クライマッチョ

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クリント・イーストウッド主演。
ロデオのスターだった主人公。
今は怪我と老いのため、牧場を追われそうになっていた。
牧場主からメキシコにいる息子を連れて帰ってくるように依頼され、渋々向かう。
牧場主の別れた妻は派手な生活を送れるほど一財産築いており地元の顔役だった。
しかし、牧場主の息子の姿は何処にもない。
市場にいると言われた主人公は牧場主の息子を探しにいき、発見する。
牧場主の息子は「マッチョ」と名付けた鶏を使って闘鶏で生計を立てていた。
牧場主の息子にとって鶏は家族のようなもので怪我した鶏を治療し、闘鶏に出して連勝させていた。
マッチョと名付けたのも再び立ち上がる闘志を持った鶏だからだ。

牧場主の息子はネグレストと虐待にあっていることがわかり、主人公は彼を連れていくことになる。
しかし、母親の追手が迫っていた……


老人が新しいものや若者と触れ合うことで再生していく物語。
ただ、これをクリント・イーストウッドが演じることで定番とは違ってくる。
マッチョとは、かつての主人公であり、ダーティハリーを演じていた頃のイーストウッド。
また、すべてのマッチョたちに向けられたメッセージなのだ。
若い頃のように輝けなくても、自らの行動で発する光が人を救えることがある。
動くことで新たな出会いも開けることがあると示してくれるのだ。
まだまだ若い人には主人公に感情移入できないかもしれないが、イーストウッドと一緒に歳を刻んできた人たちにはオススメの映画。

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