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【映画】「ローマの休日」のヒントになったかもしれないエリザベス女王の若かりし日々

世界中を駆け巡った訃報。エリザベス女王は、ずっとお元気なイメージでした。007やパディントンとの共演が忘れられません。

思い出したのがこの映画。ちょっと予告編だけでもご覧になって下さいな。

大戦が終わり、勝利を市民と一緒に味わいたいと、国王から外出の許可を得て妹と一緒に城の外へ出るエリザベス王女。はぐれてしまった奔放な妹を探しつつ、パブで流れる国王のスピーチを市民と共に聞き、共に乾杯します。

予告にもある好きなシーンは、妹探しを手伝ってくれた男性が捕らえられそうになった時。
"Let go him!"
"And... who are you?"
"Princess Elizabeth!"
すぐ男性から手を放し、立ち上がって敬礼する兵士たち。

「水戸黄門」「遠山の金さん」「江戸を斬る」のような、お忍びからの身分を明かす場面が大好きだからか、このシーンも好きでした。

国王のスピーチを少し心配しているあたりは、映画『英国王のスピーチ』の続きを観ているようでもありました。饒舌なら良いわけでもありませんから、パブで国民が一言一言を噛みしめるように聴いていたのも印象的でした。

戦争中は従軍されていた王女。それに関連したシーンもあり、毅然として凛々しかったです。

英国家庭に1週間だけホームステイしていた時、やはり何かと王室の話題が家族の間でも、隣近所の立ち話でも出ていましたが、なんといいますか愛ある取り上げ方なのですよね。

ちょうどホストマザーと一緒にロンドン塔でカリナン(世界最大のカットダイア)のついた王笏などを観てきた日も、夕飯の食卓で王室の話題になりましたっけ。

この映画で、王女から女王になるという意識の変化が芽生えます。皆から愛される王室の根っこには、女王のそうした意識があったのかもしれません。
ご冥福をお祈り致します。

🎬

エリザベス王女役のサラ・ガドンも、マーガレット王女役のベル・パウリーもこの映画で好きになり、その後クレジットを見つけてと観たのが『ルイの9番目の人生』と『マイ・プレシャス・リスト』でした。

↑↑ 美しいのでインタビュー付き予告映像
衝撃の結末を忘れ気味ですので、また観たら新鮮な衝撃を受けると思います。

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