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変わりゆく街に残された後ろ姿

先週に引き続き、渋谷へ行くことになった。
全くの予定外。
近くの映画館に行くつもりだったのだ。
「劇場版 優しいスピッツ」を観るために。

映画館が少々苦手でここ数年遠ざかっていた。
元々はとっても大好きで学生時代は単館上映の小さな映画館にもよく足を運んでいたくらい。
IBSが酷かったときに諦めるようになったけれど、だいぶ良くなったので勇気を出して事前予約で席を確保しようと近くの映画館を調べた。

しかしそこはめっちゃ混んでて座りたい席が埋まっていた。
いろいろ調べて時間帯とマッチしたのが渋谷の映画館だったというわけだ。

パンフレットは売り切れでした

大きな画面、良い音響で観る劇場版優しいスピッツは癒し以外の言葉が見つからない。
隣に座っていた知らないお兄さんはいつの間にか眠りに落ちていらっしゃった。
セットリストもあまりライブでやらない曲が並び新鮮。
本編後の監督とスピッツメンバーの座談会でマサムネさんが映像の感想を語る時に少々涙腺が緩みそうになっていた気がして、私も心の中で大きく頷いて同期しそうになった。

ほわぁっと浄化される映画。
優しいスピッツというタイトルどおり。
なんか今日はholidayと運命の人が刺さったなぁ。

テアトル渋谷からはタワレコの後ろ姿が綺麗に見えた。
私はむかしからタワレコ渋谷の後ろ姿が好きで、よく宮下公園から見ていた。
そのタワレコの後ろ姿はあのときのまま。
しかし宮下公園は様変わりしていた。
誰もいないことが多かった宮下公園には若者でびっしりと埋まっている。

変わりゆく街、渋谷。
私が観に行った小さな映画館は無くなっていた。
あちこちビルは建て替え途中のところが多い。
センター街は甘い匂いやら人の匂いやら入り混じっている。
香りは変化していたが、やっぱり渋谷の匂いなのだろう。

かつて栄華を極めた西武デパート。
無印良品とLOFTが繋がっていてなんとなくバブルな匂いを残している。
渋谷無印良品の地下がやっぱり好き。
(有楽町だと大きすぎてね)
繋がっているからLOFTにも寄った。

ロウビキが表紙に使われているノートを購入

パスポートサイズのトラベラーズノートに挟もう。今日の映画のチケットを貼ろうかな。

いま書いている小説にも渋谷が登場するので取材が進んだのもよかった。
マサムネさんも取材とうたって帯広行ったって言ってたし。

映画館もクリアできたので無理しない程度に劇場へ足を運ぼうかな。

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