見出し画像

整理整頓と仕事のやり方の話

オフィスのデスクとパソコンのデスクトップは、その人(その人の仕事のやり方や頭の中)をあらわすとよく聞く。
会社の人達を見ていると、正直たしかに……と思う。
私はこの2つはキレイに整理整頓されていないと気が済まないタイプだ。

私の仕事量は、周りから見たら信じられないぐらい膨大らしい。そしてこれは私も自覚しているが、とんでもないマルチタスク能力が必要だ。基本的にずっと会社全体を俯瞰して見ている。どこかだけに集中している瞬間はなくて、あらゆる所に目を配っていないと、目を離している間に何かが起こっている確率が高い…。

実は私は誰にも「仕事のやり方」を教わってはいない。大規模に研修をやるような企業でもなかった。
その当時の女上司に言われたのは、「女は27歳まで。それまでは可愛さで仕事をカバーできる。それまでに仕事で一人前の能力を身につけないと苦労する。」ということ。27歳を通過した私は、これは本当だったなと思う。そして、ある程度の年齢になってもなお、可愛さを武器に仕事をしてる人を見ると(もちろんそれを必要とする職種の方以外で)、「あ…そういう仕事しかしてこなかったんだな、仕事の能力を磨いてこなかったんだな、この年齢でそれは痛いってことに気づいてないのかな」と内心思うし、苦手なタイプだし、関係性は深めたくないなと思ってしまう。

私は入社してすぐ、「あ…この企業には指導するシステムは存在しないな」と察知していたので、先輩達の仕事を見て盗み、敬語・メールの書き方・仕事のやり方等のありとあらゆるビジネス本を読んだ。自費でビジネス研修に行って他の会社の人と交流したりもして、凝り固まった考えにならないようにもした。そもそもの業界が偏っているので、その世界だけで許される的な仕事の仕方を身につけたくなかったというのもある。
急に入社3年目で、周り全員年上なのにリーダー的なポジションになった時も(27歳になってなかったので、まだ間に合ってないよと内心思ってたが)、年上部下・年下上司・女性リーダー等のタイトルがつくビジネス本をとにかく読んだ。別の記事で書いたが、男尊女卑な世界に身を置いていたので、それはそれは苦労した。

そんな私は、たまに仕事のやり方なるものを他の人に聞かれることがある。
私は、やり方・考え方の引き出しをたくさん持っていることが強みになるし大切だと思っている。AがダメならB→Cというように、たくさんの引き出しを持って提案できることは武器だし、若い頃は特にトライアンドエラーを繰り返しながら自分のやり方を確立していくのがいいと思う。年齢を重ねれば重ねるほど、エラーができなくなる。先輩のやり方を真似てもそれが自分に合っているとは限らないので、自分のやり方にブラッシュアップしていく必要があると思う。確立した後も、エラーしたものは捨てるのではなく、引き出しとして持っておくといつか役に立つこともあるので大切にしまっておくことにしている。

30代になっても、まだまだ私は成長途中だ。
周りのあらゆることから吸収し続けて、自分のものにしていって、時には反省も失敗もしながら、上に上に上がっていきたいと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?