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男の相棒と喧嘩した

相棒について

私には、付き合い始めて数か月の、男の相棒(俗に言うパートナー)がいる。

彼は、おしゃべりな私が笑いが止まらなくなるほどのおしゃべりで、かつ私のことが大好きで、ちょっと、いや、だいぶ変わってて、自分の意見を人に惑わされずに、ちゃんと持っている人だ。


その人とは、友達期間も含め、2年くらいの付き合いになるが、3日ほど前、その人に初めて、むかつくことがあった。


彼は、男性にしては珍しく、”大学院卒業する25歳まで私に手を出さない” 

”そういう行為はしない” と大真面目に以前語っていた。

私は、”そんな男の人いんの?”と思いながらも、笑いこけながら、そんなに真面目に言ってくるなら、私もそういうことしないスタンスでいこう!と思っていた。

電話での衝撃発言


”私のお家に泊まってもいい?”というから、”いいよ”と言っていたのだが、


「彼氏を家に泊めるってどういうことかわかる?」

「明日女の子の日じゃないよね?」

急に、そういう行為をする感じに話をもってきて、驚愕した。

”いやいや、おいおい、ちょっと待て”  

そういうことするというのは、まず”私の気持ち”があるはずだ。


なのに、体調とか物理的に可能なコンディションかどうかばかり聞いてきて、

イライラする前に、失望して、私は何も言えなかった。


”いや、君以前宣言したことと違うやん、おかしい、おかしすぎる”


その癖、直接口で話したいと感じたのか、「今から会いに行こうか?」

デートの約束の日は、お家にいる予定だったが、

「ほんとにそれでいい? 映画館とか水族館がいい?」

など、これまた余計すぎることを言ってくる。

”いやいや、そういうことじゃないんよ、こっちは顔も見たくないのに”

もう、こっちの失望レベルは限界だ。

直接対決

結局、その日、”会いたくない”と相棒に意思を表明し、デートはキャンセル。

次の日、男友達Kちゃんに相談して、

「男は、直接話したい人が多いから、直接話したほうがいいよ」

と言われ、考えを改め、自分から直接話すように提案した。

待ち合わせは、いつも恒例の私のマンションの下の赤いCocaColaのベンチだ。

おかしいと思ってることを全てぶつけたら、私はスッキリした。


気持ち悪いと感じる質問

別れ際に、彼は、また私が理解できないことを聞いてきた。

「俺にどんな男になってほしい?」 「俺は、みほ(私の名前)にとっての、良い彼氏になりたい」

”その質問、気持ち悪い” 咄嗟に私は思ってしまった。

それは、”どんな男になってほしい?”と聞いている時点で、

彼は、私にも自分にも期待していることになる。

そして、仮に私が”こんな男の人がいい”といったところで、

彼は、私が作り出した”良い男”というペルソナをかぶって私と接することになる。

また、その彼が演じているペルソナが私が要求した”良い男”というペルソナと違うときに、

一番傷つくのは、彼自身だ。

人に期待はしすぎない方がいい

恋人でも、友達でも、家族でも、どんな人間関係でも

”期待”はしすぎてはいけないと思う。

相手の行動や言葉、感情は、自分がコントロールできないのに、期待すればするほど、

相手に失望し、自分が傷つくことになる。

今回の私の例も、私は、”彼は男性にしては珍しい部類の人間だ”と期待してしまっていた良い例だと言える。

また、親密な中になればなるほど、喧嘩することもあるし、お互いのことが好きだからこそ、むかつくこともある。

どんな気持ちで会えばいいのやら

次、彼と会うのは、5日後だ。

”今回本音をぶつけてスッキリしたが、次、どんな気持ちで、私は相棒に会えばよいのだろう” 

これからも、彼のマイナスな面、私のマイナスな面が嫌というほど

ボロボロ出てくるであろう。

その度に、失望して、むかついて、本音を言いあいながらも、

許容できないほどのボロがもしかしたら出てきて、”もう無理”と感じるのかもしれないし、お互いに好きということを改めて確認するのかもしれない。



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