２０１９年３月１６日土曜日、今日は私の母の誕生日、いくつになったかと言いますと、、ＳＮＳ経由で年齢言うなと言われそうなので、ここでは伏せておきます(笑)

母の事をざっくりとお話すると、世代で言ったら背も高く（若い頃は163㎝ありました）ぽっちゃり体型（お正月に会った時、少しは痩せたかな？）人前に出るのが苦手で積極的に何かをやるタイプではなく、危ない橋は絶対渡ろうとしないタイプで（←わかりやすく言うと安定志向で、ここは私と正反対）料理や裁縫など家庭系に関しては娘の私でも認めざるを得ない位（←比べるな）上手な母です。

私が物心ついた頃、父は遠方で単身赴任で自宅にほとんど居なかったのですが、定年退職を迎える５年前までの間、うちを守っていたのが母、当時同居していた父の母（私にとっては祖母で14年前に他界）の世話、３つ上の姉、私の２人の子供の子育て、家主（父）不在の中、自分の事は後回しで家族優先で動いてくれていた事は今となっては本当に凄いし、頭が上がりません。

子供の頃、私は頻繁に病気（学校でひきつけを起こして泡を吹いて倒れて、救急車で運ばれたことも（それがキッカケで一部の同級生にあだ名「カニ」と呼ばれた＾＾；）になったり、小学校１年の時は自宅前で自転車にぶつかって足を骨折と母にはしょっちゅう心配をかけていたのですが、やがて思春期を迎える頃になると学校の成績（ハッキリ言ってかなり悪かった＾＾；）の事や友達付き合いの事で母としょっちゅう衝突しては一時的に口を利かない、なんて事はよくありました。

私が２０代半ばの頃、長らく単身赴任だった父が地方での単身赴任生活を終え、和歌山の自宅から仕事に行く生活に変わって行ったのですが（父が働いていた職場の本社が大阪だったので）元々母は自分の意見はあまり言わずに父がコレ！と決めたことに従う、そんな母の考えは私にとっては理解がしがたいと思ったのは一度や二度ではありません。

長らく父の考えに従おうとする母の気持ちが判らなかった私でしたが、そんな母が少しずつ変わり始めたのが２年前、私が実家を家出同然で出た時でしたが、自分のやりたい仕事をしたいから、この家を出て東京に行く、母は突然の私の宣言に困惑しつつ「何で東京なの？先の事をちゃんと考えてから決めなさい！」父以上に大反対。

母からしたら、曖昧な状況（当時仕事に関してはコレがやりたい！と言う明確ではなかったので）で住まいや働くツテもないのに娘が東京で暮らそうとする、親としては危ない橋を娘の私には渡ってほしくない。

これは私の考えになりますが、母は子供たちには恐らく２０代そこそこでいい人と結婚して出産して子育て、平凡だけど自分の家族（家庭）を持って親を安心させてほしい、母にとって最初の子供でもある姉は母のイメージした通りの人生を歩んでいて（実際２５歳で結婚、子供も２人あり）下の妹の私にもそうなって欲しい、結果的に私はそうならなかったけど、そんなイメージを描いていたと思います。

実家を出て直後は、夜になると母から電話がかかってきて、その度に帰って来ないと言われたり、最初の職場を人間関係で１ヶ月ちょっとで辞めてしまい、次の仕事が決まらなった時は「決まらないんだから、もう（家に）帰って来なさい！」母からの帰ってこいコールが凄かったのを覚えています。

当時は気持ちもどんより落ち込む日々だった、だけどそんな母の帰ってこいコールを跳ねのけ、ギリギリまで粘った甲斐があって仕事も続け（途中仕事が変わりましたが）母の帰ってこいコールも次第になくなり、先日母と電話をした時にこんな事を私に言ってきたのです。

あんたの部屋に先日お父さんが引っ越ししてきて、もう（部屋は）ないから。

まぁＧＷに帰ってきた時には寝れる様にはしておくけどね～。

年末年始に帰省した後、どうも父が私の部屋の方が日当たりがよいのか？片づけて移動したとの事ですが（幸い、前もって私自身部屋の片づけしていたので、その点問題なし）私が東京で暮らして丸２年、心の中では心配はしつつも、意外と諦めずにしぶとく？東京で仕事しながら日々暮らしている私の事を許してくれた、母と話していてそんな気がします（これは父に対しても言える事です）

母は見た目は実年齢よりも若く見えるのですが（さすがにちらほらありますが、白髪が少ない）、足を痛めるなど、身体的に衰えているのを感じますが、今日誕生日を迎えた母に向けての言葉は、、、

お母さんお誕生日おめでとう。

４０近くになって土地勘がない東京に出て沢山心配かけてごめんなさい。

これから先ももしかしたら心配かけると思う。

でもそんな私を今は遠くから見守っていてくれてありがとう、お母さん。

ＧＷは少し長めに帰るから、待っててね。

今日誕生日を迎える母に向けてこの言葉を送ると同時に、後日ささやかながらも母に娘の私からプレゼントを贈りたいと思います＾＾