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脈絡なく最近のお悩みを綴っていく思考。



 ずっと自分の内面をアウトプットする時間がなく、一瞬で一年が過ぎ去ってしまった。


 ここ最近はまた書くことに力を入れたいなーと思いつつも、自分のことに留まらず、誰かに依頼された案件であってもなかなか筆(という名の指)が乗らない日がある。


 何事も、ある程度のスキルを身に着けてしまえば「えいやー!」でできてしまうことはままあって、わたしの仕事も然りなのだけれど、根が真面目だからかそういうことが性に合わないようで、「ぐぬぬ…」「むむむ…」とおそらくしかめっ面で画面を凝視しては眼精疲労からの肩こりに悩む今日この頃である。


 筆が乗らない理由は自分でわかっている。それはこの仕事をしているとどうしようもないことであり、寛容にならねばならぬと思うところでもあり、あるいは見て見ぬフリをすべきところでもあって、近頃のわたしは折り合いをつけるのに、少々躊躇しているのである。


 人と長らく付き合っていけば、いろんな一面を知る。それは良い意味でもその逆の意味でもだ。一つの特徴に注目したとき、ポジティブな面もネガティブな面もあるのが人間当たり前で、どちらか一方だけで構成された人間がいるわけじゃない。陽キャ、陰キャなんて言うけれど、一時、いずれか一方の面だけが強く出ることがあっても、主成分が陰陽どちらか100%なわけじゃない。


 書いてしまえば至極当たり前のことというのは世の中に溢れていて、「そうだよね」で流されていくのがオチ。「当たり前じゃん」と思うくせに人は、大事なことをすぐに忘れる。


 陰陽どちらの性質も持っていて然り。


 だから、どちらかだけを出そうとする人…つまりパフォーマンスとして二極ある自分の性質のどちらかだけを見せようとすることに、わたしは「嘘」を感じてしまう。


 対外的、あるいは社会的にはそれは、ある意味セオリーであり大正解なのは百も承知だ。自分の二極を理解した上で対外的にどちらかだけを見せようというのならば折り合いをつけられるのだが、自分は陽であり陰ではない、のように、自分の中にあるどちらか一方の性質を否定していたり、あるいは隠そうとする人の言動や行動が、どうにもわたしには「嘘」に見えてしまうために、クライアントの依頼内容によっては折り合いをつけて書くことが難しいのである。


 この書き方をすると誤解を招きそうだけれど、本人が嘘をついているのではなく、ご自身の中で内省が足りておらず自己矛盾が生じていることに氣がつかずに、結果的にわたしには「嘘」に見えるというだけ。


 これが、読んでくださっている方々にどの程度伝わるのかわからないけれども、わたしとしては最近ことに頭を悩ませている事案なのである。


 前から時々こういうことはあったのだけれど、最近は書けるときと書けないときの落差が激しいというか、わたしの中でも何かが変わったからだろうと思っていて、ふと内省するときがあるのだけれど、書けないものは書けないので、そんなときは他事をしてみたりして、割り切れるまで待っている。


 人って強く掲げていることが、ずっとその人の人生の課題だったりする。経営理念とか、そういった類のもの。理念、という難しいことでなくても、その人がよく言っていることなどもそれに該当することがある。掲げたものや言っていることが大きければ大きいほど、大きな人生のテーマなんだな、と感じることが多々ある。


 だから、試されることもたくさんある。「本当にその夢実現しますか?」「本当にその理念を追い求めますか?」と、いくつになっても試されるし、簡単にクリアさせてはくれない。


 会社員時代。なんていう社訓だったかは忘れたけれど、なんか「人類愛」的なことが掲げられていたはずで。それなのに実際は、足の引っ張り合いなら給湯室から所長室までどこにいても見聞きにしたし、仲の良い先輩とそのことについてよく語り合った。「うちの会社の愛ってなんだよ」って。


 それくらい、追い求めるのが難しいものを掲げるのであるし、仕方ないのかもしれないけれど、自分が掲げたものを達成できると信じる心を持ち合わせつつも、決して「わたしはできている」などと思い上がってはいけないよな、とも思う。


 だからこそ、「〇〇しなければならないんです!」「こんな世界にしたいんです!」と言っている、距離が近い人ほどその言動、表情、行動…すべてにおいて、人間完璧なんてないとわかっていながらも、「この人は、これが課題なんだろうな」と考えてしまう。とても難儀な視点だなあと我ながら思うし、自分で自分に疲れてしまう。


 もちろん、掲げられていることは応援しているし、ステキな人だなあと思うからこそ、ご縁をいただく限りわたしにできることは全力でしていくのだけれど、わたしはわたしで、書いていてとても葛藤があるときがあって、一緒に嘘をついているようで苦しいときがあることに、嘘をつけないのである。


 あ、ちなみに、わたしのクライアントさんの中でこれを読みそうな人の中にはそういった方はいないのでご安心ください。あなたのご依頼は楽しく書かせていただいています。ご心配なく。


 どちらかというと何事も調子に乗らないようにと、すぐに自分を律してしまうわたしは、自分にも他者にも厳しいのがいけないところ。


 こんな感じで最近は、1、2年前に比べて自分自身も変わっているので、お仕事についてもいろいろと見直しが必要かなあと感じている次第です。


 書きたいことが変わってきていたり、やりたいことが変わってきていたりと、変わらないことは何もない世界だけど、変わり過ぎてついていけているのか、ついていけていないのか、自分でもわからない。


 相変わらず周りの方には本当に恵まれていて、それが本当に救いだなと感じています。感謝を忘れず、精進精進。もうこれに尽きる。ついていけているかどうかよりも、感謝。


 そんなこんなで、ジャスミンティーを飲みながらお届けいたしました。皆さんの今日のお供は何ティーかしら?


 大雪の地域が多いみたいですね。皆さんお氣をつけて。


 また氣が向いたら書きます。


 あ、あと、ここ一年全く書けていなかったので忘れられていると思っていましたが、前回の記事を読みに来てくださった皆さん、ありがとうございました。嬉しかった…涙


 ではまた。


 言葉の海 hana




 

 


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