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フリーランスになって、天狗になり、恥を知りました

2020年の12月に会社員を辞め、約9ヶ月の修行を経て、フリーライターになった。取材やインタビュー経験を積めたことは財産になっている。

当時は、寝ても覚めても書いていた気がする。平日は10時から19時まで会社へ出勤し、目標の設定時間内に書き上げる。1秒も無駄にできないから、水を飲むことさえ忘れていた。

それから家に帰ってから寝るまでの時間と土日が個人の仕事の時間。パソコンに向かいながら寝ていたこともあるし、30分だけ寝ようと目覚ましをかけて、その後またパソコンに向かう夜もあった。

締切に追われて、なんだかボロボロだった気がするな。でも心は生き生きしていたと思う。アップデートされていく自分が好きだった。

案件が増え、二足の草鞋が厳しくなったところで修行をストップ。
「厳しくなったらいつでも戻っておいで」の優しい言葉が、私の背中を押してくれた。ここで頑張ってよかった。

2021年10月、晴れてフリーランスのライターとして独立。

数ヶ月先までの収入が見込めていたからフリーランスになったわけだが、最近あることに気づいた。

『わたし、天狗になっていた……まだ始まったばかりだ』

高単価の仕事をいただけるようになったので、自分が偉い人に昇格したかのように勘違いしていた。仕事をいただいている感謝の気持ちを忘れて、私が仕事を選ぶ立場だとなんだか天狗になっていたのだ。阿呆だ。

発信もせず、情報収集もしない。
継続案件を淡々とこなす日々。
あれ?この仕事がなくなったらヤバいかも……。

時間や場所から解放されて、自由になったけれど、それは昨年頑張った分のご褒美が今きているだけ。未来が約束されたわけではない。
Twitterやnoteを久しぶりに開き、今も尚、努力を重ねているライターさんの姿を目の当たりにした。

きっと、今の私には依頼したくない。

フリーランスになったことで、本気を出せば稼げる、となぜか勘違いをしていた阿呆な私。いや、本気を出せば稼げるのだ。本気を出せ、私。


一緒に高め合えて、ムチで叩いてくれる仲間ができたら嬉しいです。

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