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ちょっと散漫な印象の読後感【感想文】「この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体」青木理 安田浩一

対談するのがこの2人なので方向性は読まないでもわかろうというもの。半島ヘイト問題、沖縄の米軍基地をめぐる問題などの論旨はいちいちゴモットモだが、対談という形式のためにどうしても話は散漫に。結局このスタンスの方々は「安倍が大嫌い」という一点突破がベースだな。ワシの中にあるかもしれない差別的な感情を見つめる契機にもなったが、それでもお隣の政権とそれに乗っかる一部の異常さは別問題だろう。2002年の日朝首脳会談が半島バッシングの分水嶺だというのは慧眼。
(21/8/30読了)

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