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現代社会論

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社会の出来事について考えたことをまとめました
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記事一覧

医療は過大評価されすぎ?

平野克己さんの『人口革命』という本を読んでいたら、20世紀の人口爆発(15億→80億)は、なん…

遊亀
3週間前
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「働かざるもの食うべからず」を考える

SNSのXでこんなポストがあった。 労働は、今日において最もホットな問題の一つだ。みんな、労…

遊亀
2か月前
27

エッセンシャルワークは本当に「エッセンシャル」か?

という場合によっては不謹慎ともいえる問いを、改めて検討してみる。 昨今、そこかしこで「社…

遊亀
5か月前
19

ブルシットジョブの現象学

たとえば1%にも満たないような、場合によってはどうでもいい無視できるレベルのリスクを、なぜ…

遊亀
8か月前
5

リスク社会と「やってる感」

地元に帰省して近所を散歩していると、パチンコ屋の駐車場入り口に、電光掲示で「車内放置は虐…

遊亀
8か月前
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労働と遊び

今の人がなんだかんだ労働にこだわるのは、 やりがいとか生産的なことをしてる充実感とか色々…

遊亀
9か月前
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現代の無用者階級を考える

結局、ニートの問題とか考えると、現代社会はかなりのボリュームの無用者階級を抱えているとみてよいのだと思う。 昔は、無用者は戦争に行ったり僧侶になったり飢饉や疫病で死んだりしていたわけだが、現代では昔より戦争をするハードルが上がっており、飢饉や疫病もリアリティが弱い。食品ロスが問題視されるほど過剰生産な社会だし、昨今のコロナ禍も、世界中がわずかなリスクを針小棒大に騒ぎ立ててはじめて現実の問題になったようなところがある。 豊かさや安心、安全が実現され、我々の社会は、良くも悪く

西洋の沈没

西洋諸国においてAIに対する規制の力学が強そうなのを見ると、来るべきAI時代において、西洋は…

遊亀
11か月前
8

AIとベーシックインカムについて、覚書

今回は、AIの発展と世の中の行く末について、日頃自分がぼんやり考えていることを少しくまとめ…

遊亀
1年前
6

老いを愉しむ人たち

たとえばドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、人間を「死に向かう存在」として解像化し…

遊亀
1年前
38

陰謀論を取り締まる人たち

ネットニュースを見ていたら、こんな記事が目に飛び込んできた。 先日の和歌山での岸田首相襲…

遊亀
1年前
11

現代の生きづらさについて、覚書

現代は、いのちの価値が爆上がりした時代として表象できる。 生命至上主義、生権力の春である…

遊亀
1年前
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