrenは「ミスチル」の略称で知られる1989年から活動を行い1993年のCROSS ROAD以降数多くの大ヒット曲を放ってきた日本を代表するバンドの一つで、ミリオンヒットは10作品を超えており、ストリーミングやYouTubeでも大人気となっている。
 メンバーはボーカル・ギター、そして幾つかの曲でハープやピアノを担当し、大ヒット曲全ての作詞作曲を務めた桜井和寿(Kazutoshi Sakurai)、ギター担当の田原健一(Ken'ichi Tahara)、ベースの中川敬輔(Keisuke Nakagawa)、ドラム・パーカッション担当の鈴木英哉(Hideya Suzuki)の四人である。


1位 Tomorrow never knows (1994年11月) 400ポイント+大人気持続ポイント


 ドラマ『若者のすべて』の主題歌でオリコンで通算三週首位を獲得し、年末に発売されたことで1994年と翌年の2年に亘って年間ランキングの上位にランクインしている状態だが、最終的に276万枚のCDを売り上げた日本のCD売上のTOP10に入る大ヒット曲である。
 その後にはストリーミングでも5000万回を突破、YouTubeでもMVが7000万回、ライブが5000万回再生され、合計は1.2億程度となっているなど現代でも人気の非常に高い楽曲で、歌詞は未来のことはわからないという事をテーマとして描いているとされる。

購入:276万 再生:1.7億以上

2位 HANABI (2008年9月) 290ポイント+大人気持続・人気増加ポイント


 非常に著名なドラマ・映画シリーズ『コードブルー』の主題歌で、オリコンで二週連続一位を記録し、オリコンチャートでは2008年以降の6年間に亘ってトップ10に入り続けることとなり、ビルボードジャパンでは2008年の他、比較的最近の2017年から20年の4年間もトップ100に入るなど非常に長くヒットを続けた。
 CD売上はCDが売れなくなっていた21世紀では多い49万枚、近年に解禁されたストリーミングはミスチルで唯一1億回を突破しており、YouTubeの再生回数もMVは8000万回、ライブは9400万回で合計は2億回ほどにもなり、曲自体は名言はされていないが死去した大切な人への哀悼歌であると解釈される。

購入:49万 再生:3億回以上

3位 名もなき詩 (1996年2月) 270ポイント+大人気持続ポイント


 ドラマ『ピュア』の主題歌として作成されて発売され、初週売上が歴代最大かつ唯一の百万超えである120万枚を記録するなど当時は邦楽史上最高の勢いを誇った曲で、最終的に231万枚を売り上げる歴史的大ヒットを記録した。
 週間、月間、年間のオリコンチャートで一位を獲得し、近年にはストリーミングが5000万回を突破、YouTubeではライブ映像のみが公開され単独での動画だけで2000万回以上再生されており、現在でもなお人気で、曲自体は愛を伝えるための比較的ストレートなラブソングである。

購入:231万 再生:5000万回以上

4位 シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 (1995年8月) 240ポイント+大人気持続ポイント


 タイアップが無いにも関わらずオリコン三週連続一位となり最終的に191万枚の歴史的大ヒットを記録、これはオリコンによって集計された範囲の邦楽の中ではノンタイアップ一位のヒットで、ストリーミング再生回数も5000万回を突破、ライブ映像とMVの合計は2000万回を突破しているなど現在でも人気があり、曲自体は片想いの様子を描いたものである。

購入:191万 再生:7000万回以上

5位 innocent world (1994年6月) 230ポイント+大人気持続ポイント


 アクエリアスのCMソングとして制作された楽曲で従来のミスチルよりも客観的な視点がとられ、風刺的な要素もあると評価され、発売後、オリコンでは二週首位を獲得し、最終的にCD193万枚を売り上げる歴史的ヒットを達成した。
 現代でもストリーミングでも5000万回を突破し、YouTubeのMVは数年で1000万回を突破しているなど非常に大きな人気を未だ持っており、楽曲の内容は失恋のような応援歌のようなものとなっている。

