Diary 2023/10/20 それは私の作品の盗作ですと言い張る人々

この記事を読んで、いやはや。。。となりました。
いやもう、これからはこういう人たちと法的にガチで戦っていかないと、創作者は自身の作品を守れない時代に突入しちゃったんですね。
放置しておけば、京アニ事件のような事が起こる。
可能性がある、とかいうレベルの話じゃありません。
この界隈の人たち、大量殺人も平気で起こすって事が証明されてるわけですから。
しかもこのセーラームーン関係に関しては、関連各社にも凸ってます。
迷惑行為をはるかにこえて、犯罪行為に至ってる。
明確に利害が生じています。よって企業は当然戦うでしょうな。

そういう人はこれまでもいました。
同人界隈は本当によく聞く話だったし、ハンドメイド関係でもよく耳にしました。プロの作品に対しても、まぁそういう事言う人はいたよね、わりと。
ただ幸いな事に、これまではそこらでそういう事言ってるだけしかできなかったし、それで終わっていた。
それ以上の事をやる人、やろうとする人はそうは多くなかったと思います。

私の知り合いの外国人で、プロの作家活動をしている人がいます。
普通にアマゾンで買えるし、アメリカの書店でサイン会もやったりしていました。
その人がある時、自分の作品の映画化の話が潰された、ディズニーに盗作された!戦いたいから協力してほしい!と友人知人に言い触れ回りだしました。
たまたまみんなで食事をした時、その話が出まして。
盗作したのは「スターウォーズ」だという話で、聞いていた私、なんかいきなりでかい話できたな、と思いました。
その人いはく、映画を家族で見に行ったら、完全に自分の小説が盗作されていた。自分もショックを受けて固まっていたが、家族も衝撃を受けて激怒しているとのこと。
んで、その肝心の盗作部分ですが
・特別な力を持つ一族の末裔なる生き残りの少女が主人公
・地が割れる超能力バトル
・相手の精神をのっとりコントロールできる能力で、拘束されていた所から脱出
だそうで>他にもいろいろあったけど忘れた
そこにいた人々(全員女性)、「まぁ、なんてひどいの」「ディズニーがそんな事するなんて」「訴訟を起こすのなら協力する」とか言い出しました。
おいおい、待てよ。
そんな設定やエピソードは、太古の昔からごまんとあるぞ。
私なんてその部分、「スターウォーズともあろうものが、こんな使い古されたネタでよくやったな」と思ったくらい。
我々オタク界隈では、鼻くそ飛ぶレベルです。
まぁ、そこにいらした女性陣、オタクやらSFやらなんてこれっぽっちも関わらないタイプだったし、恐らくスターウォーズ関係1作も見ていないと思います。
とはいっても君ら、本読んでないのか? アニメや他の映画も全然知らないっていうのか? 少なくとも子供時代、そういうものに触れてはいないのか? と壮大なスケールで疑問。
あとで別の友達にその話したら、「そもそもそれ、スーパーマンが初期の時点でやってたよ」と呆れておりました。

その方、実際ディズニーを訴えようとしていました。あと、人員集めてスターウォーズの評価にそういうのを書かせてたらしいです。
んで、その話をハリウッドで映画の仕事している人に話してみたところ、鼻くそ飛ばされましたが、「訴訟おこすならディズニーじゃなくて、別の会社じゃね?」「脚本は数年前にあがっていて、きちんと登録されているから、出版年からすると、盗作はむしろそっちって話になる」と言われました。
そして、「アメリカの映画やドラマの世界では、そういう事言ってくる人がごまんとおるので、みんな慣れてる。きちんと対策もされている」とのこと。
そうか~、そりゃあハリウッド、それは俺の作品の盗作だって言ってくる人、いるよね~。たぶん数的には日本より多いだろうなぁ~、となりました。
ちなみに映像化の話が潰れたなんてのは、世の中ごまんとあるので珍しい話でもなんでもありませんです。

人間が考える事なんて、そもそもたいして変わりはないように思います。
そこから物語を作る、ひとつの作品を仕上げるのはとてつもなく大変な事ですし、同じテーマでも人によって全然違うものが出来上がる。
例えば、戦う女の子を主人公にするって設定だって、セーラームーンからプリキュア、レイアースとか、これまでいろんな作品がありました。これからもたくさん出てくるでしょう。
なんかどっかで見たことある・・・・・・みたいなのも、世の中たくさんあります。
実際、盗作というのはあります。
私がリアルで見たのは、台詞からコマわり、構図まできれいさっぱり同じものを自分の絵にすげかえて同人誌出したって人のもの。
あと、以前私自身が運営していたサイトに書いていたものをまるごとコピペして、ちょっぴりだけ自分の言い回しにかえて、自身のサイトに掲載している人がいました。
私のサイトを読んでいてくださった方からの連絡で知ったんですが、その盗作の相手、私、リアルで会った事ある人だったんですよね。
日々こちらのサイトのチェックして、そのままコピっていたので、「リアルで会った事がある人が盗作している事がわかりました。所詮は盗人で、自分では何も生み出す事は出来ない人だと思うし、こちらもそのサイト、確認しているので何かあったら訴訟起こします」と書いたら、数か月後に「作家になるための執筆活動にはいりるので閉鎖します」となりました。
その人が作家になったかどうかはまったく存じませんです。

ディズニーを訴えると言っていた人は、もちろん訴えるまでには至らず。
でもその人の中では、ディズニーという巨悪相手に個人が戦うのは無理だった、という美しい勇敢な話としてまとまっているようです。
ディズニーともなれば、そういうわけわからんちんな輩のおかしな攻撃に対抗すべく、超精鋭の弁護士やらなにやらがそろったアベンジャーズみたいな部署があると思いますが、普通は自分で対抗しなければならず。
金も時間も手間もかかるし、でも放置しておけば何をしでかすかわからない人たちが相手。
おのれの正義と真実を信じて疑わない人たちなので、法律やら常識やらは通じません。
冒頭の監督の件、こういうことは犯罪なんだよという実証と前例を作る機会でもあるし、明確に”犯罪行為”として認知されるためにも、良い結果になることを願っています。



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