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【育児】熱性けいれんの話

こんばんは。鼻の穴さんかくです。
昨年を振り返ると、私の中で一番忘れられない出来事があったのでnoteに書いていこうと思います。長いですが、最後までご覧ください。

【熱性けいれんのきっかけ】
1歳3ヵ月頃。
はじまりは鼻水と微熱からでした。

年中鼻水が出ている娘ですが、ひどくなる前にと、かかりつけ医ではなく、その日開いていた小児科に行きお薬をいただきました。

薬剤師の説明は、娘が暴れている中だったので適当に聞いて帰宅しました。

次の日は実家に預け、仕事をしていたところ
職場に父から連絡がありました。
「熱性けいれんで今救急外来にいる」
それを聞いて慌てて早退し、病院へ向かいました。

ちょうど診察で呼ばれているところだったので同席。
問診で聞かれたことを書いておきます。

・娘の両親は過去に熱性けいれんになったことがあるか
・娘はてんかんと言われたことがあるか
・左右対称の痙攣だったか
・長さはどのくらいか
・はじめての痙攣かどうか
・座薬や熱さましを最後にあげたのはいつか
・現在服用中の薬の種類

覚えているのがこのような質問でした。

私も夫も子どもの頃に熱性けいれんになったことがあるため、娘もなりやすいとのことでした。いつ頃なったのか聞かれるので、夫婦で話し合っていた方がいいと思います。

引っかかったのが、「なぜ薬を服用しているのか?」と聞かれた薬がありました。よく分からないが、鼻水のためにと伝えると腑に落ちない雰囲気でしたが、座薬を追加して診察を終えました。

少し元気そうに見えた娘に、また鼻水の薬を飲ませて寝かせました。
夫が娘と一緒に寝ていて、私は家事をしていました。

その時「キャー!」みたいな叫び声が聞こえて慌てて寝室に行くと
娘が2回目の痙攣をしていました。

SNS等で「やるべきこと」として動画を撮った方がいいと聞いていたので咄嗟にスマホで撮影しましたが、パニックで数秒しか撮れませんでした。
必死に声をかけながら、病院への準備と「#8000」に電話をしながら指示を聞き、急いで病院へと駆け込みました。

夫が抱っこしていましたが、「意識がない!」と言いながら娘の名前を呼ぶ声を聞きながら運転していて、本当に心配でした。

病院で見た娘の顔は真っ青で、呼びかけにも反応してくれなくて、とても恐くて泣きました。

すぐにベッドに寝かされた娘は驚いて泣いていましたが、そこで3回目の痙攣。医師もそれを見ていて、あと1回痙攣したら入院し、痙攣止めの薬を入れましょうとのことでした。

様子を見るために一晩中病院で待機となりました。
幸いにも痙攣はなく朝を迎え、小児科医の診察をしていただきました。

そこではじめて、「この薬は痙攣を引き起こす作用があります」ということを聞きました。他にも、「動悸や震えを起こす作用」がある薬など、以前処方してもらったお薬の使用中止することになりました。

5日以上熱が下がらない場合は再度診察に来るようにと言われ、座薬を追加してもらいました。

新生児から通っている薬局へ行き、座薬をもらうと「前も来ていましたよね?まだ下がらないですか」と声をかけていただきました。

一連の流れの話をすると、
「お薬手帳に必ず記入してください」と言われました。
お薬手帳はアプリで持っていたのですが、子どもが小さいうちは手帳タイプが良いとすぐ発行していただきました。

丁寧に薬の説明を受けて、親切な対応に感動して泣きそうでした。

不安でいっぱいの熱性けいれん。
5日後に発疹ができたので再度診察へ行くと、「突発性発疹」と診断されました。高熱が続いた後、発疹がでることが特徴のようです。

診断名がついた安心と、その後熱も下がり、発疹も治まったことで娘も元気になりました。

【今回のことでの反省】
・薬の説明をよく聞いて、副作用があればすぐに中止し相談する
・お薬手帳をしっかり管理する
・かかりつけ医、かかりつけ薬剤師を決める
・情報をしっかり把握する(熱性けいれん歴や副作用の情報など)

ちなみに、慌てて病院に行った時に「準備しておけばよかった」というものがあります。

①飲み物、少しの食べ物
②上着や着替え、タオルなど
③オムツ

①飲み物や食べ物は子どもの分として、必要と感じました。たくさん泣いて熱と闘って喉が渇いたのかアピールする場面がありました。たまたま1つ入っていたのですが、すぐ飲み干してしまったのでもっと持っておけばよかったです。

②一晩中病院で待機の場合、病室がとても寒く感じて、夫婦で寒さで震えていました。病室を抜けて上着を取りに帰りました。

③尿検査をする予定が何度も失敗してしまい、オムツが必要でした。持っていた分で足りましたが、内心ヒヤヒヤでした。

今回の出来事は、初めてのことばかりで本当に怖かったです。
恐怖と同時に、たくさんの人への感謝でいっぱいです。
かかりつけ薬剤師さんは後日連絡をくれたり、#8000からも「その後どうでしたか」と心配の連絡をいただけました。

知識では知っていて、覚悟もしていたけど
実際目の前で起こると何もできないなと思いました。

1回目が父と母の前で、早期に判断していただいたのが良かったし
2回目を夫婦2人揃って対応できたことで、支え合えました。
3回目はたくさんの医療スタッフの前だったので万全な状態でした。

関わっていただいたみなさんに感謝です。

娘は今日も元気いっぱいです。
こんな日々をありがとうございます。

最後までご覧いただいてありがとうございます。
こんな一例もあるんだな、と頭の片隅に置いていていただければ何かの時に参考になるかもしれません。

私もたくさんの方の投稿や記事を見て、少しでも動くことができました。
ありがとうございました。

皆さん、明日も健やかにお過ごしください。



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