購入:193万 再生:5000万回以上

6位 しるし (2006年11月) 230ポイント+大人気持続ポイント


 ドラマ『14才の母』の主題歌で3週に渡ってオリコン首位を記録し、最終的に74万枚を売り上げるヒットとなっており、ストリーミングが5000万回を突破し、MVが7000万回以上再生されているなど現在でも非常に大きな人気を持っている楽曲で、曲自体は様々な解釈が可能なラブソングとなっている。

購入:74万 再生:1.2億以上

7位 Sign (2004年5月) 170ポイント+大人気持続ポイント

 
 ドラマ『オレンジデイズ』の主題歌で約50週に亘ってオリコンチャートにランクインするロングヒットとなり、最終的に2000年代のミスチルで最大の77万枚を売り上げるヒットを記録した。
 ストリーミングでも5000万回を突破し、YouTubeではMVが4400万回、ライブは単独のものだけで2600万回、合計7000万回程度となっているなど現在でも高い人気を誇っており、曲自体はラブソングである。

購入:77万 再生:1.2億以上

8位 抱きしめたい (1992年12月) 150ポイント+大人気持続・人気増加ポイント


 本楽曲が収録されたアルバム『Kind of Love』と同時に発売されたシングルである上、タイアップもなかったため当時は6万枚程度しか売れなかった楽曲であるが、ストリーミングは5000万回を突破、YouTubeのライブ映像は6000万回を突破しているなどその人気は非常に高く、ミスチルを代表する楽曲の一つと言える。

購入:-- 再生:1.1億以上

9位 GIFT (2008年7月) 100ポイント+大人気持続ポイント


 北京オリンピックのテーマソングとして制作された楽曲で、従来のミスチルにしては低い34万枚の売り上げとなったが2000年代後半では多く、ビルボードの年間TOP10にもランクインしているなどヒットといえ、現在でもストリーミングが5000万回を突破し、YouTubeでもMVが3000万回を突破しているなど人気が高いミスチルを代表する楽曲で、曲自体は愛をギフト(贈り物)と歌ったものである。

購入:34万 再生:8000万回以上

10位 終わりなき旅 (1998年10月) 145ポイント+人気持続ポイント


 ドラマ『殴る彼女』の主題歌で活動休止明けの一曲目でもあり、オリコン週間一位を記録して最終的に107万枚を売り上げ、これがミスチル最後のミリオンヒットとなっており、近年にはストリーミングが5000万回を突破、YouTubeでも単独のMVが1500万回を突破しており、現在でも人気が高い楽曲で、曲自体は自分探しのようなテーマを扱っている。

購入:107万 再生:5000万回以上

11位 【es】 〜Theme of es〜 (1995年5月) 160ポイント


 ミスチルのドキュメンタリー映画のテーマとして制作された楽曲で、オリコンで二週連続首位を獲得、最終的に158万枚を売り上げる歴史的大ヒットを記録しており、タイトルのesは心理学用語で自我を意味し、曲の内容もそれに因んでいるとされる。

購入:158万

12位 花 -Mémento-Mori- (1996年4月) 150ポイント


 タイアップがないにも関わらず153万枚の大ヒットを記録した楽曲で、オリコンで集計した楽曲の中では売り上げがTOP100以内に入っており、女性の目線の楽曲を目指して作られたとされ、内容は恋愛と社会生活の狭間で悩む女性を描いていると思われる。

13位 365日 (2010年12月) 80ポイント+人気増加ポイント+人気持続ポイント


 NTT東日本とNTT西日本のCMソングとして用いられた楽曲で、約80万枚を売り上げたヒットアルバム『SENSE』のアルバム曲であり、大きな人気を誇り現在でもストリーミングが5000万回を突破、YouTubeでもライブ映像が7700万回を突破しているが、リカットはされておらず、曲自体は365日常に想い続けていたという内容のラブソングである。

購入:-- 再生:1.3億以上

14位 CROSS ROAD (1993年11月) 125ポイント


 ドラマ『同窓会』の主題歌として制作された楽曲で、ミスチル初めてのタイアップ曲かつ初めてのトップ10入り楽曲でもあり、オリコンの最高順位は週間6位でありながら非常に長く20位周辺をキープして最終的に125万枚を売り上げる大ヒットを記録、曲の内容は別れた恋人についてのものとなっている。

