見出し画像

車椅子一人旅 旅日記(2023.9.30~10.2) ①出発

9月30日(土)
高校時代の同窓会のため地元へ向けて出発しました。
私は難病のため、車椅子を利用しています。
飛行機を乗り継いでの一人旅。
車椅子での一人フライトはドキドキです。
自宅から最寄り空港までは車で5分。
夫に送ってもらい、いざ空港へ。
空港に着き、お土産を買い、受付カウンターへ向かう。
「お手伝いが必要な方」カウンターにて受け付けをしてもらいました。
乗り降りのしやすい前方の席にしていただき、
乗降や乗り継ぎの際の念入りな打ち合わせを丁寧にしていただく。
とても丁寧で行き届いた対応に、安心し、気持ちが段々ほぐれていきました。
空港の車椅子に乗り換えて、自分の車椅子を預け、いざ搭乗口へ。
搭乗口までは夫に車椅子を押してもらい、保安検査場入口からは空港のグランドスタッフさんに押してもらい保安検査へ。
ここで夫とお別れ……「行ってらっしゃい」「行ってきます」と、2泊3日しばしのお別れ。
保安検査を無事通過して搭乗待ち合い室の中へ。
樹脂製の車椅子がありがたい。
以前までは、金属製の車椅子だったのでボディタッチチェックを念入りにしていただいていた。
樹脂製の車椅子は、普通の場合は音も鳴らず、普通に通ることができる。
待ち合い室で搭乗時間まで、本を読んだり、LINEをチェックして過ごす。
地元の友人からのLINEに勇気をもらう。
「もうすぐ会えるね。飛行機での移動大変だと思うけれど、気をつけて帰ってきてね。明日会えるの楽しみにしているよ」
「今日、何時につくのかな?夜、雨が降るみたいだから、降る前に着いたらいいんだけれど」
友人からの温かいメッセージに支えられ、元気をもらって、飛行機に乗る不安が少しづつ和らいであきました。

いざ、搭乗の時、
グランドスタッフさんが、ゆっくりと丁寧に車椅子を押して下さる。
ゲートを通過し、エレベーターを降りる。
今度は地上係員の方が車椅子を押して下さりリフト式の機会で機内入り口まであがる。
本来この飛行機は、タラップの階段をのぼり搭乗するかたちで、車椅子の場合はリフトを準備して下さって車椅子を押して下さっているグランドスタッフさんとともにリフトに乗り飛行機の入り口まで行きました。
機内入口では、客室乗務員さんが優しい笑顔で迎えて下さいました。
車椅子の大車輪をはずしていただき、座席まで案内して頂きました。
座席に着くと、客室乗務員の方が肩を支えてくださり、無事に着席。
各空港、各場所、各部署、各担当の方々が連携をとり対応してくださいました。
離れた空港、離れた部署、多くの方々に連絡が行き届き連携をとってスムーズに対応してくださり、連絡の正確さ丁寧さに圧巻しました。
感動と感謝の気持ちでいっぱいでした。
空港のたくさんの方々にお手伝いしていただき、飛行機に乗ることができました。
他のお客様も搭乗され、飛行機は離陸し、乗り継ぎ先の空港へと向かいました。

私のドキドキフライトはまだはじまったばかり

②乗り継ぎ編   へつづきます



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?