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赤い蠟燭と人魚

赤い蠟燭ろうそくと人魚 1921(大正10)
小川未明おがわみめい 1882〜1961

新選名著復刻全集 近代文学館

小川未明 39歳。
童話作家、ネオ・ロマンティシズム(新ロマン主義)。

故郷、上越地方の人魚伝説の影響を受けているといわれている短編。
未明らしい北国の幻想的なストーリー。

想像力豊かになりそうなとても素敵な本。
これが101年前に出版されたなんて信じられません….

本体はピンクとゴールド、カバーは赤、白、紺、黒。

本の上部には天金加工で高級な仕上げになっています。

幻想的なイラスト🐇

口絵、挿絵はロシアのビリビンによる怪奇画。(カバーのみ作者不明)

・・・

全て、藝術げいじゅつは愛から出發しゅっぱつするが殊にことに
童話は、子供を愛さなくては書けない。・・・

赤い蠟燭と人魚 序

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著 者 小川未明
発行所 天佑社

子どもの頃にこのような本をもらうと一生忘れられない思い出になるはず。小さい頃の「感動」ってずっとずっと覚えているものです。あと、人に優しくしてもらったことも。

小川未明文学館(新潟県上越市)


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