「RADWIMPSのHE・SO・NO・O」を観た


2016/03/14

RADWIMPSは全然詳しくないんだけれど、胎盤ツアーの対バン相手がplenty、きのこ帝国、ミスチルと好きなバンドばかりだったので鑑賞。

でもRADは中学から高校にかけてすごい流行って、それこそ高校入学したての頃はRADのCDの貸し借りでクラスメイトと仲良くなっていくみたいなところもあったし、みんな休み時間にRADを口ずさんでた。

実際にこのドキュメンタリー映画の中でもスタッフさんや対バン相手の方たちが口を揃えて言っていたけど、「今までにないバンドが出てきたぞ!」って感じで、気付いた頃にはすごい大きなバンドになってた。

熱狂的なファンがついて確かな地位を築けば築くほどその反動でアンチみたいな人も増えていくわけで、RADを小馬鹿にするような人も周りに多いなというのが正直実感としてある。

そんなこんなで結局いつもどこかで気になっていたバンドではあった。そういうふわふわした気持ちで観たんだけど、すごいアーティスティックな人たちかと思っていたら想像よりも全然カッコつけてなかったし、スタッフを含めたチームでライブ・ツアーに取り組んでいく姿勢が身近に感じられて良かった。ミュージシャンってあくまで職業で、でもそれがとてつもなくかっこいいな〜と思った。


去年の夏にドラマーの山口さんが病気で無期限活動休止になってしまって、サポートドラムを入れてのツアーの様子が記録されてるんだけど、そのサポートに選ばれたのがプロ経験の無い当時23歳の男の子!中学生の時に聴いてたバンドのサポートに選ばれて、あの刃田さんとツインドラム叩くんだよ?!?!どんだけ夢がある話なの?!?!

あとこれはちょっと小声になっちゃうけど、そのサポートドラムのみずきくん、とても一つ上には見えない……いや私が子供っぽいのか?まあそんなこんなでこのことが1番びっくりしたかも。笑

で、そのサポートドラムのことをインスタにあげて発表するってところが映されてるんだけど、洋次郎さんが「でもあんまりイェーイって感じだとまた(ファンに)言われちゃうかな。」ってボソッと言っていたのがなんだか切なくなっちゃった(T_T)

映画ではメンバーと肩を組んだ写真を撮ってるんだけど、実際にインスタにあげた写真はみずきくん一人だけの写真。

本人たちが一番辛いだろうし色々思うところはあるだろうに、写真一つあげるにもそんなに思案しなきゃいけないんだなんて本当に神経すり減るだろうな〜(T_T)大きくなるってこんなにも大変なんだな〜って。


あともう一つ印象に残ってるのは、洋次郎さんのフロントマンとしての立ち振る舞いの素晴らしさ。素直にすごいって思ったし感化されちゃった。

ヨーロッパツアーで現地のライブハウスのスタッフと意見が食い違う場面があるんだけど、そこでも洋次郎さん自ら交渉したり機材運んだりしてて、自分の意思を伝えるだけじゃなくてちゃんとフォローの声かけや握手を忘れないの。それがすごいスマートで、この人と一緒にお仕事できる人たちは幸せだろうな〜って思った。

洋次郎さんだけじゃなくて他のメンバーも、そしてそれを支えるスタッフもみんな真摯で謙虚で、彼らのような人柄がこうやって良いものを作っていくのか〜と思いながら終始観ていた。


ちょっとだけだけど、きのこ帝国とplentyを映画館のスクリーンで観れたのも嬉しかった……!さとうさんキュアキュアで眩しすぎたし、江沼さんの「おとっつぁ〜〜ん!!!」には笑ってしまった。江沼さんとセッションしてた「37458」すごいきれいだったな〜(;_;)洋次郎さんと江沼さんの声合いすぎ。

ミスチルとスピッツは一音を聴いただけで彼らに救われた無数の人たちの想いが
、縁も所縁もないくせに勝手に思い起こされて、なんかもうそれだけでとてつもなく泣ける。ゴッド。

ということでまた一つ音楽が好きになれた気がする。

#映画 #radwimps

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