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一緒にいると辛くなる人がいるあなたへ


「あなたのその健全さが辛い」と言われたことがあります。


大事な友人の一人でした。相手も私のことを大事に思っていたからこそ、話してくれたのだと思います。

あなた(私)は何も悪くないのだけど、そのひたむきに努力できちゃう感じとか、未来は明るいって根拠なく信じられてしまう感じとか、人の良いところばかり見ることができちゃう感じとか、全て辛いと。


私はその人が、辛い気持ちでいるだろうなということもなんとなくわかっていたので、「そうかぁ」と言いました。そして、そういう気持ち、とても理解できるなと思いました。


私たちは、「相手は全然悪くないのだけど、なんだか苦手な人」というのが存在すると思います。自分にないものを持っていたり、自分が楽しめないものを楽しんでいたり、自分ができないことを楽々とできてしまったり。

そんな人と一緒にいる時は、居心地が悪い。なんとなく劣等感。なんとなく自分が悪い気がする。嫉妬するのが申し訳ないほど、相手はいい人だから辛い。っていうかこれは嫉妬なんですかね。そんな気持ち。

だから、自分から相手を拒絶することにすごく罪悪感を感じる。相手は悪くないのに。私の問題なのに。相手から「最近よそよそしいのはなぜ?」なんて聞かれた日には、胸がギューとなって泣きたくなる。そんな気持ち。


私は、それって誰にでもあることだと思うのです。たまたま、友人は私に辛い気持ちを持っていたし、私も誰かに持っている。その相手もきっと誰かに持っている。

そういう、一緒にいると辛い相手と、私たちは私たちに、距離をとることを許してあげてほしいなと思うのです。


今、一緒にいると辛くなる人がいるあなたへ。


相手に理由なんて説明しなくていいから、一度離れてみていいよ。と、伝えたい私なのでした。別に一生離れるなんて決めなくていいから、今、まず離れてみる。それは自分にも相手にも優しい行為だと思っています。

定期的に同じことを書いている。

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2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。

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ハマダユイ
ソーシャルワーカー12年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。

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