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どんなお客様が自社のターゲットなのか?ペルソナという専門用語以前の、目の前のたった一人について

ここ数年、様々な企業のマーケティング支援で各所チームのスタッフと一緒に「あれはどうかな、じゃあこっちは?」と頭をくるくるさせています。

多様な業界のサービスに関わらせていただけることは、デザイナーにとってはとてもありがたいことです。

その世界を知り、まず理解から努めて、顧客を思い描く。

そういった先にアウトプットのための制作があるのですが、これが、色んな業界を見ることで人間を深く知る、というか相互作用になって各クライアントへの良い効果があります。

よくお客様や委託先の上司に、「どうか我々の内部にどっぷり入り切らないでください」とか、「アサクラさんの目線でこれ、どう思いますか?」と言っていただきます。

この言葉は、特に専門的業種のクライアントだと、どっぷりの会社の中にいることで他者目線を持つことが難しくなるということを意味しています。

企業が業務委託でデザイナーと契約する時、求められる一番はそこになります。

外部のデザイナーであるわたしには、圧倒的顧客目線で会社案内のパンフレットや製品のリリースがどのように見えるかを考えて欲しい、ということ。

こんなふうに企業内部へ外からの目線で入って、デザインに落とし込む作業をする時、他業種、他業界との関わり合いが相互に良いアイデアをもたらします。

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わたしは本業はデザイナーなので、バナーや紙もの、時に動画など、発信コンテンツを制作することはもちろんなのですが、そういった中で、日々、「これは誰が見るのか?誰に届けたくて一番来て欲しい人は誰か?」という目線はかかせません。

現在も、ある企業のマーケティングチーム支援に携わらせていただいていますが、この時も、まず基本のペルソナの考え方にたちかえります。

どんな企業でもそうなのですが、毎日日常的にルーティン業務をこなしていると、どうしても内部事情や発信側の都合に合わせて考えてしまいがちです。

でも、そうすると「顧客にとっての利得は何か?」を置いていきがちになってしまう。

そこでまず理想の顧客像を思い描き、その方にとって一番良い形になるのはどういう部分なのかを徹底的に考えます。

わたしは、ここで試されるのは結局のところ人間力ではないかと思っています。

土台に相手を思い敬う気持ちがあるかどうか。

その方(顧客)にとって一番よいサービスを届けようと思うベースのマインド。

それを育むことがマーケティングの基本なのではないかということです。

テクニックはたくさんありますしそれも大事。

でもテクニックだけに偏ると、サービス価値提供という本質の部分を見失ってしまいます。

マーケティングノウハウやテクニックを使いこなすには、まず先にベースであるマインドを整えて養っていくことだと思うのです。

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ところで、みなさんのサービスの一番の顧客像はどんな方でしょうか?

BtoCならどんな人に一番来てほしくて、その方にサービスを提供した先にどんなふうになってもらいたいでしょうか?

BtoB企業なら、どんな理念を掲げて目指す方向をもっている企業と関わり合いたいでしょうか?

迷った時、立ち返る企業理念やたった一人の顧客。

その方の顔をまず、思い浮かべることがスタートだと思います。

そしてその方にとって一番良いサービスを提供し、満たし、幸せな気持ちになっていただく。

SNSで発信する先にある顔の見えない広い大衆の以前に、自分の目の前のたった一人。

顧客心理を思い描く時、街のカフェに座って、道ゆく人を眺めてみるのもとても良いです。

目の前の一人は何を考えてどんなふうになりたいと思っているか?

マーケティングって徹底的に相手を思いやる心。

貴社のサービスを受けたい、あなたと関わりたいと思うのは、機械ではなく人間だから。

わたしはそう思うし、そういうサービスを受けたい。


今日は企業研修の資料づくりを頑張ります!

みなさんもステキな1日を^^





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