こんにちは！妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
そろそろ赤ちゃんが来てくれるといいな…と思ったとき、まずはどうしたらいいんだろう？と思う方も多いのではないでしょうか。
そんなときに始めたいのは基礎体温です。
今回は基礎体温測定の基本的な知識や測り方、メリット・注意したいポイントなどを解説していきたいと思います。

＜このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です＞

妊活の第一歩！基礎体温測定で赤ちゃんを迎える準備を始めよう

妊活とは？赤ちゃんを迎えるための大切な準備

妊活とは、夫婦が赤ちゃんを授かるための積極的な準備活動のことです。基礎体温測定はその中でも重要なステップの一つで、毎日測って正確なデータを収集することで排卵日を特定し、妊娠のチャンスを高めることができます。基礎体温測定の基本とその効果について詳しく見ていきましょう。

基礎体温測定とは？正しい測り方とは？

基礎体温測定とは、毎朝同じ時間に起床してから体温を測ることです。特に、排卵が近づいている時期に体温がわずかに上昇することが知られています。正しい測り方は以下の通りです。

１、毎朝同じ時間に起床する
体温は起床直後に測るのが最も正確です。アラームを設定してでも、時間を一定に保つようにしましょう。

２、起き上がる前に測る
体温は起床後起き上がる前に測ります。寝ころんだまま手が届くところに基礎体温系を置いておきましょう。

３、基礎体温専用体温計かつ同じ体温計を使用する
基礎体温は極微妙な体温の差を測ります。そのため、基礎体温専用の体温計が必要になります。
基礎体温用は36.00と小数点以下2桁まで測ることができます。
また、体温計の種類やブランドが異なると正確な比較が難しくなります。同じ体温計を使用して記録しましょう。

４、口温が一般的
体温計を口に咥え、口内温度を計測することが一般的な検温の仕方です。

基礎体温の変化と排卵日の特定

基礎体温は通常、周期的に変動します。
そして、排卵直前にわずかな上昇が見られることが多いです。これはプロゲステロンというホルモンの影響によるものです。
排卵日は体温が上昇した後に起こることが多いため、体温の変化から排卵日を特定することができます。

基礎体温測定のメリットと注意点

メリットを把握して効果的な妊活を

基礎体温測定のメリットは以下の通りです。

排卵日の特定
正確な基礎体温測定により、排卵日をかなり正確に特定することができるようになります。これにより、性交時期を最適化し妊娠のチャンスを高めることができます。

不妊の原因特定
基礎体温の変化に異常がある場合、排卵障害などの不妊の原因を特定する手がかりになることがあります。基礎体温を測っている場合、婦人科を受診するときには持参するようにしましょう。

生理日の特定
排卵日と同様、生理日もわかるようになります。妊娠を希望していなくても基礎体温を測っている人は多いんですよ。

しかし、基礎体温測定には注意点もあります。

正確な測定が必要
測定時間や方法を一貫して行うことが重要です。飲酒や睡眠不足などが測定結果に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

妊活としては不十分
基礎体温測定は排卵日の予測に役立ちますが、卵子の状態や子宮内膜の厚さなどはわかりません。総合的な妊活を考える際には、医師の指導を受けることが大切です。

基礎体温測定を活用した妊活の始め方

①体温記録をつける
体温計を用意し、毎朝同じ時間に測定して記録をつけましょう。手書き式も販売されていますが、スマートフォンアプリを使用して記録すると便利です。

②変化を観察する
基礎体温の変化を観察し、ガクッと下がって上昇を始める場合、排卵があった、もしくは近い可能性が高いです。性交のタイミングの目安に役立ちます。

③医師の指導を仰ぐ
基礎体温測定を取り入れた妊活を始める際には、婦人科医の指導を受けることをおすすめします。個々の体調や状況に合わせたアドバイスを得ることができます。

夫婦で妊活に関して話し合うきっかけに

妻が基礎体温を測ることに抵抗がある男性も…

基礎体温を測る様子を見て、
「そんなことしなくても自然に妊娠するよ」
「もっと自然に妊娠したいから、測らないでほしい」
「測られるとタイミングを見て催促されているみたいでいや…」
と思う男性もいるようです。

妊娠できる日は一ヶ月の中で数日しかない

実は男女ともに「仲良くしていれば、いつでも妊娠できる」と思っている人は多いのです。特に男性に…。
なので、基礎体温なんて測らなくても妊娠できるのにわざわざなんで基礎体温なんて測るんだろうという疑問が生まれてしまうのです。
妊娠できる、排卵日前後は一ヶ月の中でほんのわずかなタイミングしかないということを知ることは大切ですね。

妊活について夫婦で話し合うきっかけを作る

基礎体温を測ることは妊活の第一歩。この機会に、妊活についてご夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。
妊活をして早めに子どもがほしい、できるだけ自然に任せたい、
もしなかなか妊娠しなかった場合不妊治療も検討する、不妊治療はせず夫婦二人での生活も視野に入れる…
普段なかなか話すことができないという方も多いと思います。
ここで話したことは、決定事項じゃなくていいのです。
お互いが子ども・妊活に対してどのような考えを持っているか、話すことはとても大事なこと。
ぜひ話し合っていただければと思います！

基礎体温をきっかけに妊活について考える

基礎体温測定は、妊活の重要なステップの一つです。
毎日性格に測ることができれば、排卵日を特定し妊娠のチャンスを高めることができるばかりでなく、不妊の原因を特定する手がかりとしても役立ちます。しかし、正確な測定と毎日継続して行う手間があったり、不規則な生活に影響を受けやすくなることもあるため、注意深く取り組むことが重要です。

また、基礎体温測定は一つの手段に過ぎません。
妊活全体を考える際には他の要素も重要です。バランスの取れた食事、適切な運動、ストレスの管理なども赤ちゃんを迎えるためには欠かせません。また、医師の指導を受けながら行動することで、より効果的な妊活が可能となるでしょう。

そして、妊活は夫婦の共同作業。
パートナーとのコミュニケーションを大切にし、共に目標に向かって進んでいくことが大事です。妊活の道は一筋縄ではいかないこともありますが、希望持って二人で取り組むことが大切になります。

まとめ

基礎体温測定は妊活のスタート地点。
毎日欠かさず測ることはとても大変ですし、思うような結果が出ず悲しい気持ちになってしまうこともあります。
困ったときは専門機関に相談するようにしましょう。きっと力になってくれるはずですよ！

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