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この一本が欲しかった!ようやく巡り会えた県産なたね油

フードマイレージを減らす、という高尚な気持ちからではないけれど、せっかく食材豊富な土地に住んでいるのだからと、県産素材をいろいろ探している中で、なかなか出会えないものがありました。

それが油。

富山県ではえごまの栽培を奨励していて「えごま油」なら割と簡単に手に入るのだけど、この油は加熱に向かないのですよね。

血眼になって探しているわけでもなく、あったらいいな的に頭の片隅に置いてあった思いの扉が開かれたのは先日オープンした道の駅「KOKOくろべ」に行ったときのことでした。

館内をぐるっと一周し、人の多さにびっくりしつつ長居は無用と帰ろうとした時に目についたのが、地元素材がおいてある棚。

無農薬とか無添加とかの文字が並ぶその棚は、どうやらこだわりの地元素材が並んでるっぽい。

気になって端から端をじっくりと見ていくと…まさかまさの一本が。

「なたね油だっ!!!」

それはもう雄叫びをあげましたよ。心のなかでですけどね。

「黒部川扇状地で栽培された芳醇な菜種だけを絞ったなたね油」としっかり県産アピールもされております。

入善と朝日町をまとめるみな穂農業協同組合謹製のこの一本。そう、最後の一本ですが、ようやく手にできた喜びたるや。

朝日町に菜種油用の菜の花を栽培している農家があるのは知っていたので、どこかにあるのでは、と思ってはいましたが、ここにあったか!

しかも意外と値段が普通であったのも嬉しいポイント。

さっそく、皇国晴酒造さんの酒粕を使った塩酒粕で漬け込んだ魚津産の鯵をなたね油でソテーしてみる。

開封後から芳ばしい香り、そして火にかけるとさらになたね油独特の香りが。

それはそれはカリッと、美味しそうな焼色に。

こうしてなたね油を手にしたことで県産素材100%の鯵のソテーが出来上がったのでした。

次はなたね油ドレッシングを作って県産素材100%サラダでも作ろうか…。


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