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「書いた先に何を目指すんだろう」ママライター、スクールで“学び直し”を決めた理由

学生時代に漠然と憧れを抱いていた「書く」に携わる仕事。結婚、そして妊娠を機に自分のキャリアを見つめ直し、「書く」を仕事にするためキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」へ入会し、現在ママライターとして活動するなりーさん(@nalie0923RB)。

彼女は現在、少人数制のコミュニティスクール 『Marble(マーブル)』の2期生として「書く+α」を勉強中です。

すでにフリーランスのライターとして活動しているにもかかわらず、なぜ2度目のキャリアスクールへの入会を決めたのか。その想いや経緯を聞ききました。

書く+αのスキルが身につく『Marble(マーブル)』とは?
ライティングスキルに、インタビュー、編集、広報などのスキルを掛け合わせることで、自分らしいフリーランスライフの継続を目指す少人数制のコミュニティスクール。2023年8月より2期目がスタート。

語り手:なりーさん(@nalie0923RB
会社員を経験したのち、妊娠をきっかけにオンラインスクールでライティングを学び、フリーランスライターとして独立。一児の母として家事、育児と忙しい毎日を過ごしながらもライター、編集、ディレクション、コミュニティ運営など多方面で活躍するママライター。

聞き手:はせがわみき(@hamigaki_write
フリーランスライター。広告代理店でデザイナーを経験したのち、「言葉」の力に興味を抱き、2021年にライターとして独立。趣味はサウナ。好きが高じて現在は、サウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。

“明確なゴール”を見つけたくて決めた、2度目のスクール受講

────なりーさんは、キャリアスクール『SHElikes』を経て、2022年8月から本格的にライターとして活動されていますよね。現在は、どんなお仕事をされているんでしょうか?

なりーさん(以下、なりー):フリーランスのライターとして、取材・執筆、編集のアシスタント業務などを行っています。最近はライティングサービスも立ち上げました。

────フリーランス1年目からかなり幅広く活動されていますね…! 書く仕事に憧れを持つ方からすると、なりーさんはすでに成功しているように感じるのですが、今回なぜ『Marble(マーブル)』への受講を決めたのでしょうか?

なりー:いろいろと幅広くチャレンジしているものの、「自分が納得のいくキャリア」がどんなものなのか、まだ確信を得られていないからです。

書くことに身を置きたいのは間違いないんですが、目指す先が具体的には見つけられていないんですよね。自分が興味のあるメディア・分野が何なのかは少し見えてきたんですけど…。

たとえば、「こんな方に取材したいから取材スキルを極めていきたい」とか、「本を出版したい」とかはわからないんです。

自分でも、「書いてはいたいけど、書いた先に何を目指すんだろう」と悩んでいて。

────明確なゴールが決まっていないからこそ、幅広い挑戦をしつづけているんですね。だからこそ書く+αのスキルが身に付く『Marble』に入会されたんでしょうか?

なりー:そうですね。もっと長い目で自分のキャリアを見つめ直したときに、自分は「書き手」でいたいのか、それとも「書くことに携わりたい」のかを明確にしたいという想いがありました。

それにはライターとして仕事を続けることだけではなく、「学ぶ」時間が必要だと思い入会を決めました。

「書く」を諦めた過去。妊娠で自分のキャリアを見つめ直した

────なりーさんは会社員を経験してからライターとして独立していますよね。会社員時代も「書く」に携わるお仕事をされていたんですか?

なりー:1社目は専門商社で営業と営業事務、2社目は生活用品メーカーで商品開発を経験しました。会社員のころは「書く」に直接携わったことはなくて…。

本格的に始めたのは、妊娠をきっかけに退職したタイミングで『SHElikes』に入会してからです。入会した時点で、ライターに興味がありましたね。

────ライターに興味をもったきっかけは何だったんですか?

なりー:高校時代に観た映画『ホテル・ルワンダ』のセリフを聞いたことがきっかけになっています。

作中に出てくる取材記者が「僕たちが一生懸命に戦場の様子を伝えても、テレビで見る人にとっては結局画面の外の世界の話であって、全然伝わらない」という皮肉のような、諦めのようなセリフを言うんですね。

そのセリフを聞いて、「リアルを伝える記事や発信って本当にできないの?」という疑問を抱いたのが最初のきっかけでした。

────高校生のころから! 昔から興味を抱いていたんですね。

なりー:そうですね。実際、就職活動でもジャーナリズムの分野を検討したんですけれど、とても優秀な方が多くて、何だか自信を喪失してしまって。結局、他の友人たちと同じように、合同説明会に行って、就活をして、商社に入社しました。

でも、妊娠をきっかけに退職を決めたとき、今の自分のキャリアに納得がいかなかったんですよね。そこで、「あのときライターになるのを諦めたことが原因なのでは」と思って。もう一度ライターに挑戦しようと決めました。

「生きた知識」を得られると感じた『Marble』の講座


────Marbleはなりーさんにとって2度目のスクールですが、実際に参加してみていかがでしたか?

なりー:新たな知識を得られているなと感じます。

現在は「インタビュー講座」の真っ最中なのですが、実際に取材ライターとして活躍されるいしかわゆきさん(@milkprincess17)の経験を踏まえた濃い話を聞けて、「生きた知識」を得られている感覚があります。

────「生きた知識」ですか?

なりー:講義のなかで、企画書を作成する課題があったのですが、このままメディアに持ち込めるほどに、かなり濃いアウトプットができました。それくらい、実務に即した内容を学べます。

────とても充実した受講内容なのが伝わってきます。なりーさん自身、仕事に育児、家庭の両立とかなりお忙しいかと思いますが、受講を続けることに難しさも感じる場面はありますか?

なりー:子どもがいるので、講座にリアルタイムで出席できないのが少しもどかしいです。受講前から分かっていたことですが、やっぱりみんなで一緒にリアルタイムで勉強したいと思うときがあります。

────リアルタイムで講師に質問できる、受講生と一緒に学びを深められるのがこのスクールの魅力ともいえますもんね。

なりー:なかなかリアルタイムで参加できない分、遅い時間に開催している「もくもく会(※)」に参加したり、受講生のみなさんと積極的にコミュニケーションを取ったりしています。

※Marble生が参加できるコミュニティ

────ご自身に合った学び方をできるのもMarbleの魅力ですね。最後に、限られた時間のなかで学びを得るために、なりーさんが大切にしていることを教えてください。

なりー:待ちの姿勢でいるよりも、「これを知りたいから、この情報を取りに行こう」と自分自身でアンテナを張って、学ぶことです。

「新しいメディアの執筆にチャレンジしたい」「noteをブランディングしたい」という願望もちょっとずつ出てきたので、その目的を果たすために自分なりにアンテナを張って、知識を取りに行きたいと思います。

・・・

「書いた先に何を目指すのか」を明確にするため、『Marble』への入会をきめたなりーさん。ライターとして、そしてママとして、限られた時間の中で学びつづけることは決して簡単ではありません。

受講を経て、なりーさんがこれからどんな道に進んでいくのか今から楽しみです。


〈取材・文=はせがわみき(@hamigaki_write)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉

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