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この先の日本の世界線

今日は、火曜日ということで、私が従事する“介護業界の話”をしたいと思います。
是非最後までお付き合いください。
※今回の記事はこれまでに比べ、歯に衣着せぬ言い回しとなっていますが、高齢者や認知症高齢者に対して、侮蔑しているわけではございません。ご了承ください。

(文字数:1518文字 所要時間:3分程度)

『2025年問題』をご存知だろうか


今、日本が直面している抗うことのできない問題です。
団塊の世代(約800万)が75歳以上の後期高齢者となり、後期高齢者人口は、なんと2,100万人!!国民の5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎える問題です。

また、この人口動態に合わせて、認知症高齢者の数も700万人と推定されており、後期高齢者の5人に1人、全人口の16人に1人が認知症になると予想されています。

現状の介護・福祉現場を知っている人間からすると、もはや"カオス状態“な訳です。
もはや「外を散歩しているのか、徘徊しているのか」
「犬を散歩しているのか、犬に散歩してもらって連れ帰ってもらっているのか?」
何が何だかわからない世界線に突入します。 ←  これ、本当に。

さらにその後に続く「2040年問題」まで話を進めるともっと酷い。。。

『2040年問題』はさらに世紀末状態

2025年問題の“団塊世代の子ども世代”(団塊Jr.世代)が65歳(前期高齢者)に到達するのである。こうなると、とうとう総人口に占める高齢者(65歳以上)の割合が35%に到達することになります。

ここまで来ると、もはや“カオス状態”を超域した“世紀末状態”。
少子高齢化の問題も相まって、平日の昼間に街中を歩いているのは、
徘徊している完全な認知症高齢者」
散歩をしている“MCI”と言われる軽度認知障害の高齢者」(認知症前段階の方)
「犬と一緒に自宅を出たが、犬の散歩であることを忘れ、街を徘徊する高齢者」
「飼い主と離れ離れになってしまったが自分で自宅に帰れる散歩している犬」

こんな様相を呈してくるのではないでしょうか??

そして、人口は減り続ける中で、高齢者層が超マジョリティーとなる日本。
そんな中で、我々、介護業界で働く我々(30歳台マイノリティー)にどのような未来が待っているのか。

現在の入所施設でも、徘徊する入所者に対して個別対応できる人員はなく、他入居者の部屋にフラッと侵入し、部屋に入ってこられた入居者は怒り、
はたまた、あちこちの居室から転倒防止のために敷かれた床センサーが鳴り響く。
そこは、もはや無法地帯。。。

これが今後、さらに悪化するかもしれないとなると、もう、我々マイノリティーに残された道は、圧倒的マジョリティーの皆様には申し訳ないが、これまでの介護観の逸脱しか残されていないのではないでしょうか。。。

◯通常の鍵で施錠される居室の扉 🔜 指紋認証式のオートロック付き扉
徘徊入居者が、勝手に入って来れなくする。

◯入所者が衣類や生活備品を持参 🔜 入所施設には何も持ってこない超ミニマリストスタイル
徘徊入所者が物を盗ったりしない。そもそも持参しても何を持ってきたかわからない。
衣類関係もアメニティとして、貸し出す。

さらに突き詰めていくと、

◯入居者それぞれのお部屋 🔜 修学旅行さながらの和室×敷き詰められた布団
誰がどの部屋なんてわからなくなる。もうご自由に寝てくださいスタイル。

こんなことまでしなくてはいけない世の中がくるのではないでしょうか?
そんな世界線までもう間も無くのところまで来ていると考えています。

2025年問題・2040年問題、皆さんはどう考えますか?
是非ともコメント欄でご意見いただければ幸いです!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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