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【野草料理】未知の草を食べる

野草料理に出会って半月。
道ばたの草を見る目が
すっかり変わってしまった。

教室で習ったカラスノエンドウは
本当に至る所にあって、
安全に、まとまった量
取れそうな場所を見つけてからは
お台所の主要メンバーになった。

初めてのときは
本当にやわらかい新芽だったのが、
1週間、2週間と経つと
葉の色が濃くなり、
茎にも固さが出てきて
レンゲのような可愛らしい花が
目立つようになってきた。

これが旬ってことなのか。

八百屋さんで
季節のものしか手に入らない時代なら
野菜でも、
こういう変化が感じられたのかな
なんて思ったりする。


久々に通る道を歩いていた時。
「あ、ここにもたくさんある」
カラスノエンドウが
生い茂っている場所を見つけた。
ナイロン袋を片手に摘み始めて
絡みついている別の草に氣がついた。

「これ、絶対食べられるはず!」


茎は角張っていて
いわゆる「ひっつき虫」といった感じで
周りのものにくっつきながら群生している。
同じ高さに8枚の細長い葉がついている。

こういう時スマホは便利。
すぐ調べられる。


シラホシムグラ。
元々日本にあるヤエムグラに似た
帰化植物。
西洋ではクリーバーズと呼んで
ハーブとして用いられているそう。


持ち帰ってさっそく料理。

下ゆでして味見すると…
んー、苦い。
茎の毛が唇や舌に引っ付いてくるし
柔らかいところを選んだつもりだけど
筋っぽさが若干氣になる。
カラスノエンドウと
サラダにしようと思ったけれど
料理のしかたを変えた方が良さそう。


苦味が氣になる食材は
炒めたり、揚げたりして
油の被膜をまとわせ、
はっきりパンチの効いた味付けにすると
食べやすくなる。
ゴーヤみたいなイメージ。
筋っぽさは、短めに刻んだら
氣にならなくなるはず。

1cm弱ぐらいに刻んで
中華鍋でから煎り。
その後油と唐辛子、
水で溶いた味噌を加える。

ごはんを炊き忘れていたので
パスタに絡めてみる。
パスタのゆで汁と
水溶き葛粉でとろみをつける。


できあがり。
パスタと言うよりは
鍋焼きうどん的な感じもしますが(笑)
まずまずのお味でした。

カラスノエンドウは
千切りにした大根とサラダに。
花冠みたいな盛り付けが
氣に入ってます。

ドレッシングは
蒸してマッシュした人参に
新玉ねぎ、ニンニクのみじん切り
梅酢と油を加えたもの。
人参の甘味とニンニクの香ばしさ、
梅酢の酸味がマッチ。


素朴な野草料理というよりは
普段の料理に近い
無国籍な感じに
アレンジできるようになってきた。
「これ、食べられそう!」
の勘が働くのは
薬草に親しんでいた
前世のおかげなのかなぁ。

今まで氣にも留めなかったものに
意識を向けるだけで
世界はどんどん広がっていく。

さて、次はどんな野草に
出会えるでしょうか。



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