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ただの数値を意味のある数値へ。GarminのBody Batteryが素晴らしいので知ってほしい

GarminのBody Batteryをご存知でしょうか?
Body Batteryは私が普段使いしているGarminのスマートウォッチで測定できる1つの指標です。
近年、心拍数や睡眠時間などの健康に関する指標を測れるスマートウォッチは多数ありますが、Body Batteryはそれらの指標を一歩進化させたと感じています。
とても素晴らしい機能であるBody Batteryを紹介すべく、このノートを書くことにしました。

Garminとは

Garminは高精度なGPS技術を用いた位置情報サービスを提供することが特徴で、ウェアラブル端末を販売しています。
私は10年ほど前にジョギングを始めたのですが、ジョギングデータをトラッキングするためのGPSウォッチを探しているときにGarminを知り、今でも愛用しています。

Garminの時計を初めて買ったときは、ジョギングする時だけ使う腕時計だったのですが、今使っているfēnixシリーズは普段使いできるスマートウォッチなので基本的にずっと着けています。

Body Batteryとは

Body BatteryについてGarmin公式では下記のように記載されています。

Body Battery(ボディバッテリー)は、Garmin独自の機能です。
心拍変動、ストレスレベル、睡眠、そして毎日の活動レベルなどを分析し、身体的エネルギーの残量を測定します。
数値は5-100 で表示され、そのスコアが大きいほど、その日の活動や運動に費やすことのできるエネルギーが十分にあることを意味します。
反対にスコアが低いほど、体力を温存して休息をとる必要性を示します。

基本的に十分な睡眠は充電となり翌朝のスコアは高く、日中や夜にかけて徐々に消耗していきます。
高強度な運動は、より早くボディバッテリーを消耗させますが、必ずしも悪いことでもありません。
定期的な運動やリカバリーを習慣づけることは、少しずつ身体のスタミナと回復力をつけていくことにもなります。

https://www.garmin.co.jp/minisite/health/guide/body-battery/

下記は、とある日の私のBody Batteryです。

Body Battery1

睡眠により82まで回復し、日中徐々に下がって、最終的には5まで下がっています。
基本的には睡眠中に回復して日中に下がっていくを繰り返します。
この日は睡眠時間も質も十分でかなり回復していることがわかります。

私がBody Batteryを気に入っているポイントは睡眠時の数値の回復がかなり正確な点です。

次に別の日のBody Batteryを載せます。

Body Battery2

この日は睡眠時間(黒い太線)が短く、27までしか回復していません。
この時、朝起きた時に睡眠時間短くて眠いなーと思ったのですが、数値を見ても全然回復できていないことがわかります。

一方、こちらのBody Batteryをご覧ください。

Body Battery3

睡眠時間は先ほどと同じくらいですが、睡眠の質が良かったようでBody Batteryが67まで回復しています。
このように睡眠の時間だけではなく睡眠の質やストレスレベルなどを合わせて評価できるのがBody Batteryの最大のメリットです。
睡眠時間が短くても今日は目覚めが良いな!のように感じることがあると思いますが、Body Batteryはそれを定量的に教えてくれます。

もう1つ別の日のBody Batteryを載せます

Body Battery4

この日は9までしか回復していません。
睡眠時間が短いのもありますが、睡眠中もストレスレベルが高い状態です。
これは前日が飲み会で深酒した日の数値で、俗にいう二日酔い状態ですw
Body Batteryでは二日酔いになっていることも完璧に検知してくれますw

ただの数値を意味のある数値へ昇華させたBody Battery

私がBody Batteryを気に入っている点は、ただ測定した数値をそのまま見せるだけではなく、意味のある数値へ昇華させている点です。

私は以前からウェアラブル端末で様々な数値をトラッキングするのが好きで、運動量(歩数やアクティビティ) / 心拍数やストレスレベル / 睡眠時間などを測っていました。
しかし、数値を記録していただけで、その数値を活かすことができていませんでした。
なぜならその数値が高くても低くても「ふーん」で終わってしまい、特に示唆を得ることができなかったからです。

そんな中、Body Batteryに出会って衝撃を受けました。
朝起きた時の数値を見ることで今日1日のコンディションをざっくり把握することができるのです。
特に前述したBody Battery2と3の違いを本人の感覚だけで見抜くのは難しいと思います。
また、明確に良し悪しが可視化されることで改善しようという気持ちが高まります。

Body Batteryから学ぶ、数値を活かす方法

GarminのBody Batteryは、1日のコンディションを定量的に教えてくれるだけではなく、数値とはこうやって活かすんだよと気づかせてくれました。

Body Batteryは単純明快です。
5〜100の値をとり、大きいほどコンディションが良い。それだけです!
例えば睡眠中のストレスレベルが平均80でした。と言われても何も思いませんが、睡眠中のストレスレベルが平均80だったのでBody Batteryが20までしか回復しなかったと言われたらコンディションが悪いことがすぐに理解できます。

仕事がら数値を扱うことが多いのですが、ただ数値を並べられても示唆を得ることは難しいと感じています。
Body Batteryのように単純明快、誰が見ても良し悪しがわかる数値になっていることが数値活用の第一歩だと痛感しました。

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