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この町クリスマスマーケット。 市庁舎前から旧市街1

一気に気温も下がり、先日のカーニバル開始から数日後、他の町より少しフライングして早めに始まるこの町のクリスマスマーケット。
今年は何の制限もなく、誰でも何人でもエリア内に入れることに。ちなみにこの町のクリスマスマーケットは6ヶ所。それぞれにテーマがある。加えて、観覧車やら屋外アイススケートやら。全て近くにあるので、頑張れば歩いて1日で全て回ることができ…るけどあまりオススメはしない。笑

ここは旧市街の市庁舎エリア。先日カーニバルのメイン会場だった場所。

ここでの食べ物・飲み物はオーソドックスなものが多く、
クリスマスグッズやいろいろな手作り製品も売られている。

どの町のクリスマスマーケットでも、町に1つは必ずあるのがこの「クリッペ」と呼ばれる、イエス生誕を表現した小屋のディオラマ。教会の中に飾られていることも。

大きさもそれぞれ。家庭の飾り用に小さな模型が売られていたり。


ドイツの冬といえば早い夜、長い夜、真っ暗な夜。灯りは赤くて暗め。これから電気代が約2倍に跳ね上がるという残念な事実はさておき、そもそもろうそく文化、加えて瞳の色も薄い民族ということもあり、暗めの照明が多いためかいろいろな電球を灯します。

最近はろうそくではなくLED電球をこの中に灯すお家も多いけれど、
今年来年は再びろうそくに戻っているご家庭も多いのでは…。


冬、クリスマス、木の製品と言えばなんといってもくるみ割り人形。実際にこれでくるみを割ることはできないけれど、口はパカパカ開くものがほとんど。そしてこれを見ると、チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の舞台や音楽を思い出す。

愛らしいよねぇ…こんな「イーッ」とした口なのに(笑)

ちなみに、おそらくツリーに飾る用のストラップが付いた人形を持っている。こんな小っちゃいのでも口はちゃんと開くのだw

これ、全長7cmしかない(!)


さて、このエリアで有名なもののひとつ。ここの屋台の白ワインを使ったグリューワイン。
グリューワインといえば赤ワインのものが多いけれど、このお店のはいっとう美味しいのです♪ 

夜はここ、身動き取れないぐらい人が多くなるので、空いている時間帯に来て正解。
フラムクーヘンと一緒に。これはベーシック形で、サワークリームを敷いた薄いパン生地の上に、チーズ、玉ねぎ、ベーコン乗せ。

フラムクーヘンとは、フランスのアルザス地方で生まれた料理で、Flamm(炎)+Kuchen(ケーキ)という意味。窯焼きなのでそう呼ばれるのかな?
歴史好きな方は覚えているかもしれない、アルザス・ロレーヌ地方はその昔「エルザス・ロードリンゲン地方」とドイツ語で呼ばれていたこともあるように、領土の取り合いが起こっていたドイツとフランスの境界地(そんで現在はフランス)。
フランス語ではタルト・フランベ(Tarte flambée)と呼ばれるこの料理。意味は同じ。

ちなみにこの基本形のみならず、サーモンやルッコラ、じゃがいも、などなどいろいろトッピングの種類を楽しめる屋台もある。お値段張るがそれらも美味♪

グリューワインのサーバー。まるでビールのようにじゃんじゃん注がれる…


好きなお店のひとつ。ガラス細工の屋台。大きなものから小さなものまで。そして実演しているので、思わず見惚れてしまう。毎年同じおじさん(この方)がやってますw

見てしまうよねぇ…

動画を少し。

決めているわけではないけど、クリスマスっぽいモチーフのものを何故か毎年1つ買ってしまう。
まぁこれだけガン見してるのだから、よいでしょうw

いいんだ、集めても。小さいから。

焼き栗スタンドも必ずそこここにある。美味しいのです。網の袋にわんさと入っている栗は、ダンディーおじさまの横にある鉄窯の中でぐーるぐーる回されることになる。その香ばしい匂いだけで買ってしまう。まるでそれを見越したかのように、マーケットの入口出口付近にあったり、通りの脇にあったりする、にっくきスタンド。ほかの食べ物と違って、そもそも持ち帰れるようにもなっていて紙に包まれている。

やっぱり買うんかい!

(続く)


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