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フリーランスデザイナー1年目のリアル。一年間の売上を公開&やってよかったこと

フリーランスになってもうすぐ一年。今年の売上がほぼまとまったので、今年一年の収入と、やってよかったことを振り返って書いてみようと思います。

私がフリーランスになるにあたって不安だったことはやっぱりお金のことなので、この記事はこれからフリーランスのデザイナーになってみたいなと思っている方に向けて、
「フリー1年目のリアルな収入はこんなもんか〜」
「こうやって収入つくってるのか〜」

と参考にしてもらえればと思います。
(とはいえ私なんかはまだまだなのであくまで参考程度に…)


一年間の売上

早速ですが、今年一年間の収入は約300万円ちょっとでした。
うち100万は会社からのお給料(途中まで会社員だったため)、残りの200万が個人で稼いだ金額になります。
下記はその200万の、月ごとの売上グラフです。

(グラフの色分けについてはあとで書きますね)

波がすごい!!!笑

一番売上げた月は100万超で、仕事がないときはほぼ0円。
毎月安定的に収入を得るのは大変なんだなぁと身に沁みて感じました。そういう意味では、毎月決まった収入が入ってくるサラリーマンのありがたさを実感しました。

ただ、今年はもともと長期の旅行へ出掛けたいとか自主制作をやりたいという気持ちもあったため、まぁこんなもんかなという感じ。
積極的に営業もしておらず、体感としてもそれほど働いていません。

なのでもっと本気で働いたら、一人食べていくくらいの売上はなんとかなるんではと思います…!

ここからは、「フリーランスになってからやってよかったこと」をいくつか書いていこうかなと思います。

失業手当を後ろ倒しにする申請をする

私は失業手当(雇用保険)はもらわず、開業届を出しました。

退職したあと一定期間、失業手当を受給して、そのあと個人事業主として開業される方もいるみたいです。
通常、一度開業してしまうと雇用保険がなくなってしまうので、すぐ開業届を出してしまうのはもったいないらしいのですが(詳しくなくて間違ってたらごめんなさい)、退職直後から仕事が入ってきてしまったこともあり、堂々と仕事するためにさっさと開業届を出してしまいました。

その代わり、「雇用保険受給期間の特例」というのを使って受給期間を後ろ倒しにする申請をしました。

2022年7月1日から、離職後に事業を開始等した方が事業を行っている期間等は、最大3年間受給期間に算入しない特例を新設しました。

厚生労働省HPより

ということなので詳しく知りたい方は厚生労働省のHPを見てみてください。

実際にどうやって申請したかなど詳細は長くなるので省きますが、需要がありそうなら別でnote書こうかな?

知人友人にさらっと告知する

今年は積極的に営業活動はしませんでした。それでも知人経由で多くのご依頼がいただけたというのは、本当にありがたいことです。

知っている人からの紹介だと、コンペや価格競争などにもならず、こちらとしても安心感を持って仕事をすることができます。

私の場合は、以前に働いていた会社からと、その会社の先輩の家族が働く会社、さらに前の会社をすでに退職した人が転職先から声をかけてくれるなど…
仕事になるかわからなくても、さらっとでよいので、「フリーのデザイナーやってるよ〜」と友人や知人に伝えておくのは大事だなと思いました。

自分のホームページをつくる

グラフィックデザイナーだと紙やPDFで見せるポートフォリオは作っていても、個人のホームページも作っていない人もいるかと思うのですが、私はノーコードで簡単にできるSTUDIOを使って作りました。

自分の実績やSNSなどがまとまっている場所として、名刺などに載せるために一応作りましたが、本音はホームページなんか作ってもどうせ誰もこないだろうな〜なんて思っていました。
ですが意外と毎日50くらいはアクセスがあり、ホームページからの問い合わせでお仕事になったこともありました。

クライアントワークと違って、締め切りのない、自分のためのデザインは本当にやる気がでなかったですが…笑
作り始めたら1週間くらいで公開まで持っていくことができます。
フリーランス1年目で時間あるときにホームページは作っておくべき!

Wantedlyに登録する

依頼がなかなか来ない月が続いたときにさすがにヤバいと思い、知人経由以外でどうやって企業とのつながりを作ったらいいのだろう〜と思い、
つい最近登録したのがWantedly。

業務委託でフルリモートのデザイナー求人も結構あり、いいなと思ったものに気軽に応募ができ、面接みたいに気張らずカジュアルにお話しできるのも良いです。

さらにWantedly経由でスカウトもいただき、来年からの定期的な仕事につながりました。

作業時間を記録する

会社員の時はあまり気にしていなかったのですが、フリーになってからシビアに作業時間を記録して仕事をするようにしました。

時間を記録することで「この案件にはこのくらいの時間がかかった」と正確に把握することができ、
「この案件はかなり時間単価が低くなってしまった…次回同じような依頼のときは見積りの交渉余地があるな」とか
「この案件はトータル時間はかかったけど単価は良い!こういう案件を増やした方が効率いいかもしれない」
などと考えられるようになりました。

働く時間に比例しない収入を作る

一番よかったことは間違いなくこれ!

フロー型収入だけでなく、ストック型収入をつくる」というのを、今年はずっと意識していました。
フロー型はサービスを提供してその都度対価をいただくビジネス、ストック型はサブクスや家賃収入など継続的に収益が発生するビジネスです。

デザイナーは基本的にフロー型収入がメインになると思いますが、どうしても波があります。断らなければならないほど依頼が集中してしまう時もあれば、依頼が0の月もありました。クライアントワークは自分でコントロールすることが難しいです。
そのため、収入0にはならないよう、何もない時でも収益が発生するストック収入を作っておこうと思いました。

ストック収入はある程度の収益になるまで時間がかかるので大変ですが、私はクライアントワークがない時期にストック用の制作を黙々とやっていました。
まとまった収入になるまで数ヶ月かかりましたが、ほとんど何もしなくても毎月数万円の収入があるというのは多少の安心感につながりました。

最初にお見せしたこちらの売上グラフ、よく見ると色が分かれていますが、青がクライアントワーク(フロー型収入)、そして紫がストック収入の売上です。今のところ毎月4〜8万円程度。

ドルでの収益もあるので、稼ぐ先を円とドルで分散できているのも、リスク分散として良いかなと思っています。
ストック収入はまだまだ少ないですが、来年はもっと伸ばしていきたいなと思っています…!

ストック収入で具体的にどんなことやってるかは、説明すると長くなるので、興味のある方がいたらコメントください!

これからの展望

来年は新しいお仕事が決まっていて、自分としても挑戦でもあるのでまずはそれを一生懸命やりたいなと思っています。
そして同時に、ストック収入も少しずつ増やしていきたいです!

将来的には、生活費はストック収益でまかない、時間やお金を厭わず、自分が好きな制作事業に全力を注いでいきたいな〜と思っています!

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