購入:125万

15位 everybody goes -秩序のない現代にドロップキック- (1994年12月) 125ポイント


 コンサートを盛り上げるための楽曲を目的に作成されたアップテンポで社会風刺的な要素を含む楽曲で、やや過激な歌詞により珍しくタイアップが無いが、それでもオリコン1位を記録し、124万枚を売り上げる大ヒットとなった。

購入:124万

16位 Everything (It's you) / 1997年2月 120ポイント

 ドラマ『恋のバカンス』の主題歌で2週連続オリコン首位を獲得し、122万枚以上を売り上げる大ヒットを記録しており、曲自体はラブソングである。

購入:122万

17位 くるみ (2003年11月) 70ポイント+人気持続ポイント


 NTTドコモのCMソングで掌とのカップリングでシングルとして発売され二週連続オリコン一位を記録、65万枚を売り上げ、YouTubeでMV3000万回を突破しているなど現在でも人気がある楽曲であり、楽曲自体は失恋や失敗から前を向くような内容となっている。

購入:65万

18位 星になれたら (1992年7月) 人気増加ポイント+人気持続ポイント


 アマチュア時代から存在した楽曲でミリオンヒットを記録したアルバム『Kind of Love』の人気曲であり、リカットはされておらず、YouTubeの動画も公式のものは存在しないがカラオケなどでは上位に入り続けていて、楽曲自体は誰か大事な人と離れて踏み出していく様子を描いている。

19位 Over (1994年9月) 人気増加ポイント+人気持続ポイント


 300万枚以上という驚異的な数字を売り上げたアルバム『Atomic Heart』の収録曲でアルバムの宣伝に用いられ、アルバムの最後に位置しており、曲自体は失恋ソングとなっていて、他のミリオンヒット楽曲などを抑えるほどの人気を誇り、日本の男性目線の失恋ソングの代表的な曲の一つであると言える。

20位 口笛 (2000年1月) 70ポイント+人気持続ポイント


 ミスチル初期のポップな作品を意識して作られたストレートなラブソングであるとされ、タイアップはないがオリコン週間1位を獲得し、売上も73万枚のヒットとなっており、現在でも人気のある楽曲の一つである。

購入:73万

21位 youthful days (2001年11月) 70ポイント+人気持続ポイント


 全ての楽曲がミスチルのものであったドラマ『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』の主題歌として用いられた楽曲で、70万枚を売り上げるヒットとなり、YouTubeではMVが1300万回以上、ライブ映像は約1000万回程度再生されるなど現在でも人気があり、曲自体はラブソングである。

購入:70万

22位 彩り (2007年3月) 人気増加ポイント+人気持続ポイント

 120万枚以上を売り上げたアルバム『HOME』収録のオリンパスのCMソングで、リカットはされていないが高い人気を持っており、YouTubeではMVが1000万回以上、ライブは900万回近く再生されている。

23位 常套句 (2012年11月) 人気増加ポイント+人気持続ポイント


 約80万枚を売り上げたアルバム[(an imitation) blood orange]のメインとされる楽曲で、ドラマ『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜』の主題歌であり、シングル楽曲ではないがYouTubeのMVは1500万回程度で、現在でも人気がある。

24位 HERO (2002年12月) 55ポイント+人気持続ポイント


 NTTドコモのCMソングでオリコン週間1位を獲得し、55万枚を売り上げた楽曲であり、MVは1800万回程度、ライブは900万回程度再生されるなど現在でも人気で、曲自体は曲名の通りヒーローをテーマとしている。

購入:55万

25位 足音 〜Be Strong (2014年11月) 60ポイント+人気持続ポイント


 ドラマ・映画の『信長協奏曲』の主題歌でビルボードジャパンで首位を獲得して2010年代では多い18万枚を売り上げ、YouTubeではライブとMVを合わせて4500万回程度再生されるなどある程度の人気を持っており、曲自体は応援歌的と言える。


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