見出し画像

「青魚が身体に良いとはいうものの、最近魚の脂が鼻についてしまって」
「わかるー!私も!」

親と同じ話で盛り上がってしまうとは……母とは顔も体質もよく似ているので、母の不調はいずれ私にも来るのかもしれないと思って今まで聞いていましたが、タイミングが同じとはどういうことなのでしょう。

そんなわけで、最近は鰯を買ってくると酒・酢・醤油で煮ています。時々梅干しでも煮ます。酸味で脂っぽさを緩和しているのでしょう。

🐟

以前は焼いていました。

魚市場が築地から豊洲へ移っても、まだ近い方です。スーパーでも種類は豊富です。プロ用のスーパーには大型魚もいて、料理人が吟味しているのを見つけると、何を選ぶのかつい目で追ってしまいます。

実家の方はいつも似たような魚しか見かけなかったので、今の方が断然楽しいです。魚売場にも旬がありますから。見知らぬ魚に初挑戦する時も「焼けばなんとかなるだろう」と買ってきて、実際なんとかなっていました。
(帰って調べて、煮魚の方が断然美味しいと分かれば煮ましたけれど)

でも、売場では調理する気満々でも、帰宅すると疲れ切っていたりやる気がスコンとなくなっていたりすることもあります。そんな時は「とりあえず焼いておけ!」が合言葉。

塩焼きしておいた鰯を野菜と一緒にトーストに乗せたら美味しくて、鰯を4~5尾買ってくると半分ぐらいはそれになっていたこともありました。

🐟

これを思い出して、酢を入れて煮た鰯をトーストで挟んでみたのです。
すると、蘇るオランダの思い出……公園の屋台でオーダーしたら、パンに酢漬けのニシンをひょいっと挟んでくれたシンプルなそのサンドイッチの美味しいこと。魚は違うし、酢漬けでもないのですけれどね。

旅日記を見返すと、キューケンホフ公園にチューリップを見に行った時で、民族衣装のおばさまが売っていたとありました。ニシン漁には早かったので諦めていたのに、酢漬けとはいえ食べられるとは思わなかった、とも。そんな事はすっかり忘れて、ニシンサンドしか覚えていないこの能天気さ、万歳。

#魚 #料理 #焼く #煮る #日記 #エッセイ #オランダ #旅

スキ、コメント、シェアも大歓迎! いただいたサポートは、カウンセリングルームを開く際の資金にします!