現代の無用者階級を考える
結局、ニートの問題とか考えると、現代社会はかなりのボリュームの無用者階級を抱えているとみてよいのだと思う。
昔は、無用者は戦争に行ったり僧侶になったり飢饉や疫病で死んだりしていたわけだが、現代では昔より戦争をするハードルが上がっており、飢饉や疫病もリアリティが弱い。食品ロスが問題視されるほど過剰生産な社会だし、昨今のコロナ禍も、世界中がわずかなリスクを針小棒大に騒ぎ立ててはじめて現実の問題になったようなところがある。
豊かさや安心、安全が実現され、我々の社会は、良くも悪く