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香福寺 清水谷勇哲さん

ハナウタカジツってこんな人
「片山さんは外向きに動いている人」
農業やっている方って職人気質で、内向きな方が多い印象ですが、片山さんは違うんですよね(笑)届ける部分までコンテンツ化して頑張ってますよね。初対面の時にはあまり喋らないけど、経営のこととか話しだすと、「自分はこういう思いでやってる」とか一生懸命で本当に熱い!とにかく熱くて!熱いだけでなくてイベントがあるごとにハナウタさんの果物を写真に写したり、instaでタグ付けしてもらったり戦略や新しいことも考えている。社会的マイノリティの居場所づくりをサポートしている「逢桜の里」とも連携したり、視野を広げて社会的にも貢献しようとされてるんですよね。

以前は貿易会社を友人たちと起業
清水谷さんは実は会社を作っていたビジネスマンでした。住職さんがビジネスマン・・・?イメージとかけ離れているので、深堀りしてみたところ「貿易業とかやってたんですよ。会社作る前は商社にいて。あ、そういえば最近は遭遇しないけど、五反田のWeeklyマンションに2週間いたときは、心霊現象とかありましたね(笑) 」との怖い話まで。清水谷さんは住職としての広い心だけでなく、ビジネスセンスやユーモアもお持ちのかたなんです。

現代のお寺でありながら原点を大切にしている
「寺活」という言葉をご存知でしょうか。お寺で(写経や瞑想だけでなく)、ヨガやアロマなど幅広い活動をするという意味で、今は日本全国で行われてます。実は最初に「寺活」という言葉を作り、活動を始めたのは清水谷さんなんです!毎週日曜の朝6:30から法話×ヨガを行ったり(現在は休止)、マイ箸・茶碗で火起こしからかまどでご飯を作るところまで、全員で一緒に作って一緒に食べる、おたがいさま食堂を開催したり。「寺活って言ったけど、寺はもともと開けた場所。新しいとは言っても昔はずっとやっていたことなんです。」現在お寺といえば「お墓参り」「観光スポット」など馴染みのない場所になっていますが、昔はほとんどの僧侶が、人々の人生に寄り添い、看取り、心と魂のケアをしていました。医療現場ではグリーフケアの重要性を言われていますが、まだまだ現場では足りていないのが現状のため、元緩和ケア看護師さんと共にでグリーフケアの事業も始めたそうです。

アナログ×デジタル×寺を進めていきたい
清水谷さんは四年前に立ち上げた「お寺de落語」の立ち上げメンバーで、今では東京でプロの落語家として修行中の桂竹もんさんの落語を、生で初めて観て意気投合。「ぜひ一緒にやりましょう」と1か月後には活動を開始しました。いざ自分で一席始めると、着物と扇子・手拭いのみ、一人で何役もこなしつつ、物語を魅力的に演じていく落語は、現代のデジタルなコミュニケーションと違い、たまにセリフが飛んでしまったり、面白さが「伝わるように伝える」ことが難しかったり、物語の登場人物の飾らない自由な生き方の面白さや楽しさなど、とても人間味に溢れた世界を感じたそうです。また演者だけでなく、お客さんも想像力を働かせないと物語が伝わりません。デジタルなコミュニケーションが主流の現代では、聴く力・語る力の不足が問題とされています。「アナログな落語で、会話の楽しさを感じてほしい」と最後に清水谷さんからお話を頂きました。「夜ごはんの時間、お父さんが『ちょいと一席聞いてくれる?』の一言で始まる会話など、家族のコミュニケーションがもっと楽しくできたらいいですよね。たまに言葉に詰まったりするからこそ、人間の面白さはそこにあると思うんですよね。AIには難しい人間の味を出せるのが落語かなと思っています。」

清水谷さんってどんな人
3つの笑顔が生まれるお寺を目指している、香福寺の副住職
・来た時よりもほっとした笑顔
・特別な体験から生まれるわくわくした笑顔
・様々な想いが集まることで人生の良い化学反応が起きて繋がる笑顔

今回、お話を伺ったのは 香福寺 清水谷勇哲さん
香福寺 〒860-0821 熊本県 熊本市中央区本山4-1-50
お寺de落語

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