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もうちょっと喜んでくれても・・・

 先日、会社でToDoアプリを見ていて気がついた。結婚記念日、しかも「94年」とあるではないか。そう、30周年を迎えたのだった。アプリに記載しておかなかったら忘れたままだったよ。

 なぜか結婚記念日を祝う習慣ができなかった我が家でも30年の節目となると無視もできない。自宅そばの花屋さんを探し、帰宅時間でも営業している店にアレンジメントを予約した。

 この日の夕刻はあいにくの大雨と大風。右手に花を入れた袋、吹き飛ばされそうな傘を左手に持って這々のていで帰宅したが、カミさんは「え、この花なあに?」「きょう何の日だと思う?」「結婚記念日?」「そう。しかも94年だったから30年なんだよ!」「ふーん」。これでおしまいである。

 おいおい、もう少し喜んだフリをしても罰は当たらないと思うぞ。ま、気づいちゃったら何もしないわけにもいかないし、「そういうことをちゃんとやった自分を自分でホメてやろう」という有森裕子さんのような心境である。
(24/3/28)

 

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